きとやん日記                       
 2006年12月1日〜2007年3月3日

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2007年3月3日(土)
契約してきた、早速もういっぺん見て来た

不動産屋さんと契約してきた。
これで確定。あとは実務をこなしていくだけ。引越し屋さんを決めて、この際壊れかけの冷蔵庫と洗濯機は新しく購入して、チャリンコも買い換える。これからチャリは重要な足になるからな。新しいところは、駅から遠くなる。歩くと15〜20分かかる。

不動産屋さんの帰りチャリンコを漕いでると、警官のおっさんが「君。その自転車を見せてもらえますか?」と声を掛けてきた。(何?こんなぼろいチャリンコをパクチャリしたと思うん?)

「登録してる?」

「いえ、してません。もらいもんなんです。」
「誰から?」
「え?リーダーから」(アホな質問に、わざとニックニームで答えてやった)
「・・・名前わかる?」
「いやーニックネームで呼んでたんでわかんないです。もう結婚しはったし」
「何年前?」
「12、13年前です」
「ちょっと交番までいい?時間ある?」

えええ〜、めんどくせ〜。しかもこのチャリンコは今日か明日までやのに〜。
交番では盗難届けの照会をして、当然そんな届けはなく、しょーもない時間をつぶされた。帰宅すると、ちょうどヤマト引越しセンターさんが来た。訪問見積もりを依頼していたからや。担当のおばちゃんは、タバコ臭かった。


「3月の22日はねー、混んでるんです。帰って調整しますが」
と、あまり請けたくないような口ぶりや。商売する気がないんやなく、ほんまに忙しいんやろなぁ。
しかし、ぼくの物件はおいしいはず。引越し先がむちゃくちゃ近くて、車で5分もかからんところやし、人足としてぼくも一緒に働くからな。値引きの対象にはなるはずや。

「荷物多いですね。2tロングが必要ですね」
こんな感じです、と
出てきた金額が95,000円。
高っー!!!45,000円ぐらいやと思ってた。ぜんぜん無理。


 ☆ ☆ ☆

鍵をもらったことやし、早速寸法を測りに行こう。チャリンコで6・7分や。
不動産屋に訊くと、前の人は1年ちょっとだけ住んでたそうや。その前が、オーナーさんの身内で、10年ちょっと住んでたらしい。ぼくの前の、1年ちょっとの人は、新婚さんだったらしい。
「短かったんですね」と訊くと、
「若い新婚さんでしたからね・・・」と、それ以上は言えないという表情になった。いろいろあります、と。

さて、
玄関を入ると、下駄箱がないことに気付いた。買わなあかんやん。どの部屋にも照明とエアコンは付いている。これはラッキー。窓が多いのはいいが、結構カーテン代がかかりそうや。

物を置く場所は後から考えるとして、ちゃっちゃっと寸法を測ってった。ベランダにCSアンテナが備えつけてあったが、どこに線が引っ張ってあるんやろ?ま、見ぃひんからええか。

いよいよ屋根裏部屋や。あれ階段の下ろし方がわからん。かちゃかちゃ。あれ?あれ?あ、あ、なるほど。おおおー、降りてきた。意外にしっかりした階段やん。でも急やから、やっぱり物の上げ下ろしは無理やなぁ。
暑っ!めちゃ熱がこもってる。この季節でこれか〜、夏はどないなんねん???
フローリングでしっかりしてわ。あ〜でもやっぱり柱や梁が邪魔やなぁ。頭が当たるし、ふいに移動するとゴツンとやるな。せやけど、騒ぐときはここに上がるべきや。木造アパートやから、1Fの人から怒られそうやもん。
ここやったら大丈夫。

広さは十分で、収納もいっぱいある。部屋をどう使おうか。民家が密集してるから、やはり騒ぐのは無理やな。

 ☆ ☆ ☆

自転車ってどこ置いたらええんやろ?置き場所がない。
あ、郵便受けは前のカップルさんの表記のままやわ。あ〜チラシがいっぱい入ってるなぁ。うわっ、
請求書がある。これってプライバシーわかりまくやん。大田区からの国民保険の請求に、NTTからはFOMAの請求書。電話番号も当然記載されてるし、ええんかこれ?問題ありそうやから全部捨てとこ。

2007年3月1日(木)
保険解約!

