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2007年 4月15日 生田神社 神幸式
バスに乗り込んで東山地区へ向う途中、大人チームだけ寄り道して、地元のカラオケ大会が開かれている会場へ行きました。

広のお母さんが、カラオケ大会を開いてます。ここで、一発踊りました。ご祝儀をいただきました。

生田神社の神幸式は、猿田彦を先頭に、次に獅子舞、その後に梶原武者、神輿、お稚児さん、神戸太鼓が連なって町を練り歩きます。

昔ながらの"お祭り"です。

神戸の中央区・兵庫区を各11地区に分割し、11年に一回の臨番で行われ、今年は
東山地区になります。


"神幸式"とは、本殿の神霊を神輿に載せて、御旅所まで巡行し、再び本殿まで上がる儀式のことを言います。
湊川公園からスタートして、湊川中央小売市場を練り歩いていきます。

東京と比べるもんやないけど、物価が安いです。
「え?お弁当が250円?!安っ!」

地震の影響をもろに受けた東山地区は、一所懸命商売やってます。笑顔で、距離が近くて、気持ちがあったかいです

細かいところは、御旅所の子供らに任せて「大人は要所、要所で」と企んでいても、「こらっ、お前らやらんか!」と一喝されて、大人チームも頑張って踊ります。

お歳を召された師匠らは地方にまわりますが、たまに血が騒ぐんでしょう。

「よっしゃ、わし、やるわ」
「うふふ、わたし、踊っちゃお」

と、踊ってくれます。獅子を持つと、ぎゅっと気合いが入る姿はさすがです。これは
チャーンス!これをよく見て覚えておきます。だって年季ある踊りはぜんぜんちゃうからです。めっちゃ勉強になります。

「暑い〜、重い〜」と言いながら、頑張る子供。
でも曲が鳴り始めると、一所懸命踊る姿が微笑ましいです。

沿道のおばあちゃんやおじいちゃん、小さい子供をパクパク噛んであげます。
おおきにねと言ってくれると嬉しいです。

たまに、ムスッとしてるおじいちゃんも噛んであげると、途端に素になって喜んでくれます。その変わり様が、不思議です。
やっと休憩所に到着。
今年は、休憩所が少ない。神受けも少ない。ちょっとだけ(?)
お酒の補給です。

あ、神戸太鼓の児玉ファミリーです。久しぶり〜!ここは祖父から孫まで一家総出で伝統を継承しています。

神戸太鼓は、めちゃくちゃ
かっこいいです。ぼくにリズム感があったら、ぜひ習いたいです。

村やんと川上さんのコンビで<胡蝶崩し>です。

村やんはすごいです。場に立っただけで、そこの空間を一瞬にして支配します。お客さんも、地方も、獅子をやっている僕たちをも、
「この人はすごい」と思わせるものを持っています。

獅子が荒れ狂っています。意を決して、ガバっと懐に飛び込んで、ワキが獅子を御します。しばらく獅子は静まりますが、油断すると、ワキを弾き飛ばして、好き勝手します。
お互いが動きと意思を読み合い、本当に
生きているようで素晴らしい演技です。

獅子を操る川上さんとの息もぴったりで、一瞬も見逃せず、「次どうなんの?」とわくわくさせられます。

これやりたい〜、ぼくもこういうコンビが欲しいです。お互い、いつまでも研鑽しあっているというコンビが!
さて、素晴らしい演技のあとの、お口直し(?)に、かわいいお稚児さんです。この子は、背後から獅子が近づいてことを知りません。
このあと気付いたお稚児ちゃんは、洋服店の、店の奥まで逃げ込みました。吊ってある洋服の影から、じっと
「もう来ないか」と見張ってます。

ちょうどこのとき、地方から「やれー」との掛け声が出ました。この店で一踊りすることになり、店先で踊る獅子を見て、お稚児ちゃんは
(奥までは来ない)と、すっかり安全圏のつもりでいました。

それを見たぼくは、お稚児ちゃんのところまで、
どわーーーと突っ込みました。油断しきってたお稚児ちゃんは、大泣きでした。信じられないものを見た、とお母さんにしがみつきながら泣いています。
わはは、ごめんね。

しんしんは調子がいいようです。音が出ています。

どうも、しんしんは一人じゃあかんみたいやね。大勢やと安心してええみたい。

しかし、たった一年で、ほんまめっちゃ上手なってます。こうやって春祭りでやると、教えてもらえるし、めっちゃ
練習になります

お店の人は、だいたい店先に立って獅子を迎えてくれます。それが、最後の決めのときに、店中まで突っ込んでくるとは思ってないようで、めっちゃ驚かれます。
そして、このお店です!中にいたお母さんから、賛辞をいただきました。
店中まで突っ込んで「決めー!」。ばさっと頭をとって礼。

「きゃー、めっちゃイケメン!」

それを聞いてた塩崎さんが、横で「えええ〜!」とリアクションしながら、爆笑しています。

「聞いたか、キトーが
イケメンやって!」
「いやいや塩崎さん。そんな大きな声で、みんなに宣伝せんでも」

ふっ、地元神戸ではこんなもんよ。今度もてっきー2代目、
勝負じゃ

再びバスに乗って戻ってきました。

生田新道の入り口、大きな
赤鳥居のところです。このままセンター街を突っ切って、神社まで真っ直ぐです。

これが長いんです。

しかも御旅所の子供らは、さっきのところで帰っています。宮入は、本殿の獅子舞だけでやります。相方と
譲り合いの精神で、「お前行けや」と駆け引きします。でも譲り合えるほどメンバーはいないので、ほぼフル稼動です。

もう気合いで乗り切るしかありません。


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