焼き鳥『とり庄』    
Year-End party

2010年 12月10日 焼き鳥『とり庄』(秋葉原)
つくばエクスプレスが出来て、再開発が進んで、めちゃくちゃ綺麗になったアキバ。
ぼくは前のほうが好きやったなぁ。こういうどこの駅に降りたんかわからんような、無個性で無機質になるんは好かん。

ぼくらが目指す
焼き鳥『とり庄』は、家電量販店のビルの谷間に、ひっそり残る昔ながらのお店や。昭和の香りがしまくりです。誰かんちに上がったような、こういう店のほうが落ち着きます。

周りと、目指すお店の雰囲気にめちゃギャップがあるんで、写真を撮っていってみよ。

JR『秋葉原』駅の電気街口を出る。
右手にガンダムカフェがあり、正面にでかいビルのクロスフィールドがある。そっちのほうへ歩いていく。

街路樹のイルミネーションが綺麗や。お洒落な雰囲気や。こんなところに、あんな昭和的な店があるんやろか?と一瞬疑う。

ビルの谷間の路地を1本入る。

ぱっと目の前に、赤提灯が飛び込んでくる。でも素通りしてしまいそうな佇まい。小さい、小さい、店構えや。
入り口は小さくて、入りづらい。
多分、
一見さんでは入られへんやろなぁ。

引き戸を開けると、すぐ左手に焼き場があり、一生懸命焼いてはるご主人と目が合う。

「こんばんは。予約している木藤です」

2階を案内された。2人以上は、二階に通される。
いっぺん、1人で1階のカウンターに座ってみたい。
2階への階段は狭い。
靴は脱いで、階段の端っこに並べていく。

いつも真っ黒に日焼けしているお姉ちゃんがいる。波乗りが趣味なんやろう、とぱっと見て感じる。

着席して、まずはビール。
突き出しは2皿出てくる。これだけで十分な量やし、美味しい。
満足度の高い2皿や。

今日は5人、あとで1人来て、6人になる。よく食べてよく呑むメンバーやから、
10本コースを2人前注文した。
それから、煮込みとチャーシュー盛りとセロリのサラダ。

どれも焼き加減が絶妙で、1本1本気が配られている。それと、やっぱり
備長炭で焼くとぜんぜん違う。

ねぎ間も、つくねも、皮も、軟骨もどれも美味しい。ぼくは、特にここのレバーが好きや。ほっこり、ふっくら、ふくよかな味がして、ふわっとした食感が気持ちを優しくしてくれる。

そして、漬け込まれたタレの味が絶品。主張せずに、焼き鳥の味を引き立ててくれる。まさしく他に代えがたいタレや。
(解珍のタレか?!)
一人1本づつ頼んだほうが良かったかなぁ。
ぱくっと行かんかい、ぱくっと。
禿げのおっさん2人が、なんか言ってる。

めちゃええペースで、ついでくれる。ロックでがんがんいった。まだまだ絶好調。黒霧島を2本空けた。

閉店は早い。22:30にお会計。
呑み足りない。やばい勢いがついてる。
2軒目に行きたい。

閉店が早くて、金曜日で、このメンバー。

危険や。
わかってる。

そもそも、金曜日に設定した時点で「やばい」とわかってた。またやっちゃうかもしれない。でもたまには、そういうときがあっていい、と思ってる。それがあかんねん、それが。
はい、有楽町で2軒目。オリオンビールを頼んだ。さくっと1杯目を飲み干した。2杯目を頼んだ。ここから記憶がない。

そもそも、この写真は・・・、ぼくが撮ってるな。
この下2枚ともぼくが撮ってる。なぜ空のグラスを撮ってるんやろか?

さすが和合さん。ぜんぜん酔ってへん。いや、目が座り気味や。ぼくだけがベロンベロンなのは、ずるい。
何をしゃべったのか、呂律はまわってなかったやろう。覚えてない。

いつお開きなったんやろう?ちゃんとお金を払ったのか、どうやってタクシーに乗ったのか。ぜんぜん記憶がない。
驚きは、この写真!

カメラを手すりに置いてタイマーで撮ってるで!なんで、こんな写真を撮ろうと思ったん?まったく記憶にない。

運ちゃんから「お客さん、なんちゃらかんちゃらですよ」と言われて起きた。多分「もうすぐですよ」というようなことを言われたと思うが、「ここです」と言って降りた。お金を払うとき、1万円札を出したつもりが「これ、1,000円です」と注意された。

降りたのは、石川台の手前やった。歩いた。めちゃくちゃ寒かった。「なんで、こんな手前で降ろしやがってん」と運ちゃんを恨んだ。途中でおえおえと吐いた。このあとまた記憶が全くない。

気がついたのは翌朝。久しぶりにやっちゃいました。