家賃がめっちゃ高くなるんで、保険解約や。
社会人なりたてのときに、騙されたように契約した生命保険。いらん、いらん。病気せぇへんし。
ガン保険も解約や。「あんた、うちはガンの家系やから」とおかんに説得されて入ったが、いらん。
 ☆ ☆ ☆

引越し屋から見積もりをとる。3社に依頼した。
ほんまは、引越しは今んところからめっちゃ近いんで、頼まんでもええか、と思う。
レンタカーで、誰かガタイのええ連れに頼めたら、安くできそうや。
でもなー、まー、無難に業者に頼んどくんがええか。

2007年2月25日(日)
映画「リトル・ミス・サンシャイン」、当たーり〜!

あまり期待せずに軽〜い気持ちで観に行った映画が、期待以上におもしろかったときは得した気分になる。しかもハッピーな映画だったのでダブルでいい気分や。

映画『リトル・ミス・サンシャイン』がまさしくそう。いい脚本で、いつのまにかラストまで走り、ラストが最高にいい。一緒に踊りたくなる!てんでバラバラのようで脚本がしっかりしてる。安心して映画に乗り込めて、劇中の主人公たちと同じバスに乗った気分や。

低予算の映画だったのがなおいい。映画は金やない。小さい箱でロングラン上映されてる事実が、この作品のおもしろさを証明している。

2007年2月25日(日)
引越し決定か?!

不動産屋のおっさん(洗足駅前)に押し切られそうや〜。さすが個人経営でやっとう"じじぃ"は老獪で強引や。そのお陰で、家賃も10万5,000円が10万円に掛け合ってくれたけど。いよいよ月曜日に契約か?
新しい引越し先の候補は【2LDK、47u、4階建ての3階。日当たり良し、鉄筋コンクリで隣りとの壁も十分あって多少うるさくても問題なし。窓からは多摩川が望める】という物件。
がしかーし、駅から遠いっ!!!
大井町線「等々力」駅から、ぼくの足で歩いて20分かかる!場所は多摩川堤沿いや。歩いても歩いても住宅街(豪邸ばかり)で、コンビニ・店もなし。名所"等々力渓谷"を歩くコースが通勤路にもなり、ちょっとしたハイキングの気分。って、それが毎日か?!ま、バス停が近いからバスを使うかな。・・・と、終バスを調べると22時00分まで。そんなん乗れるかー!早すぎっ。やっぱり毎日駅まで歩き・・・、しかもひたすら坂道。うーん、どないしよ。

 ☆ ☆ ☆

と、そんな等々力で納得しようと半分覚悟していた。今日ずっと相談してきた不動産屋さん(旗の台)を再度一通りみて、なければ決心しようと思っていた。
まず朝一で1件内見したが、広さは十分やけど半地下で暗かった。あかんか〜。やっぱなかなかないなぁ。もう一度事務所に戻って、再度探してもらった。

え?【屋根裏14帖あり!大人が楽々立てます】って何コレ?嘘っぽ〜。興味本位で見てみたいですね、とその他一軒屋の物件などたくさん出してもらった。屋根裏の物件は、今いる石川台やし最初にそこを軽く見て、池上の【10.3万円の1LDK、44u】を本命で見に行くことにした。

が、この屋根裏あり物件は、広いっ!綺麗!収納も抜群。しかも【屋根裏14帖大人が楽々立てます!】は嘘やなかった。さすがに188cmのぼくと、不動産屋の兄ちゃん184cmは少しつらかったけどそれでも問題なし!入った瞬間に「ココええやん!」って感じやった。

このあと一応、池上の物件も見に行った。1Fがイタ飯屋で、広さとか十分あったが、さっきのが頭にあり、もう比べものにならんかった。

【石川台、徒歩13分、木造アパート(2/2階)、50u、屋根裏14帖あり、11万円】

予算オーバーやけど納得の物件。オーナーさんの身内が住んでいたそうで、内装とかも綺麗や。引越し決定!

