きとやん日記                       
 2006年10月1日〜2006年11月23日

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2006年11月23日(木)
映画と昼寝
休みの日は、映画と昼寝に限る!
今日は『
地下鉄(メトロ)に乗って』を観て来た。ゆったりしたリズムの映画で、よかった。丁寧に描いていたし、編集や音楽でがまかすんやなく俳優さんの演技で魅せていく映画やった。

初めて品川プリンスシネマに行ったけど、イマイチ。席は小さめで前列と整列しているんで、前にぼくみたいにでかい人が座ると観づらいやろう。最近できた映画館にしてはお粗末な作りの劇場や。だからなのか、シネコンにかかわず劇場は空いていた。

帰って、ぱたんと昼寝。小1時間ほど寝て、頭んなかがスッキリした。
2006年11月20日(月)
永平石沈

台湾のおじさんへ、いただいたDVDを手に持った写真を同封し、お礼の手紙を書こうと思ってます。
この週末に行ってきた披露宴のそばにあった長谷寺で撮った写真が、ええ感じに撮れた。
扁額には「
永平石沈」とあった。川に沈む石のように、恒久の平和が込められてるという意味かな?台湾と日本の関係をつなぐ言葉となればええなぁ。

2006年11月12日(日)
火伝 千幸兵衛 ふんわり黒豆おかき

ローソンの【火伝 千幸兵衛 ふんわり黒豆おかき(北海道十勝産 黒大豆使用)】にハマってる。

ほんまに美味しい。軽い塩味に、さくさくふんわりした食感に、黒豆のほのかな甘さが絶妙や。くせになる。ローソンに行くとついつい買ってしまう。5枚入りで、130円。

2006年11月11日(土)
台湾から手紙とDVD

舞台の合間に、観客席にいた一人の台湾人のおじさんに話し掛けられた。笑顔で一所懸命何かを説明してくる。

「見て、見て。あなたたちを撮影したよ。今日の公演ほとんど撮った

日本語と英語を混ぜながら、「DVDにして、みなさんに送ってあげるから」と住所をせがまれた。そのときは、次の出番もあるしバタバタやったんで、話し半分で聞いていた。そしたら、今日、DVDが届いた!

DVDには公演のほとんどが収録され、「あなたたちは出番以外の舞台を見られなかったから、これを見て楽しんでください」と手紙には書かれていた。
うれしく、お礼を言いに今すぐにでも台湾へ行きたくなった。

2006年11月9日(木)
ベスト盤

日本人はベスト盤好きやと言われてる。
クリスマス商戦を狙って、各レーベル会社はこぞってベスト盤を出してくる。


ベスト盤の姑息な販売としてあげられるのが、新曲を1曲加える手法や。またはアレンジを変えての発売や。

くそ〜、そんなことするから悩む。MOBYも、AEROSMITHも、DEPECH MODEもほとんど過去のアルバム持っとんのに、その新曲1曲が欲しい。くそ〜。しょうもない戦略しやがって〜。せこい技を使うなよ〜。
その追加の新曲1曲もアーティストが無理矢理作らされたリキのはいってへんし、と思いつつ、せやけど気になる。あ、oasisも出てるやん。も〜。仕事ばっかして疲れてくると、ついつい衝動買いしてしまうんよな。

2006年11月8日(水)
へとへとで帰宅
へとへとで帰宅して、(あーせや、こいつら片付けな・・・)と疲れが増した。いやいや、すまん、そういうつもりやないんやけど、は〜、ばたんと寝たい。

たたんで、くるくる巻いていく。綺麗に畳まなあとで皺になるし、あ”−−−−!、親獅子の顎から油単が外れてる〜、おー、いっぱい働いたからなぁ、修理せな〜。
こない見たら、もう油単も色褪せて、ぺらぺらになっとうわ。もう限界か。来年は、本格的に修理してもらわなあかんなぁ。
2006年10月29日(日)
台湾公演の準備

練習して、汗を吸った獅子頭を干しつつ、台湾へ持っていく道具の準備をした。
太鼓2面入れて、台入れて、肩掛け台も入れて・・・と、コンテナケースに次々と詰めていき、あれもいるか、これもいるかと悩んでいると、あっという間に時間がすぎて、コンテナケース2個ぶんぴったりにいれることができた。

