高齢者介護施設 | |||
Nursing home | |||
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2006年 | 10月14日 | 特別養護老人ホーム 安雲拓心苑(福岡県豊前市) |
初めて北九州空港に来ました。空港ではメーテルに迎えられました。 「何、これ?メーテルと会話できるやん。やってみよ」 「哲郎はどこ?」 「・・・、よく聞き取れなかったので〜」 「て・つ・ろーはど・こ?」 「・・・、よく聞き取れなかったので〜。ここ北九州の見所は〜」 「宣伝かいっ!」 都合が悪くなると、福岡の宣伝でごまかそうとするメーテルでした。 |
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10人乗りハイエースはミニバス並みの大きさで、WONDERBUSのメンバーと乗ると、まるでオーストラリアに戻ったような気持ちになります。 今日、目指すのは、豊前市にあるキースの実家です。「時間あるから、どっか寄っていこか?」と訊いても、誰も調べていません。名古屋から到着していた絵理ちゃんが、「私も待ってるときに、空港で調べてたらよかったのね」と言いました。 「うん。でも待ってる間、何をしてたの?」 「英検のべんきょー」 え?旅行中に英検を受験??? そう、絵理ちゃんは、英検の試験があるのをすっかり忘れていて、わざわざ会場を、ここ北九州へ変更してもらって明日受験するのです。 |
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観光案内で見つけた綱敷天満宮へ寄り道をしました。期待せずに行ったら、とてもいいところでした。 「明日、絵理ちゃんが英検2級に合格しますように!あ、間違えた。準1級や」 お参りを済ませて、梅林の庭園を散策しました。参道が浜へ向って真っ直ぐのびていました。あ、ネタ発見! 「ほそちぃ、コンニチワ!」 突然、ぼくから挨拶を受けたほそちぃは怪訝そうな顔をしました。ほそちぃも標識を発見し、理解しました。 この参道は【あいさつ通り】と名前が付いていたんです。 |
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レンタカーのカーナビは、目的地に200mまで近づくと、案内をやめてしまいます。いやいや、ここで終わらんといて!田んぼと住宅だらけで、どこがキースの家かわからんやん! 道に迷いました。 みんなに降りてもらって、手分けして、『吉川家』を探すことにしました。おじさんが歩いてました。 「吉川さんの御宅をご存知ですか?」 「知ってるよ。付いておいで」 よかったぁ。でも、よく見るとなんとなく似てるような〜。 えー!お父さんですか?!そういってくださいよ。 (にこにこ笑ってらっしゃいます) どうも初めまして!お世話になります。似てる〜。 あ、お母さん、今回はお世話になります。どうぞ、よろしくお願いします。やっぱり似てる〜! |
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到着早々、すぐに獅子舞の準備に掛りました。キースのお母さんが勤める『安雲 拓心苑』で出演です。ぼくらの出番の前は、お母さんによる、氷川きよしの唄で木剣での舞いでした。 なんて芸能達者!この血がキースにいってるねんなぁ。だからや。 獅子舞で、なんと絵理ちゃんがワキデビューです。うまくいきました!田舎のおじいちゃん・おばあちゃんはホームに入っていても元気ですね。しっかりしてました。 ここ豊前市には獅子舞がないそうで、獅子舞を見るのが初めての方がいらっしゃいました。おじいちゃん・おばあちゃんに喜んでもらえて、嬉しかったです。 |
獅子舞って不思議です。大した芸やないのに、周りに喜んでもらえるて、やってるぼくらもなんか楽しくなるんです。 一踊りしたあとに、お父さんに温泉に連れてってもらいました。気持ちいいー!!!しかもお肌がつるつるになる泉質でした。 温泉につかりながら、地元のおっちゃんらの会話に耳をそばだてると、方言の部分がさっぱりわかりません。ここ豊前の方言は「なんちゃら〜ちゃ」と言うようです。 さて、遅れて夕方に、オーストラリアのWONDERBUSを一緒に旅した獅子舞メンバー、しんしんが大阪から合流です。新幹線と電車を乗り継いできました。 |
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◆◆◆ ○ース・ファミリー ◆◆◆ キースの実家は、『ザ・日本の田舎のおうち』で、とっても心が和み、温か味があります。田舎大好き! ぼくらが帰宅すると、なんと豪勢な手料理が用意されていました。箸袋には、小さな折鶴がついていて「お疲れさまでした」の言葉が添えられていて、すごいおもてなしに、ぼくらは子供のようにはしゃぎました。 |
そこにキースが登場です。 「わー!キース、久しぶりー!!!」とハグしようとしたら、 ん?なんか、ちがう?あれ、○ース、老けた?え?お兄さん?!そ、そっくりや!!! 背格好から動き方まで、目を疑いたくなるほどそっくりです。 「弟が俺の真似をしてる」と笑いました。その笑い方までそっくりです。お兄さんの名前はヒロシなので、ヒースと命名させていただきました。 |
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