きとやん日記                       
 2008年1月25日〜2008年6月12日

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2008年6月12日(木)
ご臨終
昨日出たやつは、キッチンのなかで死んでた。
コンバット食って、逝ったな。
2008年6月11日(水)
今夏、初出現!

キッチンにジュニア・ミドル級のやつが出た!

やっぱ2階やったら外部から入ってくるし、無理やな。木造アパートは隙間だらけやし。
5月早々に、コンバットを新しいのに替えて、キッチン周りに配備したのにあかんかったか。

夏が思いやられるが、出た瞬間、思ったほど驚かへんかった。

2008年6月9日(月)
足の状態

普通に歩けるようになってきた。

普通に歩くと、これまで
チンバやったせいで、あちこちのバランスが狂ってるのがわかる。姿勢を正して歩くことに集中する。

まだ肉離れのハリが取れてないな。左足ふくらはぎ全体がツッパル。これは時間がかかりそうや。一日歩くだけでまだあちこちが悲鳴をあげて、帰る頃にはじんじん痛む。まだ走るのは無理やな。じょじょに慣らしていこ。

2008年6月6日(金)
打ち合わせ外出

打ち合わせで久しぶりに外出し、(気分転換になってええもんやな)と、梅雨の合間をぬった晴れた空で、風が気持ち良かった。
打ち合わせが終わると、制作くんがすっと契約書を出した。知り得た情報や資料・映像・音声の取り扱い関する機密を遵守することが書かれている。

「大事なことですよね」と言いながらサインをした。

すると制作くんがにやっと笑ながら「
外人部隊に入れられたりして」と言った。
「おっ、
エリ8ですね!だったらこれは外泊証明書?」と返し、爆笑。
こういうノリの軽さが制作会社らしい。

2008年6月6日(金)
天井裏になんかおる

夜中、3時前後。

ゴトン、ゴソゴソ。
ゴソゴソ、ドン、ガタ、ズズズ。

音がして目が覚めた。

ズ、ズ、ガリガリ。
ダ、ダン。


気のせいかと思ったが、断続的に音がする。屋根裏部屋に、泥棒か?

 ☆ ☆ ☆

窓の鍵を閉め忘れてた?まじで?

音を立てないように、起き上がり、忍び足で、屋根裏にあがる階段のところまで行った。
音が止んでる。息をこらして、少し間をあけた。
パチっと、屋根裏部屋の蛍光灯を点けて、一気に階段を上がった。


なんも変わってない。窓も開いてない。あれ?ひょっとして天井裏か?
えらいでかい音に聞こえるけど、人間やない???
猫かイタチか、でかいねずみか?

でかい音やのに、天井から直(ちょく)の音やとこんなでかいんや。人がおるみたいや。

また、
ゴソゴソ、ズリズリ、バタン、が始まった。ずーっと動いてる。たまにシーンとなるから、そこで気を緩めて眠ろうとすると、またガタン、ゴソゴソ、ドン

眠れん。本能的に気になる。正体が知れんのが、真上でゴソゴソと動き、音を立てられると、どうしても体が警戒態勢をとって緊張する。あ、隣りの兄ちゃんも起きたようや。こっちを疑ってるんやろうなぁ。屋根裏部屋があるんはこっちやもんな。


ガリガリガリ。ズズ、ズズ、ズー。

天井裏に這ってるケーブル類を引っ張ってるんか?かじっとんかな?そら、やばい。火災の原因になる。テレビでやってた。明日、大家さんに言うてみよかなー。
でも、こういうのはパターンで、「どこですか?」と見に行くと、なんもいなかったりする。今夜様子見て、おったら土曜の朝に言うてみよ。

2008年6月2日(月)
泣く赤ちゃん

ベビカーに乗せられた赤ちゃんが、ウェーン、ウェーンと泣きまくって、通り過ぎていった。お母さんは、押し黙ったままベビーカーを押していた。
それを見て一瞬にして、過去の自分に戻った。まるで疑似体験のような感覚。


よく従姉妹から「はやとくんは、しょっちゅう泣いてた」と聞いてたが、ほんまや、あの頃、ぼくはこんな風に泣いてばっかりやったわ、とわかった。

泣いてる赤ちゃんの気持ちが、もろに伝わってきた。
今は、泣くしか手段がないねんな。

 ☆ ☆ ☆

話しはぜんぜん変わるが、通勤で下車する「大崎広小路」駅のところに、今流行りの猫カフェがオープンした。お姉ちゃんがチラシを配り、入居しているビルのところに、看板が立てられていた。
カフェにいるであろう猫の写真に、吹きだしがついてて「きてにゃ」と書いてある。
あほか。何が、「きてにゃ」じゃ。猫が「きてにゃ」なんて言うわけないやろ!!!)

出勤して、隣りに座る契約さんに、その旨をしゃべると「きとうさんは、すさんでる」と言われた。
せやない。「
子供と動物でも出して、ちょっとつらい体験でもさせればお涙頂戴になって当たる」という安っぽい戦略で作られた映画みたいに、うそくさーい映画製作者の作為を感じた。
って、たかだか立て看板一つで、何言うてるんだか。

2008年6月1日(日)
洗濯機の置き場所

うちのアパートは一軒屋を、無理矢理4つに割ったような構造になってる。
1階に大家さんと、ご夫婦。2階にぼくと、学生や。隣りの学生くんは、おとなしそーな人で、越してきたときに挨拶なし。おいおい挨拶ぐらいせんかい。

さて、アパートの構造欠陥と言えるのが、隣り部屋の洗濯機の置き場所や。
排水溝は、ぼくの部屋から向って、外側の手すりのほうにある。
でも給水コンセントは、ぼくの部屋から向って右側のドア横にある。
つまり、洗濯機を使おうとしたら、こうなる。(写真左)
って、これ、通られへんねんけど!!!

