海外公演 | |||
Overseas tour | |||
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2006年 | 11月4日 | まつりイン台湾2006 / 3日目(続き) |
▲▼▲▼ メインステージ ▲▼▲▼ いつもならここで、本番抜きで終わったあとの宴会写真になってしまうところですが、今回は北村親子が頑張って写真を撮ってくれました。 岩手の虎舞、東京の琉球ダンスチームに続いて、ぼくたちの出番です。いい感じに客席が温まっていて、立ち見が出るほど一杯です。 緊張する間もなく、いきなりスタートです。 |
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(よっしゃ、よっしゃ、ええ感じや。智恵、かっこええぞ。ちゃんと一人で舞台を仕切れてるで。新人二人もええ感じや。むちゃくちゃ上達しとうな。やっぱ昨日の舞台の経験が活きとうわ。地方チームも揃って綺麗な音が出とう。みんな、ええ感じやんけ〜) でも、子獅子が生まれても大きな歓声が上がりません。うーん、なんでやろ?ここでパワーもらってガツーンと行けるのになぁ。続いて肩車。2節、3節、そして「とぉりゃーー!」と舞台から飛び降りて、決めー!!! ここで、「うわぁー!」と歓声が上がりました! |
どうも台湾の人たちは礼儀正しいようで、派手に驚いたりしないようです。その代わり、舞台を真剣に観てくだり、穏やかで温かい雰囲気があります。さすがに、大きな獅子2頭が舞台から飛び降りてくると、びっくりしたようです。 そのまま道中で、狭い観客席に無理矢理つっこんで噛みまくりました。客席が沸き立ちます。 |
終わって、「獅子舞に噛まれるといいことがあるんですか?」とのインタビューに、「子宝に恵まれます!」と答えたら、前のおばあちゃんが喜んでました。 いや、そら無理やで・・・。 それでもぼくは、なるべくおじいちゃん・おばあちゃんを噛みました。健康長寿に恵まれますように。 |
「あなたたち、良かったね!台湾の人たち、大喜びよ。一番人気ね」 朱さんのことは、短いつきあいでも調子の良さは十分すぎるほどわかっています。さっき「あなた、台湾人の顔ね」と言っていたと思うと、次には「あなた、世界の顔してる」になります。 本当に適当でいい加減な性格です。 なので本当なら嬉しい言葉ですが、なんとなく半信半疑。でも今回は本心で言ってくれてるみたいです。朱さんが、興奮ぎみです。 |
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メインステージを観ながらお弁当をいただいてました。 量はしっかりあり、美味しかったです。 そのとき、ぼくらに声を掛ける人が・・・。 |
ちょんちょんと肩を叩かれて振り返ると、高校生らしき3人組みの女の子が立ってました。 「写真を撮りたいです」 よく見ると、昨日、世界旅行博で写真を撮った女の子たちです。 数多くいるメンバーのなかで、、またもやひろっきーが指名でした。3人組みのうち一人の女の子が、ひろっきーをとても気に入ったようです。ジョージが「なんで、こいつだけ・・・」と悔しがっています。 せやで、ジョージ!同感や。 リーダーは僕やぞ!なんで、僕を指名とちゃうねん!!! 「ちょっとー。ちょっと、ちょっとー!」 こうしてひろっきーは、『モテモテのひろっきー』ということで、もてっきーとなりました。 しかし、もてっきーはもう一人いるんで、2代目もてっきーと呼ぶことにしました。 |
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夜が深まると、天空に伸びた台北101とステージの照明が、華やかさを演出します。 ストリート・ステージの横で待機しいていると、よく聞いたことがある曲が聞こえてきました。♪チャン、チャン、チャチャン、チャ・・・ 「この曲、南中ソーラン節とちゃうん?」 「ほんまや!」 メインステージ側で待機していたぼくとしんしんとふだ君は、ついつい曲に合わせて踊り始めました。 「わー、わー、一緒や!」と自然と体が動きます。気付くと待機そっちのけで、メインステージのほうへ走っていき、観客席の横から夢中になって踊りました。 仏教大学の皆さんの演目の一つだったようで、ぜひ一緒にやりたかったです。観客席では、突然獅子舞3人組みが現れて、横で踊り狂っているので目を丸くしていました。 |