 「あの屋根裏をどう使いますか?CDを全面に敷いたらどうですか?」
 「わはは、贅沢!取りづらっ!」
 「あ、下着ドロとかが、よく屋根裏にコレクションを並べるやん!あれができるわ!」
 「あります、あります!ぷぷぷ」
と、車のなかでは、いい物件ですね〜、とお互い笑顔を交わした。

屋根裏部屋にあがるのがおもしろい。引っ掛け棒で、折り畳み階段をカチャカチャと下ろすだけで、なんか楽しくなる。屋根裏部屋の全面に布団をひけば、10人ぐらい合宿できそうや。

2007年2月24日(土)
路傍の石

やっと見つけた山本有三の『路傍の石』。ブックオフで105円。

この名作は教科書にも載るような作品や。ぼくは中学受験のときに初めて出会った。

抜粋文から「この作品のタイトルは?」に、ぼくは回答できなかった。知ってるのに後一歩出てこない状態で、なんやったっけー?なんやったっけー?と終わったあとも考え続けた。
そこで帰りのバスの中でおかんに聞いた。その声がでかかった。

おかんから「あんた、そんなでかい声出さなさんな!」とぴしゃんと怒られたが、あれは答えられなかったのをごまかしたんやと、子供心ながらに悟った。

だからこそ、この作品には余計に思い入れがある。いつか読まなと思ってきた。
さてどんな作品か、読んでみよう。

2007年2月24日(土)
不動産巡り、第2弾!

偉いっ!もう二軒も内見した!

一件は広さ、日当たり、壁の厚さ、環境は抜群。ただし駅からスーパー遠い(ぼくの足で20分!)のだけ我慢すればええんとちゃうか〜。多摩川が目の前や。一つ、あんな遠いところに人が集まりやすいのか疑問やけど…。あ、店もコンビニもあらへんな。

さらに今日は、もう1件違う不動産屋にも行った。そこは希望のところが連絡がつかず内見できず、持ち越し。明日はまた別の不動産屋さんを予約してる。

なんてやる気まんまんなんやろ?!
ただしこれは、ネットで気になる物件をクリックしたら、自動的に不動産屋さんから連絡がきてアポを取らされるから、半分嫌々で動いてるのだ。

2007年2月23日(金)
映画「世界最速のインディアン」、大絶賛!
大・大・大絶賛!映画『世界最速のインディアン』!!!
おもしろかった。久しぶりの大当たりの映画や。感動し、気持ちすっきり。きっと心に残る映画や。

アンソニー・ホプキンスの魅力が大爆発や。温かくて人間味溢れて、誰もがついつい触れたくなる愛すべきキャラクター(おじいちゃん)。
ぼくの横に座ってたおっさんは終始ガハハと笑って、驚いて、歓声をあげていた。隣のお姉ちゃんはほろっ泣いていた。帰り、出口にいた二人組みの女の子は「どきどきしたね」と声を弾ませていた。劇場は満足した空気で包まれていた。
これを観なきゃ何を観る。'映画'を観るならこれや!
2007年2月22日(木)
昨日は舞台公演でした

昨日は公演でした。平日で、出演したのは初めてとちゃうか?
しかも舞台。


ロータリークラブのセミナーで、グアムからプロのダンサーさんらも来てた。
ミス・グアムにも会った!
めっちゃ綺麗で、品が良かった。

2007年2月16日(金)
なんで引越しするん?

