ナイト・ウォーク    
Night walk
2012年 4月28日 ナイト・ウォーク（川崎〜雪が谷大塚）
いつか、月夜の明るい晩に一晩中かけて朝まで多摩川沿いをナイト・ウォークしたいと思ってる。「ナイト・ウォーク」と聞くと、ちょっとわくわくする。ちょっとしたした探検気分やね。日中とは顔が夜の道。

それは置いといて、膝のリハビリを兼ねて、そして電車がなくなったことを理由にして（嫌でも歩かないとダメという状況にしておいて）、レイトショーを2本観た。

川崎DICEの映画で終わったのが25:30。
自宅までおよそ8km。約1時間15分ぐらいの予定。
おおざっぱには川崎から多摩川へ向かい、多摩川を渡って、大田区へ入っていくとういルート。
都心は街灯が明るい。むしろヘッドランプをして歩くほうが怪しまれる。ただ、どっちにしろこんなおっさんがこんな時間に一人歩いてれば、めっちゃ怪しまれる。

なのでリュックを背負って、わざと手に地図を持って、
「歩いて帰ってんですよー！災害時の徒歩ルートを確認してるんですよー」の体で歩いた。
神戸におる頃は三宮から歩いて帰れたんで電車を気にしたことがなかった。だから、よく何本も観ていた。
しかし東京に来てから『終電』というものを気にするようになった。終電を気にしながら呑んだり、映画を観たり・・・というのは、あんまり楽しいもんやないね。それが当たり前らしいが、終電に乗るという行為は制約が多いんで、それを判別できるだけの意識を残しておかなあかん。
歩いて帰れれば、意識なくても自動操縦で帰れるからなぁ。

　☆　☆　☆

川崎からすぐ多摩川に着いた。26:00。
ちょっと歩くと、馬の匂いが漂ってきた。乗馬練習場か？調べたら川崎競馬の練習場やった。川崎競馬場の小向厩舎村。へー。歩くとこういう発見が楽しい。

多摩川大橋を渡って、大田区入り。26:20。
国道1号線（第二京浜）やね。さっきの競馬の練習場は、川崎からの最短ルートから外れてて、めっちゃ大回りやったみたい。
国道1号線（第二京浜）を環八まで歩く。
ここや。ここがわからん。
環八から1本中へ入って、池上線にぶちあたるまで歩いて、池上線沿いへ歩くルート。まぁここまで来たら、どういうルートでも帰れるんやけど、せっかくやから住宅街を抜ける最短ルートを探していきたい。

頭に地図は入っとんやけど、東西南北の感覚が狂ってくる。
ここで、案の定、警官のおっちゃんから声を掛けられた。
さっき環八でちらっと見かけたおっさんや。あのまま付けてきてたんやな。後ろからすーっと近寄ってきて「写真の撮影ですか？」って。ちょっとどっきりした。

カメラ片手に、うろうろ変なおっさんが歩いてるんやもんな。そら、これで声を掛けな職務怠慢やで。
ある意味、町の安全が守られているとわかり安心。こんな時間でも見回りなんて、ご苦労さまです。ありがとうございます！
でもちなみに、さっき全身黒ずくめのジャージ姿で、ちゃんりんこ乗ったおっさんがいたけど、目的なくときどき停まっては何かしてはってて、そっちのほうが完璧に怪しかったけど・・・。

はい、そうこうしてて、千鳥町のところで、右へ行くべきところを左へ行き、道を間違えてしまった。もー、間違えたやんけー。ま、こっからでも帰れんことないけど、最短ルートからは大きく外れてしまった。
1号線から池上三丁目の交差点から、バス通りに沿って中へ入る。多少ジグザグするけど、バス通り沿いに行けば、はい、池上線の雪が谷大塚駅。到着〜。27:10。

25:40〜27:10やから、1時間半ほどか。

道中に声を掛けられたのは、川崎DICE出てすぐのところで「お兄さん、マッサージどう？3,000円。朝まで。どう？」という外国籍の方と、警察のおっちゃんやね。
それとなんとナイトハイクしてたファミリーがいた。小学生ぐらいの男の子らがお父さん・お母さんと一緒に歩いてて、楽しそうやった。


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