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2012年 5月21日 燈籠茶屋と金環日食
5時すぎに起きて、再度山ハイキングへ向かった。昼前には戻りし、飛行機に乗って東京へ行かなあかんからね。

たまたま日程が重なり、今日は
金環日食。世間が盛り上がり過ぎて、興味が失せてしまった。まったく見る気がない。
それよりも気持ちよく、山を歩ければいい。膝の具合だけ心配や。昨日の神戸まつりで、もうじんじん痛みが走ってる。無理はしない。
これ以上ちょっとでも痛みが増したら、そこでハイキングは止める予定や。
5:30、花隈の実家から、まっすぐ上がると、まず下山手小学校跡。山手通りを越えると、関帝廟。そのまままっすぐ上がると、中華同文学校。そして山手女子の横から大師道や。
ぴったり30分で燈籠茶屋に到着。6:00!

膝はあかんなぁ。ここで止めや。
でも、ここで帰ったら時間があまりすぎ。錨山・市章山へ行って、時間を潰そか。そこで金環日食を観たらええやろう。きっと誰かおるから、メガネを貸してもらえるわ。
話し声が風に乗って聞こえてくる。
こっち(錨山)の展望台は誰もおらんから、あっち(市章山)やな。やっぱここからの景色は綺麗やなぁ。地元民しか知らない超穴場!ガイドブックにも載ってないやろう。

近いのに誰も来ない。そして絶景!
市章山に5人ほど先客がいた。
皆、ブームに乗った人でなく、マニアの人ばかり。使い込まれたカメラ機材と、その豊富さ。それと簡易イスやバックなどを見れば、どれだけ現場に行って工夫してきたかがわかる。ラッキー、仲よくなったらいろいろ教えてくれるかも!

早速、おばあちゃんが「見る?」と、メガネを貸してくれた。

「うわ!ほんまや!欠けてますね!すんごい綺麗に見えます。うわぁ、不思議ですねぇ!」
カメラマニアのおじいちゃんとおばあちゃん(おそらく80歳近い)のご夫婦の写真を撮ってあげた。
いつもの調子で、最初は普通に、そして数枚撮っていいことを訊いた上で、「はい、次はちょっとだけ寄ってください」とポーズをリクエスト。
「理想的なご夫婦ですね!」とほんまにそう思い、照れたところを1枚撮って、「もっとくっついてくださいね」と言うと、「こんなに近づいたことがない」とおじいちゃん。照れながらも、ちょっと嬉しそうなご夫婦の瞬間を逃さずまたパチリ。

いい写真が撮れました。
ちょうど日の出方向に伸びてる松の木。空とのコントラストが綺麗やった。

遮光メガネ越しに写真を撮ってみたが、うまくいかず。
それを見てた望遠鏡の方が、「どうぞ、どうぞ、これ覗いていいですよ」と望遠鏡を貸してくださった。
なんと黒点まではっきり見えるほど、綺麗な太陽!

「うぉぉーー、これめっちゃ綺麗に見えますね!」

望遠鏡越しに撮ってみた。が、これはうまくいかんかった。
望遠鏡越しで撮るの難しいなーといろいろ試行錯誤してたら、「こうやってみたら?」とアドバイスをくださった。

これがバッチリ!
よっしゃ、コツをつかんだ!ありがとうございます!
よっしゃー、来たー!
マニアの方たちも、この瞬間には連写モードで撮ってて、パチパチパチパチパチとレンズを切る音が響いてた。

神戸は北限らしく、金環の時間が短いらしい。
期せず、金環日食を大満喫!
市章山の皆さん、ありがとうございました!

錨山に下りて、パノラマ撮影を試みた。
この太陽は、まだ欠けてます。名残り惜しいけど、さ、下りていこ。
再度ドライブウェイから、ちょっと入ったところにあるミニ展望台からの景色。
燈籠茶屋まで下りてきました。
「いっただっきまーーーす!」

中華そば380、おにぎり220、卵焼き220円。

これを目当てに来てん。燈籠茶屋で食べる朝食が世界一!風の音、鶯谷の声、日の光り、炊きたてにぎりたてのおにぎりに塩昆布がついて、シンプルな卵焼き、シンプルなラーメン。

美味いーー!!!
「せや、今日はビーナスブリッジから帰ろ」

帰り道はいくつかルートがあって、どれも一緒ぐらいの距離。
ここからは市街地が近いなー。
諏訪山公園に入って、通りぬけて金星台。
実家に到着〜。

庭を写真に撮っとこ。小さいころはめっちゃ広く感じたけど、大人の自分からしたら狭いなぁ。
あと何回、ここに来れるんやろう。
東京へ戻りまーす。

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