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2007年 4月15日 生田神社 神幸式
東京から来た4人は、神戸北野天満宮ユースホステルに泊まりました。異人館街区の高台にあり、見晴らしがいいです。地元ではデートコースにもなっています。

 ☆ ☆ ☆

前夜のこと。

お腹ぺこぺこだったぼくたちは、チェックインしたあと、高野さんのところで、遅い夕ご飯にありつきました。
そこで、ゆっくりしすぎて、ユースの門限22時にぎりぎり間に合いませんでした。

ユースを運営しているの北野天満宮。佐藤宮司。
佐藤くんとは、一緒にドイツ公演へ行った仲。獅子舞をやってたこともあり、その縁で
門限をごにょごにょ。シー!
  生田神社 春祭り(神幸式) 4月15日  

すっきり晴れました。
しんしんが遅刻してるからか?あ、ようやく来た。

しかし、ぼくって、つくづくでかいなぁ。みんな、見上げてるやん。首痛くないん?(上の写真)

今日のスタートは、午後からです。
例年より、ゆっくりや〜。
東京から連れてきた4人は、師匠たちから直接指導をしていただきます。

ほそちぃには、川上さんの太鼓を肌で感じてもらおうと思っています。
前夜、「お前ら、明日は昼食ってこいよ。弁当は出ぇへんからな」と言われてました。

お祭りが半日なんてぼくは初めてで、内心
今日は楽勝やんけ〜とほくそ笑んでました。

だいたい昼休憩の時点でヘロヘロになり、午後と宮入は根性で乗り切っていたのが、毎年のことだったからです。
ぼくのデジカメを、にわかカメラマンの知らないおじさんに渡して、撮ってもらいました。ありがとうございます!

あれ?よう見たら、よっちゃんがおらんやん。どこ行ったん?
お祭りが始まるまで、師匠らの「ほな、ちょっとお前やってみ」の一言で、軽く踊らされました。

ベビーカーを押したお母さんが声を掛けてきました。
この子、噛んで

子供は優しく噛んであげます。小さい子は獅子頭を見ただけで、
泣きます。たまに「かわいい」と獅子頭をなでなでしてくれる子もいます。
お祭りが始まるまで赤ちゃんを噛んだりしていると、「せっかくやから、東京チームだけで踊れや」の高野師匠の号令が出ました。なぬ?!と予期してなかったことに対して、高野師匠はめちゃ笑顔です。

「何すんの?」と言ってるうちに曲が始まりました。

ま、ええか。笛に合わせて踊ったらええわ。
え、え、横転びの曲やん!?
ふだ、ふだ、
左に転べ。左や!

くるんと転ぶと、ギャラリーから
あぁ〜と残念そうな声が上がりました。なんで?

高野さんが近づいてきました。
「ぜんぜんあかんわ。丸見え

ふだと万菜ちゃんに指導が入りました。

あ!万菜ちゃん、横転びしたことないわ。やり方知らんやん!と気付きましたが、時すでに遅く、師匠らの
餌食になってました。

「おい、ここでやってみろ」
「あかん、もう1回」

あ〜、かわいそうに・・・。

「後ろがぜんぜんできてへんわ」、「もっとこうや」、「ちゃうちゃう」と高野師匠が指導してくれます。
その
そばから他の師匠らもやり方を教えてくれます。
しかし、言うてることは皆、バラバラです。

(出た!誰の言うこと聞いたらええんや?)
(あー、いつものことが始まった)

と、ぼくは心のなかで思ってましたが、口には出せません。万菜ちゃん、頑張れー!とエールだけ送りました。
「はい、転んで!」
「ちゃうちゃう、こうや」
と、何度も何度も練習させられてます。

これをシャッターチャンスと思ったのか、サンデーカメラマンがわんさか寄ってきて撮りまくってます。
「前も一緒にやらんか」と、ふだ君もさせられてます。わはは、笑うしかありません。もうパターンや。パターンに入ってます。

多分、次は(かぶってやれ)と言う。
と予想した通り、「おい、次はかぶってやってみ」

だはは(笑)!
今のうちに余波が来ないように、とぼくは遠くへ逃げました。


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