木曽御嶽山 | |||
Mt.Kiso_Ontake | |||
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2012年 | 8月29日 | 1日目 御嶽神社里宮と清滝・新滝 |
前夜にレンタカーを借りて、朝8時、新宿集合。 天候は明日の午後が現地で軽く雨が降るようやけど、都心は今日も明日きつい残暑。気温34℃で、夜でも27℃。 首都高→中央道→伊那ICで降りて、御嶽神社までおよそ4時間のドライブ。出発進行! |
初台から首都高に乗り、談合坂SAで休憩し、伊那IC出たところのスーパーで今夜ナイトハイクを出発するときの朝食を買って、さらに下道を1時間走って木曽に入りました。 |
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今回も旅のしおりを作り、旅程を細かく書いてました。ぼくは、100人いたら100人の人から「細かい!」と言われます。そんな細かい僕に対して、「きとやん、もっと驚かしてやろか」と先生が言いました。 |
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御嶽神社里宮を参拝し、車で3・4分のところ、さらに駐車場から歩いて2・3分のすぐのところに清滝がありました。想像では、もっと山奥に入るもんやと思ってました。 行衣を着た御嶽教の教会信者さんたちとすれ違いました。皆、びしょ濡れです。 おじいさと女性の二人が滝行に入っておられました。おじいさんは、早九字を切りながら気合いを発してました。出てきたときには、全身は冷たさでガタガタに震え歩くのもやっという状態でした。それでも清々しいお顔をされておられたのが、印象的でした。 ☆ ☆ ☆ この小屋で着替えます。 前の方が置いていかれた褌と行衣とわらじをお借りして、滝行へ入ります。 |
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先生(先達)の指示に従って、滝に入りました。 水温は10℃ぐらいでしょうか。足をつけただけで「冷たっ!」と驚くぐらいで、山の水は冷たいです。冷たさが苦手な人だと、(特に女性は)、この時点で気持ちが萎えるかもしれません。 冷たいという感覚を頭から取り払い、まずは水量の少ないところ入ります。それでも水が顔を伝って口に入り、普通に呼吸はできず、水をぷはーぷはーと吹き飛ばしながら滝に当たりました。体は体温を上げるために呼吸を早くしようとします。どんどん体が冷たくなってきます。気持ちを集中させて、滝というか自然というか神様に対して心と体で向き合いました。 すると冷たさを感じなくなってきました。時間や空間的な"今"を感じなくなってきました。 さらに水量の多いところへ行って、より自分を厳しいところへ置きました。気持ちをしっかりさせていると、すんごい水圧のところでも柔らかく感じます。でもちょっとでも気持ちが揺らぐと、とたんに水は増します。水がまっすぐ当たる部分すべてに、間断なく石をぶつけられているような感じになります。 気づいたら、滝行を終えてました。出ていくと、全身が寒さでガタガタ震え、まっすぐ歩けないほどでした。さっきのおじいさんと一緒の状態でした。人として足りなさすぎる個の自分を知らされ、人間は死ぬまでこうなのだと知りました。 |
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滝に打たれて、ふさふさだった髪の毛が1本もなくなりました。冗談です。しかしほんま、どっからどう見ても坊さんです。一介のサラリーマンとは思えません。 ぼくはどこへ行こうとしてるんか?! |
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清滝から、ほんのちょっと走らせると、新滝という看板がありました。気になり、車を停めてみました。 こちらにも素晴らしい滝がありました。清滝は足元が安全のため人工的になってましたが、こちらは自然のままでした。 素晴らしい空気感!気持ちいい! |
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神様の息吹を感じるような滝でした。とても気持ちよかったです。 ここは滝の裏に周って見ることもできます。 (前から動画、後ろから動画) 最初に参拝で訪ねた御嶽神社里宮、滝行をした清滝、そしてこの新滝もそうですが、このお山全体が女性的な感じを受けました。 すべてを柔らかく優しく包み込んでくれる感じです。 |
今夜のお宿は『よっくんヒュッテN』にお世話になります。花とパッチワークキルトで包まれたお宿です。 お客さんはぼくたちと、工事関係者の方が一人のお客さんだけでした。閑散期の今は、お母さんが一人で切り盛りされてました。飛び込み客でも、とてもよくしてくださり、夜はお刺身に焼き魚、豚の味噌鍋をいただきました。 『よっくんヒュッテN』のよっくんは、息子さんのお名前です。お母さんの温かい人柄が出ている、アタリのお宿でした。 |
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夕食をいただいて、ちょっと外を散歩。 すぐ近くにキャンプ場があり、そこまでぷらぷら。 森林に囲まれた、夜の静けさ。 めっちゃ久しぶりです。あー、気持ちいい! 今夜は月齢11。2日後の土曜日に満月(8/31 22:58。今回はブルームーン)になるので、ほぼ満月やね。月明かりがめっちゃ明るいです。 このあとお風呂に入って、21時に就寝。 明日は1時に起きて(4時間後)、出発するので早めの就寝です。おやすみなさい。スコッと寝入れました。 |
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