3連休のときに不動産屋さんへ行ってきた!しかも内見を5軒もしてきた。おおー偉い!!!
がしかーし、
『1LDK、40u以上、日当たり良好、10万円』の条件が厳しいことがわかった。

そもそも1LDKの物件が少ないのと、40u以上やと12〜14万円になる。
池上線では無くて、少し広げて多摩川線でも探したら、「矢口渡」に49u/2LDK/11万円があった。(ここでえっか〜)と内見したら決めるつもりやった。


なのに、内見する前に、オーナーさんの社員さんが住むことが決まってしまい、ハイ消えた。
ショックの余り3日間寝込んでしまった(これは嘘)。

でも
(広くて、まぁまぁええ物件やったのになぁ)と落胆したのはほんまで、4月か5月まで時期開けよかと思った。ネットで検索しても、ぼくの条件ではヒットせず、エリアを広げると出てくるが、そうなると、どの場所がええんかわからんようになってくる。

別にどこ行ってもええんやったら、どこがええん?

東京の地理には疎いからさっぱりわからん。
と、今日うちのエディターに雑談で言うたら、「何年、東京にいるんですか?!」とツッコマれた。

いろんな要素が頭んなかでぐるぐるまわって、だんだん考えるのがめんどくさくなってくる。すると、いっそマンション買うたらええねん、と思う。

チラシをめくると、綺麗やし広いし、最新の設備やし、どれもええなぁと思う。良さそげなところばかりや。

賃貸なんて、なんでか知らんけど、1970年築とか、1984年築とか、そんなんばっかり。最近のんなんてあらへん。なんでや?


しかし、マンションって
、ぼくはなんぼまで借金できるんや?なんぼの物件やったら買えるんやろ?わからん。うちの二束三文の給料なんかで買えるんやろか。
またもや頭がぐるぐるまわってくる。


ずっとこの調子や。

2007年2月10日(土)
映画『どろろ』

先週映画『どろろ』を観てきた。今日映画『墨攻』を観た。
この三連休の間に『世界最速のインディアン』を観ようと思ったらレイトショー枠になかった。来週は『ドリームガールズ』と、そしてぇぇー、いよいよ来週には『
ジョジョ』ぉぉおぉぉが公開される。

おー、待ってました。
ぼくの一番大好きな漫画や。
ちょっぴりうちの会社も関わっていて、なんと荒木飛呂彦先生が試写でうちに来てた。オー、ノー、サインもらいたかった〜。
ジョジョがどれほど好きか、海外公演の帰り飛行機の中で獅子のメンバーに語ったことがある。が、そいつは後日、「あのゲゲってどんな話しやったっけ?」と、ゲゲってなんじゃいーーー!とシバキ倒したことがある。ま、そんな話しはどうでもええ。

川崎チネチッタは、ポイントが溜まって、映画5本観ると1本がタダで観られるようになる。それを続けると、次は4本で1本、その次は3本で1本と、常連にはお得なサービスがある。もちろん大活用や。
社内販売、前売り、レイトショーを駆使して映画をたくさん観まくるぞ。

2007年2月7日(水)
おばあちゃん子なので

ナイトスクープのどべちゃんに泣いてもた〜。

孫が、85歳のおばあちゃんの夢の一つである、幼少の頃に上海で過ごしたときに食べた【どべちゃん】をもう一回食べたいという夢を叶える依頼や。

もうこれだけで(あ、やばい。泣くかも)状態。
なにしろ、ぼくはおばあちゃん子や。

石田靖が向い、おばあちゃんはどんな料理か覚えてへんと言う。そこで上海料理屋に行けばわかるんちゃうか、と神戸の上海家庭料理店の
愛園へ行く。
(あー!行ったことある、ある)
と、ぼくはことさら身近に感じ、愛園の主人のおばあちゃんもめちゃ親切でええ味出してて、「どべちゃん」は一発で解明した。

【どべちゃん】を土産に持って帰ってあげ、おばあちゃんに食べさせた。
おばあちゃんは「これや、これや」と涙を流して喜んでた。

ぼくもそれ観て涙ぽろぽろ。

2007年1月24日(水)
白いウンコと北海道スキー

先週は初・人間ドックで、バリウムを初めて飲んだ。聞いていたが、翌日のうんこは白かった。便器に溜まってるうんこに向ってアルビノや〜!」と叫んでしまった。
うんこの形をしてるのに、真っ白!いつもと違って、しかも有り得ない色ちゅうのはこんなに驚くんか。年末にノロって緑色のうんこもしたし。

