きとやん日記                       
 2010年6月28日〜9月23日

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2010年9月23日(木)
映画『キャタピラー』

ひんやり冷たい雨がしとしと降る。とうとう秋になっちゃった。

寺島しのぶが、ベルリン国際映画祭で、銀熊賞最優秀女優賞を受賞した作品、映画『キャタピラー』を観に行ってきた。何しろ戦争で手足がなくなった人を、ずばり名指したタイトルの作品。それを迎える妻。
重い。重すぎる作品と、覚悟して行った。
劇場は、渋谷シネセゾン。この重たい作品に、ぜんぜん似つかわしくない街や。

『悪人』の深津絵理といい、『告白』の松たかこ、『孤高のメス』の夏川結衣ら、今日本の女優陣がすごい。女性は決めたときの覚悟が潔い。おそらく男には出来ないやろう。その瞬間、その作品にすべてを賭ける覚悟。女性は強いわ。

2010年9月20日(月)
浅田次郎の小説/高木正勝の音楽

だいぶ前に出版されてた『珍妃の井戸』を読むため、『蒼穹の昴』を読み直してるが、だいぶ話しを忘れてて、まるで初めてのように読んでる。第3巻の終わりのほうで、春児と文秀が邂逅する。今の相容れない立場を越えて、小さい頃の二人に戻った瞬間に涙。第4巻へ入っていく。

ひょいと本屋に寄ったら、蒼穹の昴シリーズの第3弾として、『中原の虹』の1巻と2巻が文庫版で発刊されてた。お〜、ひょっとして、だからぼくは『蒼穹の昴』を読み返してたんや〜。ええ勘しとるわ。このまま蒼穹の昴シリーズを突っ走ろう。

高木正勝というアーティストを知った。

映像作家で、音楽家。音楽のジャンルをあえていうと、フュージョンかなぁ。そうやって分類してまうと先入観が勝ってしまい、ほんまの音楽に出会えなくなるで。この高木正勝は、フュージョンなんてジャンルで分けるもんやない。
純粋な音楽で、むちゃくちゃいい!人間本来がもっているリズムや。気持ちいい。楽しい。優しい。踊りたくなる。そういった根源的な感情に、素直に入ってくる。めちゃくちゃええわぁ。

仕事きっかけのドキュメンタリー映画『或る音楽』で知り、アマゾンでCDを4枚も買ってしまった。

Takagi Masakatsu
・AIR'S NOTE
・COIEDA
・Private/Public
・Tai Rei Tei Rio

2010年9月19日(日)
映画『悪人』

タイトルが、世の中善悪だけじゃないとわかってるところで『悪人』なので、見る前に嫌悪感が先に出てしまう。
深津さんがモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞し、「見ておかなくちゃ」と思って行った。

受賞したときのインタビューで「スタッフ全員で取ったものだと思います」と言ってたが、ほんまにその通りの作品やった。全編
ずーっと緊張感が続き、これを持続させ続けた俳優と撮影チームが素晴らしい。苦労したところは?と訊かれ、「ずっとしんどかったから・・・」と答えてた通り、端から端まで素晴らしい演技で、きっとしんどい現場だったと想像がつく。すごい演技だったし、いい撮影やった。

川崎チネチッタの帰り、甘いものが食べたくなって、蒲田駅の東急プラザ4Fにある、
喫茶『CIVITAS(市美多寿)』に入った。地元しか知らない隠れた名店で、ホットケーキがめっちゃ美味しいと聞いていた。

1枚1枚、カウンターで丁寧に作ってくれる。ぱくっと一口、
優しい味がふわぁ〜と広がった。美味しいやん!コーヒーはエスプレッソで、これもちゃんとしてる。昔ながらの喫茶店で、隠れデート(使うときが来るのか?!)に持ってこいや。ええ店を発見や。
スタンダード+ホットコーヒー=790円。

アパートに戻ると、南雪谷のお祭りをやっていて御神輿があった。でも、なんかイマイチ。一様に嫌々やらされてる感があり、熱気がない。熱くない祭りはダメね。

ところで今日は1ヶ月ぶりの映画やった。今日は、ようやく休みらしい、休みの時間が取れて、だいぶリフレッシュできた。でも明日はお仕事〜。

2010年9月18日(土)
祝・白鵬54連勝!