階段ぎりぎりのところやから、身を屈めながら、足は下へ降ろすという動作を同時に行なわなあかんのだ。結構、怖い。
荷物持ってたら、どないしたらええんやろう?といつも思うが、まだそんなときは来ていない。

 ☆ ☆ ☆


今日は映画の日。特に観たい映画はなかったが、1,000円やし、と映画『ラスベガスをぶっつぶせ』を観て来た。盛り上がりもせず盛り下がりもせず、エンタメに走るのかドラマに走るのか、どっちつかずの内容やった。

2008年5月28日(水)
海堂尊『ジーンワルツ』

キャラクターが立つまで小説やない。官僚や政治、制度に対して、きゃんきゃん吠えて、本を使って愚痴をはらしている感じがする。
キャラが立ってくると、その人物が吠えてるようでおもろくなってくる。過ぎた自慰行為も、そこまでいくとおもろいし、驚きがある。

田中芳樹の作風と同じや。
どちらも毒みたいで、強烈に、たまに読みたくなる。

『ジーンワルツ』は、産婦人科がどんどん消えていく現状を克明にし、今の出産現場の目線から書いていて、めっちゃ勉強になる。

2008年5月27日(火)
獅子頭を干す

土曜日に須賀神社で演舞した。
獅子頭を干す。

父獅子のアゴが完全に割れた。修復不能。
ボンドでくっついても、そこは力がかかるところなんで、また割れてしまうやろう。寿命。

2008年5月25日(日)
地震の映像

四川大地震で、倒壊している家屋と泣きじゃくる家族の映像がテレビに映しだされる。
テレビでは比較して、阪神淡路大震災の映像がかぶせられる。倒壊した家屋。燃える長田。校庭のテント。先が見えない不安を抱えた表情の人たち。

一瞬にして、底から気持ちがこみあがってきて、勝手に涙が流れてくる。

映像を見ただけで、あのときへ戻ってしまう。
高所が苦手になった。
地震があると、吐き気を催す。
"次がある"という考え方ができなくなった。

これもPTSDと呼ぶのか。甘っちょろくてぬくぬくした環境で育ったぼくは、こんなもんや。
タフな環境と精神の中国人たちは、この災害にも気持ちが折れずに、強く立ち直ってほしいと願う。

2008年5月19日(月)
東野圭吾 『流星の絆』

東野圭吾の『流星の絆』を読了。読みやすくて軽い文体は一気に読めて、エンタメ本としていい。
東野圭吾は、アイディアと結末が最初にあって、そこから書き上げるタイプ。
きちんと順序通りに、論理的に話しが進む。意外な結末も、読むと納得。だから「おもろい!」と唸らせられるんやろうなぁ。

2008年5月17日(土)
映画『愛しき隣人』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
恵比寿のガーデンシネマで、映画『愛しき隣人』
映画好きの上客ばかりやけど、そんなに入ってなかった。

夜のレイトショーでチネチッタへ行って、
映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』。圧倒的な演技!映画を観て、殴り倒されるぐらいの圧倒的な演技!これぞ映画の力。
2008年5月16日(金)
足は、うーん、まぁまぁ。

平地を歩けるぐらいにはなったが、階段の上り下りは手摺りに頼らな無理。
来週、間に合うのか?!

久しぶりに映画。
この週末はこれ含めて3本行く。

今日は、
映画『隠し砦の三悪人』
チネチッタの貯まったスタンプでタダ観。え〜〜、タダ観ポイントのシステムが変更?!

これまで18本観れば5作品もタダで観れたのに、4月から23本観て5作品か。うーん、これまで気前良すぎたんに、ようやく劇場が気付いたんか。

2008年5月11日(日)
膝下のヒビは、ヒビじゃなかった?!

先生から勉強会のモニターとして誘われ、右膝下のヒビを診てもらった。
ぼくは"実験体"になるつもりで行った。

生徒さんが3人さん。

ぼくはベッドの上で仰向けに寝かされ、先生が、3人の生徒さんに「はい、まず何を感じる?」と訊いた。最初の方が・・・・・・と、何がどうやったかは秘密。

ここは不特定多数の方が読まれるからね。

皆さんプロフェッショナル意識を持たれて勉強されていた。その姿勢に感動。当たり前やけど、まさしくぼくが今、会社に対してぶつかってること。矛盾と理不尽さに悩むが、よその会社と比べるとかわいいし、会社の都合は置いといて、自分を省みた。

ここんとこ仕事仕事で詰まってるが、今日は行ってよかった。新しい出会いが一番いい。しかも直接施術を受けて、その方たちと交流できたし。もちろん、間、間に、爆笑トーク。

皆さん、"生徒さん"と言うが、整体・気功を生業とされている方たちで、ぼくはそんな方たちへ、受ける施術の率直な感想を言うことになり、かなり恐縮。そして、あらためて先生の凄さを再認識。施術を受けているときに、ぼくの脳裏にビジュアルとしぼくの体の構造が出てくるのは、先生だからやと分かった。

たくさんいい勉強となり、今日はいい機会になった。

膝下は打撲による損傷。ずれた骨やねじれなどは治った。あとは細胞レベルでの治癒を待つのみ。左足の肉離れ=筋断裂も診てもらった。手をいれてもらった。両足とも、うん、もうちょっとやな。
毎度ここへ来るたびに、「さっきまであんなに苦しんでたのに、なんでーーー???不思議や」と言ってしまう。その様子を見て「不思議じゃ、ありません」と先生が笑う。

帰宅した。例によって"きた"。
幸い今日は日曜日。ばたっと寝た。

2008年5月6日(火)
激レアな銭湯

ナイトスクープに、"昭和"にはまってる子供がいて、夢は銭湯の番台に座ること、と言う。それを叶えて、"昭和"から抜けて.、もっといろんなことに興味を持ってほしいと願う親御さんからの依頼やった。

番台に上がりたい銭湯の条件は、"昭和"らしいこと。@瓦屋根で、A木の番台、A番台にあがる階段、B壁に富士山、C薪で焚いてるところが条件らしい。

(ふーん。あー、うちの近所がそやん)
と思いながら見てた。

その子のうちの近所にはなくて、調べると大阪にはなかった。
(へー、そうなんか。そんなもんか)

困って、「浴場研究家」を尋ね、全国にそういう銭湯があるか訊いたら、1軒だけあると言う。
カットがかわって、東京大田区。
(あら、ここって・・・・・、あーーー!!!!明神の湯やん!
(そこやん!えー!そんなレアな銭湯やったんか?!)

