海外公演    
Overseas tour

2005年 12月 WONDERBUS JAPAN 2006 / オーディション
オーストラリアに住んでいる友人が、「こんな企画があるヨ。応募してみたら?」と教えてくれました。

<WONDERBUS JAPAN 2006>

日本の文化芸能に秀でたオーストラリア在住の日本人が、一台のバスに乗り込んで、日本の文化を広く知ってもらうため現地の方々と交流していく企画です。

可能性があるなら行きたい!
オーストラリア在住の条件は、東京からの往復は自費で参加で交渉してみよう。まずは、話を聞いてみよう!

早速メールしました。
返事がきました。
現地でオーディションがあるらしいですが、行けないので、活動を記録したDVDを送ったり、ホームページを見ていただきました。

「採用」の連絡がきました。
やったー!!!

しかし、この時点でまだ5人目が揃ってませんでした。メンバーのほとんどが企業勤めで、来年の5月に10日間も休めるかどうか、わかりません。でも、「こんなん勢いやで!」と、休むと決めて、突き進むのみです。

果たして、5人目は揃うのか?!
国際交流基金ジャパンファウンデーション・シドニー主催の<WONDER BUS JAPAN 2009>は、すべて、自分たちの手で作っていきます。お仕着せのツアーではありません。

それが魅力です。

オーストラリアの地域を遠征し、町に着いたら、例えば体育館や学校を借りて、飾り付けや舞台の設営など行っていきます。
17名全員で、搬入・搬出もすべて行います。

寝食を共にする巡業の旅は、チームワークと結束力が高まっていきます。

WONDERBUSは、今年で2回目です。今回のツアールートは、オーストラリアの北東部をまわります。シドニーを出発して、北のモスマンに行ってから、少し南下して、タウンズビルへ。そして、そこから内陸へ向かってマウントアイザを目指します。

ぼくらは、ツアーの後半、タウンズビルから合流します。前半は、ちんどん屋のU-STAGEさんが参加しています。

バスに乗りこむメンバーのことをクルーと云います。お茶や和太鼓、書道など、日本の伝統芸能に秀でた人たちです。
ぼくたちは、オーディションに参加していないので、まだ会っていません。こちらからは獅子舞の練習方法をDVDにして送り、逆に向こうからは南中ソーラン節の練習DVDを送ってもらいました。
そうして、そこにチラチラ映るクルーに期待を膨らませながら、準備を進めていきました。


ツアーでは演舞を披露し、その時々に合わせてワークショップを開いて現地交流をはかります。

ぼくらは何をしたらええんやろう?ワークショップなんて、やったことも、考えたこともありません。なんか用意していったほうがええんやろか?チラシとか、そういうのがあったほうがええんかな?あれこれ考えましたが、獅子舞に実際に入ってもらうことにしました。

少人数なので、全員でお互いできることを手伝いあいます。

ということは、お手伝いをしながら、お茶や和太鼓を学べるということです。ラッキー!いろいろやってみたい!
獅子舞は5人の構成だと、、一番のウリの『誕生獅子』ができません。うーん、どうしよかなぁ?
うん、せや、獅子舞も手伝ってもらおう!大丈夫、大丈夫、獅子の後ろとかなら、なんとかなるやろう。

獅子舞レクチャーDVDを送って、練習してもらうことにしました。

とか言いながら、実際、獅子舞は油単を被ってみると、ぜんぜん違いますが。
シャドウの練習をどれだけやっても、中に入ると、一瞬パニックになります。

でもね、そんなん言い出してたら、キリがない。
大丈夫。なんとかなる!できる範囲でやろう!
年明けて、2月に、5人目をゲットしました!
なんと成人式を終えたばかりの大学3回生です。生田神社本家の活動に来てた、ぼくの学校の後輩です。

早速、「WONDERBUSのパンフレットに載せるから、写真を送って」と頼んだら、これ(→)が届きました。

ぶふぉっ!コケました。大正解!インパクトは絶大です。

これで笛1人・太鼓1人・ワキ1人・踊り2人のユニットが揃いました。さぁ、どんな旅になるのかなぁ?!

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