海外公演    
Overseas tour

2006年 11月2日 まつりイン台湾2006 / 1日目
 11月2日(木) 出国  

台湾の台北市で行われる「まつりイン台湾」に向けて、出発です。明日、3日(金)は祝日なので、今日だけ休みを取れれば4連休になります。

とはいえ、メンバーらは全員一般企業勤めなので、連休前に追加で1日休みを取るのは難しいです。
今年入社の社員は上司の顔を見ながら、「仕事が終わらないかも〜〜」とぎりぎりまで仕事をしていました。

なんとか全員揃いました。
羽田を夕方出発し、4時間で、台湾(台北)に到着です。

 台北 到着  

東京獅子舞部には、0歳児の獅子メンバーもいます。0歳で海外旅行とは!この子が大きくなったら海外公演に留まらず、月公演とか、宇宙ステーション公演とかあるんとちゃうか?!

0歳でもパスポートを持ってます。今は親のパスポートに併記されるのでなく、赤ちゃん一人一人に発行されるそうです。入国審査で「滞在の目的は?」と訊かれるんやろか?そしたら、「
バブー」か。

現地には、先にm関西国際空港からしんしんと、師匠の高野さんが到着しています。しかも、しんんしんは、月曜日からもう台湾に来ています。早めに来て、観光を楽しんでます。学生はええのぉ。

しかし、その行動力はすごい。

24時、ホテルに到着!疲れた〜。
高野師匠は「わし、もう寝てたのに」と言いつつも、笑顔で迎えてくれました。ちゃんと着替えて来てくださるところが紳士です。こういうところを、しっかり学びたいです。

しんしんが、屋台で買ってきた怪しげな(?)串し物をいただきました。美味しいような、美味しくないような・・・。

2006年 11月3日 まつりイン台湾2006 / 2日目
 本番が3回  

台湾2日目。

午前から、いきなり本番があります。『まつりイン台湾』のプレ・セレモニーとして、
世界旅行博(ITF)のオープニングセレモニーに出ます。要は、宣伝やね。

世界旅行博は、11/3〜/6の4日間で16万人の来場者を見込んでいる大きな博覧会です。ここで宣伝して、『まつりイン台湾』に来てもらおうという狙いです。
 なんて読む?  

ホテルから会場までバスに乗って移動します。朝から小雨が降っていました。ぼくらについている現地ガイドさん、朱(しゅ)さんが紙を取り出しました。

「これ、なんて読むでしょう?はい、
なんて読む?

朱さん、朝から全開でノリにノってます。下ネタを思いついたときの、いたずらっ子のような笑顔をしています。

朱さんは、昨夜、空港まで迎えに来てくれた、ぼくらに付く専属のガイドさんです。朱さんは、下ネタが大好きです。昨夜のバスのなかで、十分に理解できました。

しかし、朝からかい!

「はい、"局部、陰毛・・・"って読んだら駄目ですよ!あなた、やらしいこと考えてたね。台湾では3文字づつ読みます」

局部陰毛毛雨は、「局部、陰毛、毛雨」ではなく、「局部陰、毛毛雨」と読むそうです。意味は、山陰地方で小雨だそうです。

会場に着きました。

最初は、世界旅行博(ITF)のオープニングセレモニーです。

世界旅行博は、11/3〜/6の4日間で16万人の来場者を見込んでいる大きな博覧会です。「まつりイン台湾」より規模としては大きいです。入場料は200元やから・・・とついついやらしい計算をしてしまいます。1元は、3.5〜3.8円です。

オープニングセレモニーで、順番が飛ばされました。段取りが悪いですが、よくあることです。

地方の音が全然聞こませんでした。そして、肩車で失敗しました。そんなハプニングがありましたが、これも、よく(?)あることです。

何があっても動じないこと。そして自分たちの反省。
何事も経験、経験。
実際に体験してこそ、得るものが大きいです。
続いて、『まつりイン台湾』のオープニング・レセプションです。会場は、ここから歩いて移動して、隣りに位置するグランド・ハイアット・ホテルへ行きます。

待ち時間の間に、高野師匠から踊りの指導を受けました。

「ここでくるっと
ひねって、ぐいっと腰からや

手本を見せていただいて皆で真似しました。
舞台に立って、すぐに練習。これが上達への道です

台湾からは、現地の楽器を使った若いアーティスト(女子十二楽坊みたいな)らのライブがあり、日本代表として獅子舞の出場です。レセプション・パーティでは、もっぱら雰囲気作りの役です。そのためあまり舞台は注目されず、子獅子が生まれても反応がなく、ぼくらは踊っているとぜんぜん見えないのでまったく会場の様子がわかりません。ウケてるんかなぁ?と不安になりながら踊りました。
あとで来場されていた方たちから「よかった」と声を掛けられ、ほっと安心。みなさん、社交の場だったんでお上品に振舞っていたようです。

法被を着たまま、なんやようわからん創作料理にありつきました。あ、握り寿司発見!お寿司をぱくぱく食べました。
 再びITFに戻ってきて  

再び、ITFに戻ってきました。メインステージは30分刻みで、世界各国の民族芸能が披露されます。その日本枠で、なんとぼくたちが出演するんです。

タイ、フィリピンに続いて、ぼくたちの出番でした。今度は、地方メンバー全員にマイクを用意してもらったので、しっかり音が聞こえました。舞台で決めて、観客席のなかに流れ込んでいくと、まさか降りてくると思ってなかったのでしょう、会場が一気に沸き立ちました。

イベントと会場に
一体感が生まれるので、ぼくはこの演出が好きです。なるべく観客席に分け入って、多くの人を噛みまくって派手に暴れました。

めっちゃ盛り上がりました!

高野師匠が、明日急遽帰国することになりました。仕事が入ったそうです。

 「木藤、すまんなぁ。わし、明日帰るわ」
 「え!マジっすか?!
明日が本番なんですが・・・

残されたぼくたちだけで、なんとかやるしかありません!

あだ名は『ひろ○っきー。まだこの時点では。
しかしこのときすでに、あだ名が変わるきっかけが、裏で動いていました。誰も知りませんが。

ホテルのロビーでバスを待っています。

「あ!絵になりそう。はい、ひろっきーとふだが、そうそうこういうポーズで」

ぼくは、こういうのが好きです。
ホテルのロビーの、マーライオン。そこに美男美女やなくて、
美男美ハーフ。絵になるわぁ。

高野師匠と一緒に、最後の晩餐です。

「もうご一緒にテーブルを囲むことなく・・・、
惜しい人を・・・」
「こら!お前はすぐそうやってわしを他界させる。いつも冗談ばかり言いやがって、ほんまになんちゅう奴や」
「しかし、明日は皆
頑張ってな。このメンバーなら大丈夫や。ワシも安心して帰れる」

師匠からありがたいお言葉を頂戴しました。

「今日は舞台を3つ経験して、一人一人がたくさん得るものがありました。自分の技で足りないところ、このメンバーのチームワークで・・・、ってお前ら聞いとんのか?」

次々と出てくるお皿があっという間に、空になってました。

「あら、
海老マヨよ!おしいそー!」、ふだです。
「えーん、私、海老駄目なんです」、麻由ちゃんです。
この後、夜市へ行きました。

狭い通路に、屋台や衣料品店やジュース屋さんゲームセンターなどあり、いろんな臭いが立ち込めていました。
特に、臭豆腐の臭さがたまりませんでした!くっさ〜。

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