いや、ほなら、この近辺、結構レアなん多いんとちゃうか。うちから徒歩10分圏内に、古い銭湯が、明神の湯を入れて4軒あるで。

@明神の湯
A国の湯・・・ここもザ・昭和。イスも扇風機もすべて昭和のまま。
B亀の湯・・・日替わりの湯がある。古いが普通に近い。
C稲荷湯・・・黒い原泉風呂がある。古いが5・6年前に改装。

2008年5月4日(日)
右足ヒビと仕事のGW

なんぼやってもやっても仕事が終わらん。
BOX発売、速攻仕上げ、レギュラー、大作など担当案件が重なりすぎるとこうなる。


右足にヒビが入ってて、どっちにしろ、どこにも行けんからええけど。まじで歩けん。

2008年5月3日(土)

去年から足が災難続きや。

去年は右足首を痛め、無理をしてるとふくらはぎまでおかしくなり、ろくに歩けなかった。運良くいい人と出会い治療してもらい劇的に回復しつつあった。しかしろくに体を鍛えず、バスケをして肉離れを起こしてしまった。治りかけの油断。これが先月。

さらに不注意からの左脛のヒビや。歩けないぐらい痛い。
歩きたくないが、歩かないと生活も仕事ができん。びっこをひくと今度は左足への負担が大きくなって、治りきってない肉離れがびくびくと痙攣を起こす。

あーもー!!!こんなときに限って忙しいし!腹立たしいわ、自分に。

2008年4月30日(水)
なんとヒビが・・・

昨日、2階のサロンへ行こうと、テーブルとソファの間を抜けて近道をしようとした。
そのとき、
「あら、休みやのに205にはお客さんが来てるんや」と、よそ見をした。
ゴチーーーーーンと右の膝下を、テーブルの角にしたたか打ちつけた。
ぉおおおおおお〜と、一人もだえた。痛ぇぇええ。激痛っ!

しばらくうずくまった。右脛と膝の間で、硬い部分や。かなりの速度やった。

泣きそうになりながら、びっこひいてサロンへ行った。缶コーヒーを買った。缶コーヒー買うだけやったのに、なんちゅう代償や。

完全に打ち身や。朝起きると、たんこぶのように腫れあがっていた。
ううううぅ、めっちゃ痛い。一応、湿布を貼ったが、ひきずるようにして歩いても、めちゃくちゃ痛い。イスから立ちあがるだけでも、えらい難儀や。階段の上り下りなんて恐怖。
ちょっとでも右ひざに力がかかると、全身が海老反るぐらい激痛が走る。


そして、この全身に帯びる微熱のありよう。半日でおさまってくるやろと思ってたら、どんどんひどくなってくる。しかも、この、切れ目がビシバシ痛む物理的な痛さ。
(これは・・・・、ヒビはいってるんとちゃうか?)と思った。昔、鎖骨を折ったときと体の反応が似ている。全身の微熱と、患部の物理的な痛み。
となると・・・、医者に行ってもしゃーない。医者に行っても「じっとして、くっつくのを待つのが最良」と言われるのがオチや。そんなんわかりきっとう。それができへんから相談しに行っとんのに、と腹が立つだけや。

歩く限り、治りは遅くなる。しかし生活も仕事も、歩きなしでは無理。
うーん、当分どないしよ???

GWは神戸に帰って「川遊びだ!バスケだ!友達からの紹介だ!」と予定満載やったのに、そういう問題やなくなった。生活にすら差し支える問題になってもた。あー、どんくさくて、なんも言いようがない。

2008年4月29日(火)
3日3晩寝かせて

「散るぞ楊令」と史進が言ったところで、読むのを止めた。
あと数ページで終わる。

どう決着をさせるのか、想像を広げた。


あいつが、こいつが、縦横無尽に暴れまわる。圧倒的に強い宋軍。崩れていく梁山泊。
あいつが死ぬ。壮絶な死、覚悟の死、なんでもないところでの死。
あいつは、こいつは、散り際にこんなセリフを吐くだろう。

3日3晩、あれこれ想像をめぐらせた。

そして北方謙三はどう終わらせるのか。


ページを進めた。
終わった。一つの話しが終わった。

 ☆ ☆ ☆

始まりはどうやったっけ?第一巻の、ロタツとリンチュウと王進を思い出す。
一人を懐かしむと、あのシーンはどうやったっけ、あのシーンももういっぺん読みたい、と次々と「もういっぺん読みたいシーン」が出てくる。なんべんも読みたくなる
北方『水滸伝』や。

2009年8月24日(月)
映画『アイム・ノット・ゼア』

今日封切りの映画『アイム・ノット・ゼア』
夕方から雨脚が強くなったレイトショーに、そこそこ人が入ってる。

世代は高い。

くたびれた中年のおっさん。
ロックシンガー(死語やけどこれに近いファッション)崩れの姉ちゃん。
ちょっとお上品な老夫婦。
タワレコの袋を持った20代の兄ちゃん、などなど。

ケイト・ブランシェットの流し目にやられた。

2008年4月26日(土)
北方『水滸伝』第19巻(最終巻)

北方『水滸伝』最終巻

豪傑たちが、決戦のなかで次々に死んでいく。なのにぼくは、なぜか「生みの苦しみ」を感じる。もだえ苦しんでるのは、何かがこの世に生み出されようとしているからや。

必死に生まれようとしている。現代日本に、リアルタイムで、この本が読めるのは、スーパーラッキー。まさしく生まれる瞬間に立ち会ってる。


この最終巻までに、たくさんの人物たちが暴れまわってきた。
それはまるで、水滸伝という胎内で、すくすくと育ち、たまに手足を伸ばしたり母の腹を蹴るようなもんやった。つまるは母に守られてた。

しかし、いよいよ生まれる。
まったく前がわからない、手探りで、一人で生きていくしかない。誕生の瞬間は素晴らしく、奇跡や。北方謙三は、それを楊令
という形にした。楊令がどういう生き方をするのか、北方謙三すらわからないと思う。