しかしまーなんですなー、海外と言っても、もーぜんぜんわくわくする気分がない。まるで淡路島へ行くような気分や。特別扱いしないぐらい身近になったのは、ええことなのか、それだけ経験してきたっちゅうことか。

2006年10月26日(木)
やばい、風邪ぶり返し

よっしゃ、ひどくならずに乗り切ったと、思っていたら風邪がぶり返してきた。朝から熱っぽい。これは昼から夕方にかけてだーっと熱が出てきて、あっという間にダウンするパターンや。やばい、やばい、やばいー。そんな場合やないのに〜。
葛根湯、感冒薬飲んで、のど飴舐めて対策や。

2006年10月23日(月)
だから、この自分に降りかかるんや
めんどくさい、なんで誰も言うてこんかってん。もうええ大人やぞ。友人とか、親とか、学校の先生とか、女とかから言われる関係を築いてこなかったそいつが悪いのか、今はそういう希薄な時代なのか。

なんでガキのお守りをせなならんのか。そんなことは自分で気付けよな。あっちこっちぶつかって傷つきながら覚えていくんや。ほんま、なんでこんな役まわりなのか。自分が一番いけてないのに。
2006年10月22日(日)
風邪ひいちゃった

とうとう風邪をひいてしまった。金曜日ぐらいから熱っぽいかもと思ってたら、あれよあれよ、昨日の夕方からだーっと熱が上がってきて、早々にダウン。
う〜今日も会社やのになぁ。
仕事も風邪も、あ”〜今日はクルゼイロのバーベキューやのになー、あ〜、もー。

2006年10月20日(金)
"獅子舞"と口にすると・・・

仕事の接点はほとんどなく、あんまりしゃべったことのない先輩から
「この前さ、アキバに行ってきたら、獅子舞やってて、ひょっとしているかなと・・・」
と話し掛けられた。

獅子舞をきっかけに会話が始まるなんて、ぼくは嬉しい。
そのときにちょっと気付いた。先輩は、獅子舞と口に瞬間は心なし微笑んでいた。そういや、だいたいぼくに獅子舞と話し掛けてくる人は、微笑んでる。不思議や。

獅子舞ししまい、・・・」

口にしてみると、ふっと微笑んでしまう。
これは日本語の謎や!!!ナイトスクープに依頼出してみよ!

2006年10月12日(木)
道を尋ねるんじゃないですけど・・・(ほな、何?)

今日、仕事帰りに石川台の駅を降りて、とぼとぼ希望ケ丘商店街を歩いていると、「道を尋ねるんじゃないんですが」と、乗用車に乗った男から声を掛けられた。

ちなみに希望ケ丘商店の通りは、幅が狭い一通で、抜け道でもなんでもないんでいつも車通りは少ない。車は白のトヨタ車。

車はぼくの斜め前ですっと速度を落として停車し、まるで道を訊くかのようなタイミングで「道を尋ねるのではない」と言われたので、(
だったらなんやろ?)と単純な疑問が起こった。

助手席には女性が乗っていて、その男女二人組みは、カップルでもなく、夫婦でもなく、友人同士でもなく、強いて言えば会社の上司と部下のような感じやった。会社の上司部下を装った他人同士というのが一番ニュアンスが近い。
男は30代半ばぐらいでくたびれたグレーのスーツを着ていて、女は黙ったままで、二人の間にはぼくに声を掛けるまで車内で会話が弾んでいたような空気はなかった。


「道を尋ねるんではない」と声を掛けられたぼくは、「はい?」と疑問の意味を込めて応えた。
それに対して
男は、女から手渡してもらった箱をカパっと開けて、「これ、会社に持って帰れないんで差し上げます」とベルサーチのペアウォッチを見せてきた。新品のようやった。ぼくは意味がわからず、「は?」と男の顔を見返した。

