奈良    
Nara

2019年 10月6日 西宮でお墓参り→法隆寺
今年の夏休みは奈良攻め!

神戸空港入りして、まずは西宮のお墓参り。雑草を抜いて綺麗さっぱり。
梅田新食堂で、きつねうどんとタコ焼き。

潮屋 梅田店
きつねうどん 340円

はなだこ
ネギマヨ 508円

JR大阪→JR法隆寺。
法隆寺のある斑鳩町。
阿吽の像が迎えてくれる。
平山郁夫の書。
日本最初の世界文化遺産、法隆寺。

拝観料1,500円+特別拝観料500円=2,000円
国宝の『聖霊院』。
鎌倉時代、聖徳太子を本尊とする。中にも、屋根(?)、社(?)があった。

大宝蔵院に「夢違観音像(観音菩薩立像)」があった。
七星剣。
なんちゃら神→なんちゃら天と言い換えた。
例えば持国天は、持国神の意味。
はた、波多、秦、羽田、畑、幡、八田。
たちばな、橘、立花。
さえき、佐伯。

こんな風貌やったんで、受付で「One person?」と英語で訊かれた。「大人、一人です!」とはっきり返事した。
しかまろくん???
ん?道の真ん中というか、こんなところに結界?
何これ?どういう意味があんの?
『伏蔵』です。
こちらは鎌倉時代に書かれた顕真著『古今目録抄』の中に記述があり、「聖徳太子が法隆寺の存亡にかかわる一大事の時のために、宝物を地下倉庫に納めて埋めた」という伝承が、この伏蔵にあるそうです。

伏蔵は三つあると、法隆寺には言い伝えられています。伏蔵そのものは地下に埋められているわけですから見ることは出来ないのですが、伏蔵を封ずる石蓋が地上に露出していて、我々はその石蓋で、伏蔵の存在を知ることが出来ます。

三つの伏蔵の一つは西院伽藍、大講堂の西側に建つ経堂。この中にあるらしいのです。

経堂[平安時代・国宝]は、回廊を途切るように建つ楼閣建築。聖徳太子の時代に来日をした、百済僧・観勒僧正の像が祀られているそうです。
そして、伏蔵の石の蓋も経堂の中に入ると見ることが出来るのですが、残念ながら伏蔵の内部は未公開。様々な資料などを調べてみましたが、伏蔵の蓋も観勒の像も写真すら見つけることは出来ませんでした。経堂の中は、まったくの非公開になっているようであります。
言い伝えによると、この経堂の伏蔵の中には丈六の金銅阿弥陀仏像が納められているそうです。

一方、我々にも見ることが出来る伏蔵の蓋もあります。金堂の中の伏蔵です。金堂の伏蔵は外陣の北東の角に蓋があります。

金堂の拝観は東側の入口から入堂するのが順路ですから、中に入って、すぐに右手を目を向けると、半球形に白いコンクリートで固められた石にしめ縄が巻いてあるのが見えます。堂内なので写真に撮ることは出来ませんが、見学はたやすく出来ます。

この金堂の伏蔵には、金八万両、銀九百両が納められているとも伝えられています。

法隆寺に伝わる伏蔵は三カ所、その内の経堂と金堂の伏蔵は封じる石蓋が見えていて、その存在を確かめることが出来ます。しかし、法隆寺に伝わる伏蔵はもうひとつ、大湯屋の前にも伏蔵の石蓋があったことが、江戸時代の法隆寺住僧であった良訓が編纂した『古今一陽集』に記録されています。しかし、他の二カ所とは違って、現在の大湯屋前には目に見える伏蔵の遺構は無く、言い伝えだけの存在であったのです。
「三つ目の伏蔵はただの伝説。本当は実在しないのでは?」いつからともなく、そう人々の間では思われるようになっていたのです。
しかし、昭和58(1983)年7月23日、橿原考古学研究所の発掘で、大湯屋表門の北東の参道から伝説と思われていた伏蔵の石蓋が発見されたのです。

伝説が事実だったことが明らかになった、ロマン溢れる大発見でした。大湯屋の伏蔵には、銅瓦一万枚、金堂三尺鏡三万枚、そして蘇我馬子が物部守屋征伐の時に用いた太刀が納められていると、言い伝えられていました。
それが本当かどうか、当然人々の関心は伏蔵の中身に集まったのですが、しかし土壇場のところで、法隆寺側が伏蔵の中を確かめることに待ったをかけたのです。伏蔵は法隆寺存亡の一大事の時しか開けることが出来ないというのが、聖徳太子の命であるとされ、法隆寺は最終的にその聖徳太子の命に従い、結局ロマンはロマンのままで、伏蔵の封が解かれることは無かったのでした。
法隆寺から藤ノ木古墳のほうへ歩いていく。
斑鳩町文化財活用センター
無料。

学芸員の方が、すごく丁寧に説明してくださる。めっちゃわかりやすい!

曽我氏と物部氏が仏教について対立。
仏像は、今で言えば「アイドル」のようなもので、自然と拝みたくなり、ありがたみを感じたのでは。

埋葬されていたのは、男性180p、女装した男性(?)170p。
能楽金剛流発祥の地、斑鳩。
龍田神社の境内に碑が立てられている。
17:50 スーパーホテル LohasJR奈良駅

ほんまにJR奈良駅に直結されている。6泊7日で36,400円。

ロータリーすぐのところにあった、かすうどん638円はイマイチやった。残念。

ちょっと周りを散策、猿沢池まで歩いた。
斑鳩に行ったんで、「斑鳩の里」、625円。

大人の奈良旅、1日目が終了。

自分がぜんぜん歴史を知ってへんなぁ、と実感するとともに、きちんと体系的に学びたいと思った。

時系列、歴史的背景、庶民の暮らし、庶民の衣食住、価値観や感覚、そういったことをひっくるめての寺や仏像。

古くて、残されて、守られていることは素晴らしい。でもぼろぼろな扱いで、ええんかい!と思うところも多々あった。

ま、建物や仏像、書物を残すには、結局金次第。
風化を防ぐための対策、常に補修すること。

でもなぁ、埃と土まみれで、拝観受付でやる気のない作男が座って、なんにも生み出せてないのに500円だ、700円だ、1000円だ、1500円だけ徴収されるんはどうなんやろか。

観光客と補助金頼みなところだけではアカン。
もっと考え方を変えな。
意義をもっとアピールして、もっと意識改革をせな。
西宮・法隆寺|三輪山・安倍文珠院柳生・薬師寺・唐招提寺飛鳥・神武天皇・樫原神宮平城宮・若草山東大寺
きとやん日記