人間ドックの日、たまたま血尿が出て、一通り検査が終わったあとに、追加検査があった。膀胱エコーや。
さっき胃の超音波検査で行った、個室にまた通された。ここPLの保険センターは、アテンドしてくれるのも、検査してくれるのも、みーんな20代の女の子。ここは歌舞伎町か?と勘違いしてしまうサービス。ほんまに軽く一歩間違えると、そうなってしまう。そんなところで膀胱エコー。
安っぽい戸を開けて、個室に入るとかわいいお姉さんが、「では上着を脱いで、パンツを半分ずらしてください」と言う。


ベッドにあお向けになると、お姉さんはピっとティッシュを一枚取ると、ぼくのパンツを軽く持ち上げてはさんだ。超音波検査のジェルがパンツが付かないようにするためやけど、なんかこれ違う〜〜。
そして、ひたすら超音波をぼくの下腹部にぬりぬりと当てる。こする。
お姉さんはモニターを見てるが、たまに下腹部に顔を近づけて、当てている場所を確認する。がばっと行ったら、なんとでもなるんとちゃうか?と勘違いしそうやった。あれはあかん〜。

 ☆ ☆ ☆

そして週末は北海道スキー。1日目は札幌に滞在して、みんなは観光へ繰り出した。ぼくは観光に興味ないんで、スキーや。札幌市内の夜景を眼下にしながら、滑られる日本一夜景の綺麗なスキー場がある。藻岩山スキー場や。金曜日だったので、がらがらに空いていた。近所の子供達ばかり。ゲレンデが空いているんで、きつねが出てきた。

 ☆ ☆ ☆

東京では火曜日の夜に放送される探偵ナイトスクープ
なんと顧問が"やいこ"やんけ〜。さ、最高の組み合わせや。大好きな番組に、大好きなアーティスト!また次回も"やいこ"出てくれ〜。

2007年1月17日(水)
震災から12年

あれから12年−−−。
あれ、を思い出すと感情があふれ、こぼれてくる。

避難先の学校での暮らしは、笑顔で励まし合い、お互いを心配した。ぼくのいた音楽室は知らない人たちばかりやったのにいい人に恵まれ、ぼくら兄弟が日中いない間の配給を取って置いてくれたり、いろんな情報をくれた。
水がどこそこにある、あそこの銭湯が無料で開いてる(ぼくの同級生の銭湯だったが)、あの地域の電気が通じるようになった、電気が通じても漏電に注意しなさい、どこそこの寿司屋が無料で出してくれる、などなど。
温かい炊きだしは美味しかったし、配給で南京町の老祥紀の豚まんが熱いまま届いたときは歓声が起こった。約二ヶ月の避難所暮らしは楽しかったと言える。

なのに今思い返すと、気丈に振る舞ってただけだとわかる。
きっとみんな悲しみと不安を抱えながら、先の見えない前に向かって歩くしかなかったんや。必死に生きた。
辛いなんて言ってられなかった。
テレビで「今何が必要か?」と有識者が討論してるのを見て、「お前らがいらんわ、議論しとう暇あったら来ぃや」と悪態つきながら自らを鼓舞した。だから避難所は明るかった。悲惨さの中にも笑いがあった。

が、いざ自宅に戻るとどうしようもない現実が横たわっていた。毎日、使える家財道具を選んで出した。余震に怯えながらの、この作業はひたすら神経を擦り減らした。
あれを乗り越え今も追悼の気持ちにいる神戸の人達は、今後の人生において、決して
諦めることをしないやろう。「あれと比べたら、こんなんどうってことないわ」と、どんな苦難でも乗り越えられる変な自信を持ってる。

今日は、東遊園地のニュース映像に涙がとまらない。

2007年1月13日(土)
初スキーは、一人ガーラ

年内に行く機会がなくようやく来れた。初スキーは一人ガーラ
来週北海道やから装備と運動能力の確認や。何しろ衰えてる。今一本目が終わってランチ。
新潟もち豚角煮&ナムル丼、1,100円。

