書初め会    
Festival,Stage,Event

2012年 1月8日 書初め会(高尾山 春泉寺)
『書初め会』に出演しました。

高尾山の麓にあるお寺、春泉寺の本堂を借り切って開催され、主催者の友人・知人らがあわせて100名ぐらいいらっしゃいます。
書初めのほかに、お餅搗き・鏡開き・座禅も行われ、今年一年の幕開けとしてこんなにいいイベントはありません。
ザ・日本のお正月です!
まずはご本尊さまにご挨拶。住所、氏名を名乗り、今日演舞させていただく旨を心のなかで唱えました。

今日はリキヤのデビューです。

リキヤはこの書初め会の主催者の一人で、ここに獅子舞を呼びたくて、そして自分もそこで演舞してみたくて、ぼくらの門を叩いてきました。
ぼくらも今年一発目の演舞が、お寺の本堂でできるなんて、めっちゃ楽しみにしてきました。
お餅搗きをやってみたかった〜。
が、ぼくらは時間切れ。獅子の準備にはいりました。でも、しっかり搗き立てのお餅はいただきました!

やっぱり搗き立ては美味しい〜!
鏡開きに振る舞い酒!
このあとに、ぼくらの出番です。
おそらく獅子舞を見るのは初めての人が多いのではないでしょうか。

生ですよ!
これが本物の獅子舞ですよ!

巷のショッピングセンターなどに現れる商売ベースの舞でなく、寿ぎの舞いです。
荒々しい舞いは強さの表れで、悪霊を追い払い四方を清め、雌雄の営みによって新しい生命が誕生します。

これが
"誕生獅子"です。
生まれた瞬間に、「おおお〜!」の驚きの声。

すげえぇぇぇ!
え〜、何これ?
うわぁ!
どうなってんの?
どこから???
さっきまで2匹(頭)だったよね?
脚は四本だったよね?

大人たちが食い入るように見ていました。だから余計に生まれた瞬間に驚きがありました。種も仕掛けもない畳の上で、今の今まで2頭だったのが3頭になり
赤ちゃんの獅子が生まれたんですから。
誕生獅子は大成功!めっちゃ喜んでいただけました。そして一節、二節と順調に舞い、しかし、それは三節の途中に起こりました。

練習であれだけ注意してた天井から吊り下がっている仏具に、ぼくが振る頭(かしら)があたり、おそらく引っかかり、吊り具を1本壊してしまいました。

わーーー!すいません!!!

しかし、今日は生のお囃子でなく、CD音源で途中で止める訳にも行かず演舞を続けました。本当にすいませんでした!
すぐに謝りにいき、壊れた仏具は拾い集めていただきました。本当に申し訳ございませんでした。
このあと、獅子舞に噛まれている写真を、リクエストにお応えしてたくさん撮りました。
舞いを終えたばかりの頭(かしら)に噛んでもらうのは、きっと特別なご利益があるでしょう。

(しかしぼくは自分の不注意による反省があり、笑顔には陰りが・・・)
男の子。
この子は、獅子舞が大好きで、ぼくらのホームページを見て問い合わせをいただきました。お正月の、この書初め会のことをご案内すると、「観に行きます」とご返事をいただき、わざわざ来ていただきました。

獅子舞で噛んであげると、ずーーーと頭を出したままでした。
せっかくなので、中にも入れてあげました。

かわいい!
このあと着替えて、ぼくらも書初め会に参加しました。
座禅を体験させていただき、いざ、書初め会へ。
ぼくは、やっぱりこれ。
「すいません!あれさえなければ楽しい獅子舞だったのに、ほんとごめんなさい!そしてご住職にきちんと謝りたい。」

もうその言葉しか出ませんでした。

道中で入っていくときに、母・後ろのもてっきーが子獅子を忘れたまま出ようとしたことなんか、いつもなら
大事件で、格好の呑みネタになったところがですが、そんなことなんてぜーんぜん瑣末なこと。

え?誕生獅子で子獅子を忘れるの?生の人間が生まれるの?それこそ驚くよ。ふだ君がぽーんって、うわっはっはっは。

といくらでも、おちょくれるネタのはずだったのに・・・。

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