興奮冷めぬまま戻ると、現地のおじさんに話し掛けられました。 「あなた達、出演の間、他の舞台を見れません。私、今日全部撮影した。これをDVDで送ってあげます」 突然の話しでさっぱりわかりませんでした。「本当ですか?」と返事しながらも、本番が控えていたので、子獅子の仕込みに取り掛かりました。 |
▲▼▲▼ ストリート・ステージ ▲▼▲▼ 子獅子の仕込みの都合上、いつもと逆サイドからスタートです。 「いつもと違うから・・・」という言い訳は通用せぇへんで。「どうやったら、かっこよく見えるか?」がポイントや。せやから逆であろうと、お客さんからどう見えるかを考えながら演技すんねん。 なーんて偉そうなこと言うぼくも、舞台に立つと、頭がぼーんとなり真っ白になります。 しょーもないお小言なんて関係なく、ホンマ、みんなどんどん上手くなってきています。 打ち込みで、ぐわわと客席に突っ込みました。なんと、そのときワキがおひねりを頂戴しました! 日本でも少なくなった習慣が、ここ台湾には古き良き風習として残っていました。 |
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インタビューの一言目を「ニー パオラ
メイ!」でいきました。「メシ食ったか?」の意味で、「こんにちわ」のくだけたバージョンだそうです。 そう習ったんですが、不発。 会場は???の顔だらけです。 (あれ?発音が悪かったかな?) もう一度言ったら、ちょいウケしてるので間違ってはないみたいです。大ウケやと思ってたのに・・・。 |
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さっきのおじさんが、また話し掛けてくれました。 「あなたたち、本当によかった。住所を教えて。DVDを送ります」 本当に、撮った映像をDVDにして送ってくださるそうです!ありがとうございます! |
▲▼▲▼ 盆踊り・ステージ ▲▼▲▼ ストリート・ステージを終えると、朱さんが駆け寄ってきました。 「今日はごくろうさまでした。みなさん、疲れてるでしょ。ホテル戻りましょ」 「いえ、このあと盆踊りステージがあるんです」 朱さんは何度も「さ、帰りましょ」と促してきますが、いえいえ盆踊りから参加協力の依頼があったので・・・、とやりとりを繰り返します。 ぼくは(主催者からプログラムを聞いてないんやろな)と思いながら、気持ちはもう盆踊りで、炭鉱節の音頭が聞こえてきたら、自然と駆け足になりました。 |
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「うわーい、盆踊りや〜」 と、喜んでいるのは身内だけ?の雰囲気です。いまいち盛り上がっていません。 「台湾の人たちもご一緒に!」 主催者の思惑は外れて、皆さん照れて少し離れて見ているだけです。 そこで、獅子メンバー総出で盛り上げました。櫓に登って、仏教大学のみなさん、虎舞のみなさんと一緒に踊りました。炭坑節ばっかり、何度も何度も踊ります。仏教大学の学生が踊り方をレクチャーして、ようやく大きな輪が出来てきました。 そのとき下を見ると、朱さんが必死の形相で「タイムアウト!」を訴えてました。 (そうか、朱さん、早よ帰りたいんや)と気付きました。 せやけど、そのハンドサインは、バスケで言うたらインテンショナル・ファールやで。 |
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▲▼▲▼ 宴会 ▲▼▲▼ ホテルに戻って、ぼくは獅子の荷造りです。その間に、みんなに買出しへ行ってもらいました。 台湾にはファミリーマートとセブンイレブンが、日本と同じくらいたくさんあります。店が近くに並んでいることも多いです。品揃えも、まったく日本と一緒です。カップラーメンは牛肉麺とかありました。 露天でソーセージなどのおつまみも買いました。 |
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▲▼▲▼ おやすみ・ステージ ▲▼▲▼ 今日一日よく頑張ったイリ・チャー。 大宴会のあと、そのまま潰れちゃいました。 ハッ!よく見ると、時計を指差したまま死んだように寝ています。まるでダイイング・メッセージのようです! イリチューは何を伝えたかったのか?!延々と続く宴会に、「もう時間よ」と注意したかったのか。 |
その横のベッドでは、お姫様が寝てます。 オーストラリアのときは、乙女寝を見せてくれた智恵ちゃんです。台湾ではお姫様寝でした。 まるでお花を包むかのように、ふわっと指先を丸めて顔に添えてます。うわはは、かわいい! |