体力筋力がこそげ落ちてる。もうこの年齢、あとは落ちていく一方や、がく〜。一時間ほど滑って板・靴の感覚をまま取り戻した感じ。


朝8:04東京発に乗って爆睡70分で到着し、10:20には滑ってるからなぁ。こんな楽チンなスキーはあらへんわ。東京ならではの贅沢やけど、スキー人口減のあおりで年々ガーラの料金が高くなってる。新幹線・リフト・1,000円券がついて
14,000円

最後の1本で、余分な力が抜けた軽いスキーができた。

2007年1月8日(月)
油単を縫う
獅子頭も油単もぼろぼろや。でも買うお金なんてありましぇーん!破れたところに当て布をして補強します。ちくちく縫って不細工ですが、オッケー、オッケー。
2007年1月7日(日)
頭の中がスッキリ整理される

ごちゃごちゃにからまって、うんこが詰まってたかのような脳みそが、ラバーカップでしゅこしゅこやったみたいにスッキリ爽快!詰まってたもんがぜんぶ流れた!!!

賢くなるパズル

情熱大陸でやってて、試しにと、三宮のジュンク堂で求めた。小学校全学年用と書かれているが、子供に与える親のようなフリして買うた。今のぼくの年齢、ちょうどええわ。と喜んでええんか、複雑・・・。まずは『たし算初級』と『かけ算初級』を買った。

年末のK1観ながらやった。楽勝、楽勝。1ページ、ものの数秒。さくさく進む。たまに、えんぴつが止まるが、すぐにパターンを見つけ、3・4ページ進む。おーこの調子やと1冊で1時間かからん。そうしてあっさりはまった。

1冊終わると、脳の回路が少し整理されとうのがわかった。仕事や人間関係で「なんでも論理的やない」と、人と人の間をとりもって、ひたすらグレーゾーンを進んで和を尊重してきたけど、知らんうちに脳みそがバランスを失ってたんや。この本でいったん、頭ん中を論理的思考に戻せた。はーすっきり。

個人的にかけ算のほうが簡単やった。1月3日、早々に本屋が空いた時間を見計らって、中級を買いに行った。

2007年1月1日(月)
初詣は近所の"なんこさん"

湊川神社は楠木正成を主神とし、「なんこうさん」の愛称で地元では呼ばれている。

ぼくは子供のころ意味がわからず、"う"が欠けて「なんこさん」と覚え、今でもぼくは湊川神社のことを「なんこさん」と呼ぶ。


なんこさんは、うちから歩いてほんの5・6分のところで、初詣はいつもここや。元旦の朝は比較的空いてて、おみくじを引いたら小吉。書いていることは概ねええことばっかりやったんで、結ばず財布に入れた。

 ☆ ☆ ☆

1日は映画の日で、元旦も当然映画の日や。『
007 カジノ・ロワイヤル』を観て来た。ぼーと観て楽しめた。しかし関西人はエンドクレジットが始まったとたんに、7割がたが立ち上がって出て行ってしまう。初めて気付いた。

2006年12月31日(日)
お墓参り 3年連続
3年連続でおばあちゃんを連れて、大晦日にお墓参りや。
去年は、おばあちゃんがめちゃ嬉しそうに「わたし、大晦日にお墓参りくるんは初めてやわ!」と言い、「去年も来たがな」と半畳を入れた(ツッコンだ)。
そんなことがあったから、今年は事前に「今年も行くからな」と言うといた。おかげで大ボケはなかったが、朝になって「準備しぃや」と声掛けると
「わたしも行ってええん?」って、あんたを連れていくんがメインやん!とまたまたツッコンだ。
2006年12月30日(土)
犬のマーキングみたいなもん
神戸に帰ったら、もっこすラーメン(花隈店)を食べて、元町通りを大丸まで歩いて、そこでぐいっと海のほうへ曲がってメリケンへ向う。メリケンをぶらぶらしながらそのまま海沿いでモザイクへ行く。
あ〜店が変わったなぁ、ダイエーが潰れとうわ、などあちこちうろついて、まるでぼくは、犬のようで自分がマーキングしたところを確認していくようや。