2008年4月25日(金)
1500冊の本を盗んだ老人

今朝の日経新聞に、1500冊の本を図書館から盗んだ老人(73歳)の記事が載っていた。

動機は、歳をとって図書館へ行けなくなったときに備えて、と言う。
盗んだ本に、分野の偏りがない、というのがいい。

(別にええんちゃうん)と思った。

盗むんは良くないし、盗まれた図書館に通う人は困るだろうが、(本が読みたいんやろ。ほなら、ええんとちゃうん)という感情が先にあった。
本を読む人に
悪人はいない、と勝手に思い込んでる自分に気づいた。

2008年4月24日(木)
石川台駅前のサンドウィッチ屋さん

手作りのサンドウィッチ屋さんが石川台の駅前にある。
通りに面してショーケースに、家庭的なサンドウィッチが並ぶ。どれもこれも美味しそうで、いつも選ぶのに困る。

今日は、スペシャル220円とコロッケ180円を買った。スペシャルは、たっぷりの卵とハム野菜がはさんである。コロッケはフツーの味。この、「添加物もなんも入ってませんよ」というフツーさがいい。

「スペシャルとコロッケをください」
「はい、400円ね」
風通しのいいところに置いて、早くたべてくださいね」といつも言ってくれる。
そして渡すときに、「それでは、今日もお仕事を、ほどほど頑張ってください」と声を掛けてくれる。言い方は控えめで優しい。ええおっちゃんや。

今日、気付いたのは、おっちゃんの動きや。
ちょっと半身不随っぽい体の動きをしていた。

(おっちゃん、サラリーマン時代に働きすぎて脳溢血とかになって、今はこうやってサンドウィッチを作ってるんかな?そんでサラリーマンの気持ちがわかって、心にぐっと来る感じで一声掛けてくれるんかな?)

と深読みしてしまった。機会あれば聞いてみよかな。

2008年4月17日(木)
サンバの音が、新宿の街に鳴り響く

『熱血第8弾』の会場へ向う途中、居酒屋さんの69周年創業祭の景気づけでサンバをやっていた。

「あれ、営業ですね」
「そうだね。12〜15万円ぐらいかな」

と、ぼくとほそちぃの会話は、まるでサンバ通。

2008年4月14日(月)
初"鍼"

昨日、やっぱり舞台で無理をしてしまった。朝起きても、ちっとも良くなってへん。
痛い〜、めっちゃくちゃ痛い〜。
歩くのでさえ辛い。ぱんぱんに張ってて、じんじん痛い。意識はずっと足にとられて、ぜんぜん気持ちが乗らへん。でも、今日は祭り本番。そんなん言うてられん。ほんま、何しに帰ってきたんだか。
なんとか動かせるぐらいには、せな。このままじゃ、まじで、歩くんも無理やし。踊るなんて、なんぼ根性入れても物理的に無理や。まったく足が言うこときかん。

こうなるやろうなぁと予測してたんで、昨日「山道」で、"鍼"を予約しておいた。鍼は受けたことないが、まだマッサージよりは即効性があるやろう。
鍼&マッサージのコース(約90分)で5,800円を頼んだ。

また全盲の人や。38歳というから、ぼくと同い歳や。丁寧で優しいしゃべり方をする。あの、ぼくが小さい頃から見てた人は、ここではベテランのようや。30年以上やってるらしい。

初めての鍼を見たかったが、うつむけだったので見られなかった。刺しては、ぴんぴんと弾いてる。なんとなく経穴を順に追って、解放されていくような感覚がある。刺す瞬間にたまにチクっと痛むが、ほとんど痛みは感じない。体はちょっと抵抗があるみたいで、少し嫌がってる。

だいぶ丁寧に、ようけ打ってもらった。マッサージは首周りから、腰と足を入念にやってくれた。足は、多少歩けるぐらいにはなった。びっこひきながらなんとかや。もう、あとは獅子に入ったらテンションあがって勝手にいくやろう。後のことは知らん!「春祭り」。

2008年4月13日(日)
神戸太鼓35周年記念

昨夜はシップを貼って寝たが、ぜんぜん治ってない。まったく起きあがれん。痛いーーーー。むちゃくちゃ痛い。歩けん。一歩、前に足を出すだけで、びくびくと激痛が走る。あかん、めっちゃやばい。今日、舞台やのに。足曲がらんし、歩くことさえできん。踊るなんて不可能。

ううう、神社に12時集合やで。なんとかせな。
しゃーない、効くかどうかわからんけど、マッサージ受けてこよ。こんな日曜にどっか空いとんかな?とりあえず三宮で探そ。


 ☆ ☆ ☆

うちの坂の下んとこに、「山道」というマッサージ屋さんがある。空いてた。ここは、ぼくが小さい頃からある。それ以前からある。隣りの豆腐は潰れたが、ここは残った。

小さい頃は、「鍼灸マッサージ」と書いてあったが、何屋さんかわからんかった。ときどき、杖をついた全盲の人がここに入っていくのを見た。他に、人が入っていくのを見たことがない。

その「山道」のドアを、初めて開けた。お客さんなんて、おるんか?でも30年以上ここにある、ということは経営が成り立ってるということやんな。あ、おばあちゃん二人が、雑談しながらマッサージを受けていた。小さい頃から見たことのある、あの全盲の人が、マッサージしてる。部屋は広くて清潔や。集合まで時間はないし、局部マッサージ20分1,500円をお願いした。

ぼくの担当をしてくれた人も全盲や。ほとんど見えてないようや。
「あ、これはあかんわ。20分・30分のマッサージで治るもんとちゃうで。ほぼ
肉離れやな。しかも、ずっと我慢して我慢して痛めた状態になっとうから、瞬間的なものやない。週に2・3回通ってもらって治すようなものやで」と言われた。
ほぐせるが、芯の痛みを取るのは無理と断言された。実際、マッサージを受けながら、その意味を実感した。ほんちょっとだけ緩和された。

あー、今日は舞台やのにな〜。今日単発だけやったら無理してもええけど、明日は一日中歩いて踊まくりやから、できれば今日は足を休ませておきたいなぁ。でも、今日も100%でやってまうんやろうなぁ。「神戸太鼓 創立35周年記念大会」。

2008年4月12日(土)
大ショック 肉離れ

春祭りで、神戸に帰る。そこで事前に、古やんに頼んでフーパの練習が、この土日になるようにセッティングしてもらった。
今日がフーパの練習で、明日は獅子で舞台、月曜日がメインの春祭りや。

昨夜というか今朝まで、会社の先輩の送別会で飲んでしまった。数時間だけ寝て、バスケと獅子の用意を慌ててやって、飛行機に飛び乗った。

 ☆ ☆ ☆

今日のフーパは25人も集まり、増えたなぁ。柔軟体操すると、前より体が曲がるようになった。ランシュー、2−3で体をあっためてゲーム開始。2回目の7分ゲームのとき、タップアウトして、ディフェンスに戻ろうとバックで走ってたら、足が硬直してステーンとこけた。

恥かしー!!!