新手の詐欺?ここからどうやって?)などなど想像が膨らんだ。

男には(騙すんでなく、差し上げるんです)というあからさまな欺瞞が浮かんでいるのでもなく、借金返済で追われて脅迫を受けていて仕方なしの必死な行動でもなく、無表情に近かった。
だったので、車を横付けして「高級時計を差し上げます」の意味不明な行動は、真意が掴めなかった。
男の容貌は、当たり障りのない普通っぽい顔つきで、女は、ぼくの角度からでは腰から下しか見えなかった。

ぼくが怪しんで
「いや、いいです」と断ると、男はあっさり諦めて次のターゲットを狙うべく、まるで流しのタクシーのように、いつでも徐行停車できるぐらいのスピードで、そして歩道沿いに寄り気味のままで車を走らせていった。

あれはなんやったのか?「ください」と答えて手を伸ばしたら窓を閉められるとか、それをきっかけに住所や名前を聞かれるとか、それをきっかけに「トイレ貸してください」と押し入ってくるとか、なんにしろ、そこからどうやってメリットにもっていくのか。
うーん、さっぱりわからん

2006年10月9日(月)
バスケと獅子舞とビール

起きぬけ、キャベツをざくざく切って、お好み焼きを食べた。そしてバスケへ。
今日もええ天気や。秋晴れ。

旗の台文化センターの体育館はこじんまりとしてて、床が柔らかい。バスケがしやすい体育館や。
一度、部屋に帰って獅子舞の用意。

戸越体育館へ向って、台湾と公演と来週の九州のを想定して練習。みんな気持ちがのっててええ感じや。舞台の予想外の突発的なことにどれだけ対応できるか。練習以上のことはできない!

舞台が楽しみや。 

2006年10月8日(日)
サッポロビール CLASSIC

朝から夕まで仕事して、帰りに買出ししてトレペやティッシュペーパーなど生活用品も買って、レイトショーへ行った。早めに行って、チケットを購入し、スタバで読書や。映画を観て、ただいまサッポロのCLASSICを飲みながら、これを書いてる。北海道に行ったら、必ず買って帰るほど大好きなCLASSICがコンビニで期間限定で売られていて嬉しい。

 ☆ ☆ ☆

東野圭吾の『
赤い指』を一気に読みきった。ハードカバーの割りに薄くてあっという間やった。
内容は2/3ぐらいまで退屈やった。確かに今、老人問題は身近で大変なことになってきている。どの家庭も避けて通れないが、しかしテーマが地味や。(不謹慎な奴めと言われるやろうな)
ところがやっぱり東野圭吾はすごい。文の天才や。ラストの展開は然り、ドラマが人の心にぐっさり踏み込んできた。読了後、しばししびれた。

 ☆ ☆ ☆

今夏一番のアニメ作品と言われてる映画アニメ『時をかける少女』は、爽やかで、良質で、今は珍しい古きよき映画やった。Aボーイと呼ばれる不健康な若いやつらばかりが観にきてるのが、ひじょーにもったいない!!
カップルや60〜80年代生まれの人たちに、ぜひ観ることを勧める。オタクに混じってチケットを買う勇気さえ持てばええだけや!このハードルが高いけどっ!
あ〜ぼくも周りから十分そんな目で見られとんやろうなぁ。一般人が混じって感じるこの異質感はなんや?この恥ずかしさはなんや?他を寄せ付けない独特の空気がある。チケット売りの姉ちゃんも、そんな目でぼくを見るな〜。


時をかける少女』は映画らしい映画で、尾道三部作の実写版が懐かしく(ストーリーは全然違うで)、青臭い青春っちゅうのは今も昔も変わらへんのとちゃうん、と思った。いい脚本で、奇をてらうことなくきちんと描いた作品は、アニメだろうとまったく関係ない。いいものはいい。爽やかで、元気でまっすぐ前を向いて、いろんなことにぶつかっていく主人公に好感が持て、「頑張れ!」と応援したくなった。笑いもあり、ほろっと泣かされる。ほんまに良質の映画。

