結婚披露宴&二次会     
Happy wedding party

2004年 9月18日 明治記念館(信濃町)
●獅子メンバーから依頼

「親友が明治神宮で式を挙げるんですが、今、
わたしはブラジルにいるんで行けないんです。獅子舞を踊ってお祝いしたいんですが、わたしの代わりに踊ってもらえますか?」

こう、神戸の獅子メンバーから依頼がありました。その気持ちに応えて、請けました。
顔見知りがいない披露宴で演舞するのは、これが初めてになります。


●新婦さんと初対面

挙式は明治神宮で、披露宴は明治記念館の組み合わせはよくあるそうで、でも明治記念館は明治神宮の敷地にないことを初めて知りました。

下見を兼ねて打ち合わせをすることになりました。

お互い顔を知りません。「ぼくはデカくて、坊主頭のおっさんなのでわかりやすいです」と教えてました。ロビー付近でお待ちしています、と。

すると新婦さんが「ウフフ、木藤さん、おもしろいですね。特徴をおっしゃらなくても
関西弁でわかりますよ!」やって。「おもしろいのは○○さん!ぼくは、一人ロビーでしゃべってるんかい!」とツッコミをいれてしまいました。(笑)
●着替え、待機

羽織着物の新郎さんに、白無垢の新婦さん。
やっぱり日本人はこれがすごく似合います。二人はいわゆる美男美女のカップルです。話すと爽やかな風が吹く感じで、とても気持ちいいです。
新郎さんはきりっとかっこよくて、新婦さんはかわいい美人さんタイプです。打ち合わせをしたときから、二人とは通じるものがあり、二人の人柄の良さに惹かれました。

明治記念館の中庭は、緑が映える素晴らしい日本庭園です。しかも広い。格式ばってないのに、格調がある。歴史があるからこそ、出てくる風格なんでしょうか。

こんなところで獅子舞ができるなんて、めちゃええがな〜!


●演舞

太鼓の発声で獅子が飛び込みました!
スポットライトを浴びます。会場全体から期待感が、突き刺さってきます。油単を通して全身に伝わってきて、
「よっしゃ!」と気合いが入ります。ぞくっとする瞬間です。

そして、子獅子が生まれた瞬間、手前から会場奥のほうへと歓声が広がっていきました。

「わー!」
「おおおーーー!」

これがゾクゾクするほど気持ちいいです。何人かが「え?いつのまに?どうやって?」と驚いていらっしゃいます。歓声と驚き。これが相まる感動。この瞬間がたまらないです。

気持ちが高ぶって、どんどん新しいパワーが沸いてきます。
よし、よし、よし、行くでー!!!
高砂でビシっと決めました!
新郎さんの頭をガブっ!新婦さんを優しく噛み、噛み。

大きな拍手をいただきました。
そしてそのまま、新郎新婦さんの掛け声でスタート。

「道中ーーー!」

会場を練り歩きます。獅子は、新婦さんの先導役をつとめました。そのままお色直しへ向かいます。
(この新郎新婦さんによる掛け声と先導役は初めての試みで、大当りの演出でした。)
先導する獅子と、会場のみなさんを噛んでいく獅子が入り乱れました。
「この子を噛んでー」
と、子供を差し出してくるお母さんがいらっしゃいました。

「おれ、2回も噛まれた!」
と、喜んでいただけました。

咬みにいこうとしたら、頭をこっちに向けてきて、ゴッチンコしてしまった女性もいらっしゃいました。痛かったんとちゃうかな?

会場が沸く、こちらまで嬉しくなります。何よりも、ぼくたちにとって最高のご褒美は、新婦さんが
涙うるうるになってくれたことです。感動してくれているのが、ほんまに嬉しかったです。ぼくらまで感動をいいただきました。いい披露宴でした。
ぼくたちは興奮しっぱなしで、そのままの勢いで飲み会に突入しました。始まる前からハイテンションで、最初の1時間で飲むわ、食うわ、しゃべるわでえらい大騒ぎ。
早い時間から出来上がり、あとは行方知らず。わはは。

月並みなセリフですが、最高のカップルに最高のハッピー。いつまでもお幸せに!

ビデオ映像あります。こちらからどうぞ。

披露宴TOPページ