なんもないところで、ステーンやで。こけた自分に驚いた。そして、2・3往復したところで、左ふくらぎに激痛が走った。足がつった。
バスケしてて足がつるなんて、初めて!もう歳なのか、今朝まで飲んだんが悪かったのか。


コートサイドで足を伸ばしたりしたが、まったく治る気配なし。結局、バスケは続けらず、ここで終了。
めっちゃ楽しみにしてたのに〜。大ショック。何しに来たんだか・・・。

2008年4月6日(日)
28mm広角

28mmだとこういう絵に強い。

手前の子供から、奥の消防車まで入る。呑川もそう。

28mmの画各は、なんでも狭くて小さい日本には向いているレンズサイズや。海外では売れない。

実際、狭くても、広いように感じる絵になる。一番、効果的なのはマンションの室内写真やね。広告チラシで見た感じより、実際行くと「あれ、こんなに狭かったっけ?」と思うのは、レンズのせい。

2008年4月6日(日)
東調布公園の野球場

レンズは広角28mmになった。
もともと28mm好きで、だからオリンパスのμシリーズを愛用してきた。

デジカメになって、その構造上28mmは厳しく、オリンパスより先に開発したのは松下のルミナックスや。でも松下の色は好きやないんで、28mmは諦めて、色でフジフィルムのファインピクスを選んだ。

この3月に、ファインピクスも28mmになった。
ズームは5倍やけど、28mmからの5倍は、あまり寄りにはならない。ま、これはしゃーない。あんまり使わへんし。コンパクトカメラのズームなんてオマケみたいなもんで、ズームするなら、被写体に寄ったほうがいい。

2008年4月6日(日)
東調布公園

ダイナミックレンジが400%まで上げられる。試しに撮ってみたが、AUTOでもそんなに変わらんかった。

歩いて、3・4分のところに東調布公園がある。なんで、ここが「調布」なんやろ?調布ってぜんぜん遠いんやけど。
ここは、ナイター照明のある綺麗なグラウンドもあるし、D51と消防車など置いてあり、交通公園になってる。家族連れには大人気の公園や。

ぼくも、小さかったら、ここを走りまわっていたやろう。大田区の施設で、ジャンボスライダーのある屋外プールと、年中室内で泳げる温水プールもある。プールは、480円。安い!天井はガラス張りで、太陽が降り注ぐし、夏は開閉式でオープンになる。贅沢な設備やわぁ。

一冬で8kgも太ってしまい、ぼくの場合、下っ腹というより胃のあたりの中腹がぽっこり出てくる。変な体型。脂肪は背中にもたっぷりついていて、背中全面1枚ぶんが余分に重い感じや。

左の足首からふくらはぎの状態は、騙し騙しで、じょじょにええ方向には治ってきているようや。15分以内の徒歩(走るなんてもってのほか)だったら、多少の張りを感じる程度になってきている。歩けなかったときと比べると、だいぶマシや。

体重を減らすには、運動しかない。それには足が治らな駄目。足を治すにはおとなしくするしかない。
その相反するところを、うまく見ながら、運動へシフトしていく。

とか言いつつ、天気が気持ちよくて、昼間からプシュプシュ、
ビールを開けてる。これで2本目。

2008年4月5日(土)
映画『モンゴル』とデジカメ

映画『モンゴル』に行ってきた。公開初日の18時の回のわりには空いてるなぁ。

チネチッタさんが新教育に力いれてるのか、スタッフさん皆「こんばんわ!」、「ありがとうございました!」など挨拶を大きな声でやるようになった。空いてる劇場に響き、余計に"空いてる感"が強調された。

挨拶をスタッフ一同声に出すんはいいが、画一的なのは意味なし。むしろ嫌。「気持ちなんて、入ってませーーん」とアピールしてるようなもんや。空いてるんやから、張り上げんでも声は届く。気持ちがあれば、一人一人に伝えればいい。

 ☆ ☆ ☆

デジカメがとうとう壊れた。北海道のスキー&旭山動物園でトドメをさしたのかもしれん。電源が10回に1回しか入らなくなり、写真が赤っぽくなる現象や。

あかん、買い換えや。

川崎のヨドバシカメラとビックカメラとさくらやで比べて、値段は同じで、ビックカメラのポイントがよかった。FUJIFILM 100fdを購入。

2008年4月5日(土)
テンションあがらん

テンションがまったく上がらん。つまらん。

野球部から頼まれごとがあり、東調布公園プールにある事務所に行かな。良かった、一歩でも出なけりゃならん理由があった。ついでにプール行くか。4月から休場があけたはずやもんな。でも泳ぐ気がせん。

歩くだけでもええから、この底をいくテンションをなんとかせな。


プールに行ったけど
泳げなかった。「つまらん」が先行して、体が前向きやない。どこまでも、ぼーっとしていたくなる。区切られた25mプールのフリースペースのところを、ゆっくりやけど、止まらないように歩いた。10代の中学生らしい女の子二人組みが、♪泳げたいやき君を仲良く歌っていた。