今の中高生が観たら、どういう感想を持つんやろう?除くAボーイ。

2006年10月8日(日)
ユナイテッド93
一度は9月一杯で終了のためあきらめていたのが10月13日まで延長された、映画『ユニナイテッド93』を観て来た。

観るべき映画やった。

エンドクレジットが流れている間、誰一人微動だにしなかった。23:30に終了するレイトショーで終電に向う人もいるであろうのに動く人はいなかった。
管制官の役など登場人物は実名でテロップが流れている。その役を俳優が演じるのでなく、AS HIMSELFと表記されている。実際に起こった悲劇を、忠実に真っ向から描いている姿勢が伺える。

ぼくは貿易センターに飛行機が突っ込むのを、ニュースステーションで見ていた。会社から帰宅したばかりで、電話の子機で友人としゃべりながら、テレビを点けて、コンビニの弁当をレンジに突っ込み温めようとしながら、絶句した。最初は映画の宣伝かと疑い、現実だとは信じられなかった。


ユナイテッド93は、たくさんの記録や証言をもとに制作された真面目な映画やった。ハリウッド映画らしく誰かをヒーローにしたり、特定の対象を批判しまくるだけの内容でなく、事実だけを描いていた。管制官と軍隊の立場から描いているので、どうしても一部を批判めいた表現になっているのはしょうがない。それを除いて、受け取る側は、この映画に対して否応なしに真面目に向き合わせられる。重い

始める前、ぼくの横にカップルがいた。大学生ぐらいで、男はジャンプを開き、女はポップコーンを食べていた。こんなんでカップルかよ、とついつい「最近の・・・」の年寄りの気持ちでいたが、そのカップルでさえ見終わったあと言葉を失っていた。いや、こいつらは最初から会話なかったか。

毎夜ビールを飲んで、たまに行く呑み会ではバカ話をして、平々凡々に暮らしてる。ニュースで見る大事件ですら3日経てばどんどん忘れていく。
ペンタゴンに突っ込んだのは飛行機でないなんてわかりきっているのに、それが報道されないことに疑問を抱かず、貿易センターに飛行機が突っ込む映像はさんざんテレビで見てきて、わかったような気になっている。

そうや、何にもわかってない。

「なぜ自分の身を捨ててまで、多くの人を殺さなければならなかったのか?」
自分に置き換えて問い直してみた。答えは出ない。

考えることが大事なんやと思う。
2006年10月5日(木)
この時期、仕事終わりに約束したらやっぱアカンわ

小川一水の『天涯の砦』がおもしろくて、ない時間を見つけて夢中になって読んでる。頭んなかは、閉じ込められた宇宙船の中で必死に生きようともがいてる真っ最中。早く次の展開を知りたい、と時間が惜しい。

しかし、今日はU-STAGEさんのライブやったのに、行くはずが行けんかった。くそ〜。直前までは(今日は久しぶり早く上がれそう)と思っていたら、どっかーんとドでかい突発的事故が発生。ううう〜、しゃーない対応せな。だって、あまりにもでかいタイトルやし・・・。諦めて仕事に向かった。

2006年10月1日(日)
今日の雨は、驟雨?霖雨?

横山秀夫原作の映画『出口のない海』を観た。会社でチケット購入できたんで700円や。
うーん、まー、コメントは控えよう。最近、こんなんばっか。

そして夜、NHKでやってた横山秀夫原作の映画『クライマーズ・ハイ』を観た。これはおもしろかった!こういう激烈な丁々発止をやりたい。お互いどろどろなとこも含めての真剣勝負。やっぱり役者さん次第かな。脚本も映像も編集も素晴らしく、何よりも佐藤浩市と岸部一徳のやりとりが真に迫っていておもしろかった。

仕事がむちゃくちゃ忙しく、つい本を衝動買いしてしまった。
宮部みゆき、佐藤賢一、東野圭吾、麻生幾らの新作を購入し、中学生以来の久しぶりにSF小説もついでに購入し、その『天涯の砦』はすんなり物語にはいっていけて、当たりっぽい!1ページ目からすんなり"入る"作品は、お尻までわくわくさせてくれものや。

あー、スポーツしたい。ハイキングに行きたい。
今夜も酒を飲む。
あー、眠い。
おいしいものを食べたい。

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