夜は、フーパ(バスケ)の忘年会。
2006年12月19日(火)
焼肉のタレで

下山中にコケて怪我して、一人で3週間を焼肉のタレだけで生き残った人がいた。人間の生命力もすごいが、タレの力もすごい。なんて栄養価が高いんや!
そして今日の会見では、診た医者が「低体温で
冬眠状態やった」という。人間って案外しぶとい。

と、よくよく見ると、ん?見たことあるような顔や・・・、あまり見かけん苗字やし・・・

あー!!!!!

中学・高校んときの同級生やった。
「人間の驚異や」と感動してたのが、一転して「何しとんねん?!」と呆れた。

2006年12月18日(月)
風邪、また風邪と続く日記なんて嫌やけど

金曜日の朝、異常な吐き気がし、しかも強烈な下痢が・・・、あ、噂のノロ・ウィルスか?先週風邪ひいたから罹らんと思ってたのに罹ったか?!と、なんとか出社しつつもふらふら。
吐き気がして気持ち悪く昼は食べずに、できれば早く帰りたいと思ってたが、なんとか仕事を切り上げたのが21時すぎ。
「も、明日や。明日。明日やる」と思って、歩いて電車に乗る力も残っておらず、初めて、電車がある時間にタクシーに乗った。後部座席に倒れこんだまま、帰途へついた。

翌、土曜日。まず獅子の打ち合わせ。なんとか笑顔で答えられたと思う・・・。その勢いで会社へ行った。が、吐き気はするし下痢はとまらん。早々に2−3時間でダウン。帰った。布団へ直行、寝ようとしたが、眠れない。頭痛い〜ともだえる。しかも下痢が近い。緑色の液体しか出てけぇへん。これがドブ川のような臭い。おえ〜、なんじゃこれー。写真に撮って見せたい。

緑色のうんこ、と言っても固形やない。完全な水溶液や。こんなん初めて見た。緑なのは胆汁らしい。ノロウィルスが暴れてる証拠や。体力が根こそぎそがれて、ほんまこのまま死ぬんちゃうかと思うぐらいぐったり。

 ☆ ☆ ☆

日曜。ちょっとはマシになったかと思ったら、布団から起きる力が出ぇへん。電話する力も出ぇへん。あー、今日はクルゼイロのクリスマス・パーティやのに。行けないことを連絡せな、と思ってもトイレ直行。う〜、しんどいーーー、なんとかしてくれ〜。

日曜はとうとう部屋から一歩も出なかった。どんなに風邪ひいてても、コンビニ行って、なんか食べるもんを買うぐらいはするのに〜。部屋にずっとこもると、余計に体の調子が悪くなるタイプやから、出ようと思ってもその力が出ん。ひたすら横になるのみ。そして下痢と吐き気の嵐がおさまるのを待った。

明けて月曜日。うーん、なんとか立ち上がれるようになった。会社や、会社。なんか食わなあかん。朝は、立ち食いうどん。あー、こういうときはほんま関西の出汁がええねんけどなぁ。昼も立ち食いうどん。夜もうどん。うどんばっかやけど、3食食べられるようになっただけでも、だいぶ回復や。

2006年12月10日(日)
映画『フラガール』

仕事、仕事、映画。うーむ、仕事ばっか。

映画は『フラガール』を観て来た。終わると観客席から素直に「よかったー」という声がちらほら聞こえてきた。年配から若い世代まで一様に受けがいい。俳優さんらの演技がよかった。
実話に基づいた映画らしい映画。しかも邦画らしい映画でよかった。常磐ハワイアンセンター(スパリゾートハワイアンズ)へ行きたくなった。東京からは日帰りバスツアーもあるし、泊まりでもええなぁ。

2006年12月1日(金)
とうとう風邪

とうとう風邪につかまった。死亡〜。
熱が出て熱い。なのに背中は寒気がする。会社を休んでしまった。寝る。

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