部屋の掃除をした。先週してないから2週間ぶり。
底を行ってたテンションが、5cmほど上がって、文字を書けるぐらいにはなり、こうやって書く。メールの整理をしよう。

今日から、NHKの教育テレビでアニメ『精霊の守り人』が放送開始や。絵もいいし、何より声優さんの声がいい。二の妃とのやりとりのところで、得心した。

これや。このぎりぎりの駆け引きと信念を欲してるんや。ここ最近読みはまってる
「水滸伝」と「守り人」のせいが強いな。そのせいでナマヌルイ会社に、嫌気がさしてるんやろう。日頃から思ってるが、自分を騙してきた部分が、思いっきり突きつけられてる感じや。
仕事は真っ直ぐなことばかりでなく、むしろ理不尽だらけで、それとどう折り合いとつけていくかが社会では大切なんや。それはわかってるが、続くとテンションさがる。


水滸伝の
リンチュウも、守り人のバルサも、生き死にのなかで、自分に対して真剣に生きている。適当に」という言葉はない。適当に生きてきた人たちを否定するわけやないけど、まったく交じり合えない。

こんな世の中だからこそ、仁義礼智信、ぼくぐらいは通そう。なんぼ「古い、変な奴」と言われようが。
人間関係が希薄、人物が薄っぺらい現代の日本社会ではそれがいいらしい。でもぼくは泥臭く愚直に生きる。いくらあほやばかと見下されようとも、ぼくはぼくや。感謝を忘れず、思い遣り気持ちを大事にしたい。

2008年4月4日(金)
おぇおぇええ〜

茨城県南部を震源にして、23区内では震度3の地震があった。
1Fのフロアーやったけど結構揺れて長めやった。

5・6分後、久し振りに来た。

(うぇえええ〜)と吐け気がわいてきた。胃液を絞りだすように、身体が異常を訴えている。
(うぇえええ)と、何度も何度もこみあげてきて、トイレに駆け込みたいぐらい気持ち悪かった。運悪く、急ぎの仕事を抱えていて、我慢して仕事を続けた。

うぇぇええ、きもぢわ"るぅいいい〜。

2008年3月30日(日)
映画『コントロール』

シネマライズ(渋谷)、15:00〜の回で映画『コントロール』を観て来た。終って外へ出ると雨が降っていた。しかもサブいっ。花冷えやぁ。

 ☆ ☆ ☆

徳島公演のときに買ってきた
「みまから」を、カレーに入れたら劇的に美味くなった!「みまから」は青唐辛子を煮込んだ調味料で、そのまま冷奴にのせて食べたりできる。袋に「鍋物やカレーにも」と書かれていたので、試しに入れてみたら、市販のレトルトカレーがお店で食べるような味に変身した。辛いけど、じんわり身体があたたまり、ぼくは汗がだらだら。

2008年3月29日(土)
お向いさんの猫

ベランダの窓を開けると、向いの家の出窓から視線を感じるときがある。

や。猫がおる。
じっと、こっちを見つめてる。

突然、窓が開いて人が出てきたから驚いているんやろう。理由は
わからんが、無性に、追いかけまわしたくなる。

2008年3月29日(土)
呑川の桜

近所の呑川に垂れる満開の桜。
散歩している人がたくさん。

2008年3月28日(金)
号泣

宋の国はでかい。圧倒的な数と人材。その元帥、ドウガンは最強や。
トウマンの甘い判断を、ばっさり処断する。
「仕方あるまいな。晒せ」
トウマンは、戦に対する意識が足りなかった。自裁を選ばず、5日晒されて死んだ。

18巻のラストに、
リンチュウが死ぬ。途中に、そういう兆しがあった。
ぼくは寝る前に、寝転がりながら読んでいて、うぉおおおおと吼え転がりまくった。

コウソンショウの一条の涙に、釣られてまたも号泣。二人の人生がフラッシュバックのように絵が浮かんだ。
悲しみを抱えたままのリンチュウ。いつも死にたがっていたのに、最後は人のなかに生きた。ぼくは、風呂あがりの寝る前に、寝転んで読んでいた。あとがきの解説まで読みきると、幼い子供のように
泣き疲れて眠った。

 ☆ ☆ ☆

ひるがえって現代の日本の一般的な会社には、リーダーがおるんやろか。ビジョンを示して、その責任を負う覚悟で部下たちを引っ張り、やりたいことを実現する。いてほしいなぁと期待。

2008年3月26日(水)
水滸伝18巻

真綿で締められるように、気付いたらめっちゃでかい布団に包まれてて、どっちに寝返りを打っても布団のなかで、息苦しい。げたくても逃げられん。先が見えてるようで、もう終わりが迫っている。伸ばした枝先まで感覚は宿ってるのに、幹から分かれた枝のところからごそっと落ちたりする。そんな感じや。

2008年3月23日(日)
映画『ノーカントリー』

映画『ノーカントリー』を観にいってきた。アカデミー賞の4部門を受賞した話題作や。
サスペンスのようで、老獪な老人の訓戒のようで、狂気と
銃、撃つ、吹っ飛ぶ、血まみれがまんま描かれていた。型にはまった演出に見えて、逸脱していて一筋縄でいかない。

2008年3月18日(火)
漫才コンビ インポッシブル

『本番で〜す!第五幕』の新人オーディションコーナーに出ていた、二人組みのコンビ"インポッシブル"がめちゃくちゃおもろかった!
もいっぺんみたい!!!2mの昆虫たちとのバトルは続く!!!

2008年3月17日(月)
ゴミ出しおじさん

正確に言えば、【ゴミ捨て場をきちんと整理してくれるおっさん】や。ぜんぜん悪い人やない。むしろ善人。おっさんが今朝もいた。

背は高くて、おそらく180cmぐらい。姿勢も悪くない。いつもブルーのつなぎの作業服を着てて、ぱっちり目で、愛嬌がある顔や。人なつっこい部類に入る。

が、人を疑うことから始める性格や。

さーて、今日も出るか、「お宅どこから?」が。

「おはようございます!」
「・・・・」
(あ、返事なしかよ)
もう一度、「おはようございます!」
またもや無言で、こっちをちらっと見て、ゴミ山の整理に戻った。

カラス避けネットのなかに、ゴミがきちんと収まるようにしている。その作りかけの山の中腹の、へこみ目指してゴミを置いた。ここやったら、おっさんの手をわずらわせんでええ。


ぼくがゴミを置く様を、じーっと見てる。(なんか言わんかい、なんか!)こっちを見ながら、今日は無言。「お宅、どこから?」を今にも言いたいのを我慢してる感じや。

<今日ここで言うたら、さすがに3度目。さすがに言えん。でも、こいつは怪しい>と思ってるのがありありと伝わってくる。

2008年3月11日(火)
風邪ひいた

「またか!」とか「よくひくな〜」と、よく言われる。

ほんま、うがい手洗いは小まめに徹底してるし、怪しいと思ったら、葛根湯を飲んだりして予防に努めてても、ひいてしまう。だいたい喉からきて、熱がダーが出るというパターンや。

先週寝不足が続き、今週末は遊びすぎた。吐いたときに胃酸で喉がやられたせいもあるな。月曜日に(あ、やばい)と思ったが、夕方にはどんどん熱があがってきた。そして翌日の今日、熱がどんどんあがって意識朦朧。会社を休みにしてもらって、こんこんと寝た。

8時間持続するはずの冷えピタシートが、1時間ほどで駄目になる。枕に置いたアイスノンも、効いてるはずやけど、ぜんぜん感じない。もう、ぜんぜん駄目っすーーー。

2008年3月9日(日)
49日の法要

苦楽園口から歩いて10分。満池谷墓地に、親父の墓がある。
49日や。まだ墓碑に戒名は彫られていない。

掃除して、墓石を磨いて、最後に水を撒いた。
手を合わせた。
話しをしたが、何も返ってこない。

帰りは、1駅やし天気がいいので、甲陽線に乗らず夙川沿いを歩いた。さくら道や。春は、桜で満開の散歩コースになる。

 ☆ ☆ ☆

東京に戻り、会社のテニスへ。昨日のバスケで体はがたがたで、しかも昨夜(今朝)、寝てるときにえづき、飛び起きて"おえっちょ"をしたほど(何年振りや。学生か?!)絶不調のままで、ぜんぜん体は動かんし頭も働かんかった。

2008年3月8日(土)
焼きそばとフーパ

スカイマークエアラインで神戸に帰り、着いて、ランチを食べようと思って、店を決めずに"さんちか"へ行った。今も昔も、行列が並ぶ有名店があれば、ぜんぜん知らない店もいっぱいあった。

1軒、そこそこ並んでる店があった。
「お、ここにしよ」
自家製麺焼きそば専門店【長田本庄軒】。ぼっかけ焼きそば(大)+ライスで700円。安くて、美味かった!

 ☆ ☆ ☆

フーパに行くと、「あれ?どないしたん?」、「久し振り!」、「獅子舞で帰ってきたん?」とみんな声を掛けてくれる。嬉しいなぁ。
足をいわしてから本格的なバスケは、これが初めて。大丈夫かなぁ?と不安やったけど、やりだすと夢中になって痛みを忘れた。やっぱりバスケは楽しいわ。

コートの一角は、託児所になっていて、フーパも家族連れだらけ。いつまでも独身でぷらぷらしてるのは、ぼくぐらいやん!
と思いきや、まだもう一人大御所がいた。お互い「おる?できた?まだやろ?」と確認しあって安心。って、なんの安心や?!

そのあとの宴会も大盛り上がり。めちゃめちゃ酔っ払った。帰ってから、どうやって着替えて、ふとんに入ったのかまったく覚えてない。

2008年3月2日(日)
映画『ライラの冒険』と『潜水服は蝶の夢を見る』

久し振りに、週末、自分の時間が作れた。
とはいえ、今度出演する披露宴の打ち合わせと、それに向けての特訓用獅子の荷造り&宅急便に載せる用事など済ませ、掃除・洗濯をしてると時間はあっという間になくなった。
買出しに行って、たまったビデオが片付かないうちに時間切れ。

それでも日曜のレイトショー合わせで、映画を2本観た。
『ライラの冒険』と、「潜水服は蝶の夢を見る」。

『潜水服・・・』は、おもしろかった。いい映画やった。
セリフも、絵作りも、編集もすべて詩的。まさしくフランス映画。この作品は、それがぴたりとはまってて、これ以上ない作品となっていた。実話というのが作品にすごい力を与えている。

川崎チネチッタなので、この映画にしては、意外な客層が入ってた。うそ臭い黒人が露天で売ってるような服を着た女の子2人組。女子高生か?と思うほど若い。なんかと間違えたんか?と思ったが、案外おとなしく観てた。始まりと終わりは、ぴーちくうるさかったが。

やはり映画は劇場で観てこそ、や。

その時代の空気があり、いい作品は一体感を感じる。何より、「映画を観に来た」という感覚がいい。暗くなって、いろんな人たちが同じ映画を観る。捉え方は千種万別で、観るスタイルもばらばら。

2008年2月29日(金)
自転車を漕ぎながら涙

水滸伝17巻。
続々と男たちが死んでいく。しかも重要人物たちが、や。

生真面目なカクキンは、そういう運命をたぐりよせるのか。
「俺の命だ。受け取れ」
上官の血を全身に浴びながら、カクキンが言う。
「キョウオウ殿。命を、確かに貰いました」


そしてロタツが死ぬ。壮絶な死に方や。しゃれになってへん。なんちゅう死に方や。人はそんな死に方を選べるんか。
ロタツが死んだとき、北方謙三が言ってたことを思い出した。
「夜、ひとりで酒を飲む。俺はひとりだが、奴らが出てくる。梁山泊の奴らだ。尽きることなく語り明かす」

わかる気がした。男たちが、出てきて、「そうか・・・」、「ならば・・・」と語り合いたくなる。


「人が死ぬということは、そういうことだろう」
ズシンと来た。

 ☆ ☆ ☆

帰り道、呑川沿いをチャリンコをこぐ。まだ風が冷たく、涙目になるぐらいや。ふとここで、電車で泣くのを我慢していた解放してみようかと思った。
すぐに、ロタツが脳裏に浮かんだとたん、ぼろぼろ涙がこぼれてきた。温かい涙が頬を伝って首筋まで流れていく。風にあたっているうちに途中で涙が冷えていくが、涙は次から次へと流れて止まらない。自転車を漕ぎながら、ぼろぼろ泣いた。

2008年2月25日(月)
水滸伝 17巻

風邪ひいて寝込んだ。なんとか治して熱血宴会。その間に水滸伝17巻が発売された。この本を読むときは真剣勝負や。翌早朝、羽田に集合して北海道スキーと旭山動物園へ(2/16〜2/18)。

北海道へは上橋菜穂子の『精霊の守り人』を持ってった。あっという間に読んでしまった。
遊んだら仕事。仕事、仕事、仕事。

あっという間に週末でバスケ。夜は、翌日の須賀神社での獅子舞のためレンタカーを借りにいき、積み込み。早朝、栃木へ車を走らせた。獅子舞演舞。夜は新宿でメンバーの送別会。しこたま酔っ払った。

2008年2月9日(土)
カレー【リトル・ショップ】と映画『ラスト、コーション』

映画『ラスト、コーション』を観に、渋谷Bunkamuraル・シネマに行ってきた。渋谷のあそこまで上がるなら、ついでに、テレビで紹介されてたカレー屋さん【リトル・ショップ】に行ってみた。前から行ってみたかった。

 ☆ ☆ ☆

カレー屋「リトル・ショップ」は、店名通りに小さいお店で、4人テーブル席が2つと、カウンターの5席しかない。合わせて11人で満席や。ウリは、めっちゃ大盛りのカレーや。しかも、一番人気のきまぐれカレー(700円)は、その日のきまぐれで、唐揚げからとんかつまでなんでものる。

ぼくのときは、おでんの厚揚げ、ひじき、唐揚げ5個、とんかつ1枚、目玉焼きがどどーんと盛られていた。これにチーズがふられている。これでお値段、たったの700円!!!

ご飯もカレーも大盛りなので、女の子なら余裕で2人ぶんになる。ぼくと相席になった兄ちゃんは、途中からあきらかに食うペースが落ちていた。

開店11時ちょうどぐらいに行くとすでに並んでいて、ぼくはちょうど一巡目に入れた。ラッキー。

 ☆ ☆ ☆

『ラスト、コーション』は、Bunkamuraだったので年配のご夫婦で来られてる方が多かった。主演のタン・ウェイがすごかった。トニー・レオンも難しい役をやりきっていた。

2008年2月4日(月)
チーズ・フォンデュ

チーズ・フォンデュを作った。
お気軽セットみたいなのがあって、と言っても、チーズと小麦粉が入ってるだけやったけど、フランスパンとウインナーを用意して、当然フォンデュ鍋なんてないから土鍋で代用して作った。

美味い!!!温まる!チーズ好きにはたまらん!
腹が減ってたのも手伝って、ハフハフいいながら勢いよく食った。

いや〜美味かった!
食いおわって、そういやスイスでも食ったな、と思い出したが、チーズ・フォンデュは最後のほうは飽きてくる。それを思い出した。
何入れても、チーズ味になってしまう。当たり前やけど、これが最後に飽きてくる。

それと、もう一つ悩ましかったのが、チーズが土鍋にこべりついて洗いにくかった。

2008年2月3日(日)
東京に初積雪
昨日、『THEこども寄席』のあと飲みに行き、今日は二日酔い。う〜、頭痛い。
夕方ようやく起きれるようになり、今日は節分やと思い、
太巻を買いに行った。今年の恵方は南南東らしい。なんとか食う。

東京、初積雪。
一日中、サブかった。
2008年1月28日(月)
ゴミ捨て場のおっさん

月曜日と水曜日は、燃えるゴミの日や。いつもゴミ山を整理しているおっさんがいる。ゴミ捨て場の向いに住む、アパートの管理人さんっぽい。

その整理中に、かち合った。
ぼくから挨拶をした。「おはようございます」と、ニカっと笑う。
というのは、ぼくはチャリンコにまたがったままやから、下手するとえらい遠いところから、ここに捨てに来てるように思われてしまう。

その予想通り、おっさんは「おたく、どこから?」と訊いてきた。
「そこです」とアパートのほうを指差して、答えた。あ、そうと納得したふうやった。

そんなことが、2・3週間前にあった。

そして今日もまた、おっさんとかち合った。

「おはようございます」
「おたく、どこから?」
「そこですっ!」

前にも言うたやん!!!

2008年1月26日(土)
映画『魁!!男塾』

今日、公開日や。レイトショーには、予想通り、ジャンプ世代だけがわんさかきてる。
みんな、バカバカしさに期待している。
ぼくもそうや。

授業風景。
「うわっはっはっはーーー!」

油風呂。
「うぉおおー、気合い入るぜ〜。壮絶や〜。実写になってる〜!」

民明書房の解説!
「出たーーーー!!わはははは」

大爆笑の連続。


後半の『驚羅大三凶殺』はまーまー。せやけど、
『魁!!男塾』は、ちまちま家のテレビで観るんやなく、劇場で観るべし!アホらしさを増幅させられる劇場のほうが絶対おもろい!

2008年1月25日(金)
水滸伝 16巻

決戦に向けて、拡がった世界が一つに集約していっている。
細かいエピソードが連なって、ずしりずしりに重みが増す。

逃げ出せない。水滸伝に向うときはマジになる。
一言一句、行間や文字間ですら油断できん。すべてが
真剣勝負や。

真面目なカクシブンと、その息子カクキンのエピソードに涙が流れた。
真っ直ぐな親子や。

「すまぬ。これは、一度だけ言うことだ。おまえは、私の誇りだ」
カクキンが父の胸で一度だけ泣く。そして共に馬を駆っていく。カッコええ〜。

そんな親子のエピソードの一方で、同時に、暗闘が行われている。謀略と暗殺。「こいつは、まさか?あいつか?」と思ってると、その通りで、梁山泊の重要なメンバーが次々と殺された。歯がゆい。

さらに
洪清と燕青の激闘は、すさまじかった。究極の体術を得たもの同士が、闇夜で戦う。どっちが死ぬかわからなかった。おそらく北方謙三も書きながら、どうなるかわからなかったんとちゃうか。筆致から、そんなふうに感じた。

重要な人物が殺されていく。今後「どうなるねん?」とあせる。お互いが痛恨の打撃を与えあう。双方、もう引けないところへ向っていく。いよいよ決戦へ近づく。

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