午前中に獅子をやってきて、獅子干しして、法被衣装を洗濯して、夕方からビール片手に大相撲観戦。今日は千代の富士の記録、53連勝と並んだ白鵬がそれを越えるか、という日。
お〜、リアルタイムで観られてよかった。
ひょっとしたら大記録が生まれる瞬間を観られるかもしれん。

ここんところ朝青龍のことや、野球賭博で低迷を続けてる大相撲。この白鵬の新記録樹立には、相撲界の期待もかかってるやろう、容易に想像がつく。すると、また・・・・・やっちゃうか?!出来レース!いやいや、それをしたらおもんないで。世間はこの一戦に注目してるから、ごまかせんやろう。むしろ、ここで真剣勝負して記録を止めたほうが、注目を浴びるチャンス!「大相撲の低迷なんか知るか。名乗りをあげてやる!」と、勝負だけにこだわってほしい。

そして白鵬が勝った!

一瞬、ちょっと「うわわわ」とやばいところがあったが、格の違いがあった。勝ったあとの白鵬の表情がよかった。「勝った!」という純粋な笑顔が、観てる側を晴れ晴れとさせてくれた。白鵬おめでとう!そして日本人よ、もっと頑張れ!

2010年9月10日(金)
『獣の奏者 外伝』

上橋菜穂子さんの『獣の奏者 外伝』が発売されてた。即買い。すぐに読みたいが、今は『珍妃の井戸』を読むため『蒼穹の昴』を1巻から読み直してて、ちょうど3巻目に突入したばかり。春児(チュンル)の成長ぶりにわくわくし始めたところや。一気に『珍妃の井戸』までいきたい。

が、エリンも気になる。
ちらっとだけ冒頭を見てみる。

隣の部屋の扉があく音がした。
 反射的に立ち上がると、わずかに開けてある扉の隙間から、廊下に出てきたエサル師と下仕えの若い娘の姿が見えた。」

いい!
上橋さんの文章は、ほんますっと気持ちに入ってくる。あっさりと情景が浮かぶ。そしてそこには必ず【動】がある。絵が動いて見える。文字のリズムがいい。漢字とひらがなの組み合わせが絶妙。
エリンの世界に浮気したくなるけど、ダメダメ。先に春児と文秀を見てから、エリンへ行こう。

2010年9月7日(火)
仕事で会社との往復ばかりしてたら、だんだん頭がおかしなる。その前に。

無理くりに今日休んだ。そうでもせな、この8月から続く案件ラッシュと、これからの続くであろうラッシュに切れ目なく進んでしまいそうやった。今日は会社にいなくても何とかなりそうな状況やったんで、強引に休みをとった。もちろん電話で仕事はがんがん入ってきたが。

うちから2時間弱の
三浦海岸に向かった。初めて行く。は〜、たかだか海に行くのに2時間もかかるとは。神戸なら30分で須磨の海岸やのになぁ。

ま、東京やし、しゃーない。
って、着いたら、海の家はないし、人っこ一人もいないやん!!!投げ釣りをしてはる人が、この広〜い海岸に4人ほどいるが、まるで秋の終わりかけのような雰囲気やん。

きっと泳いだらあかんのやろな〜。気温35℃、水温も十分にぬるい。でもあかんのやろな〜。泳ぎたいな〜。波打ち際で行ったり来たり、ずーーーーっと逡巡した。

あきらめの悪い子供のよう。

ごろんと寝転がって日光浴をしたかったが、風が強くて砂が走り、寝転ぶと顔が砂粒が飛んできて痛い。日光浴どころやなかった。日光浴はできへんし、しゃーないから海に入るか、いやあかんで、どうせ砂まみれやし入るか、いやシャワーないしなー、どうしよっかなー、と2時間ほど海を満喫(?)した。

2010年9月6日(月)
品川駅からすぐの路地裏にある『路地裏』

恵教さんがお寺の行事で東京に来た。「飲もう!」ということになり、品川近辺で店を探した。
そこで見つけたのが、安くて、美味しそうで、居心地のよさそうな、『路地裏』という居酒屋さん。ほんまにごちゃごちゃ入った路地裏にあった。たぶん普通ならわからない。

お店味自慢の"牛すじ煮込み"がめちゃくちゃ美味しかった!

ほんまこれだけで、ご飯何杯でもいける!

プレミアモルツのビールは、中だと小さい。大だとでかい!
狭いお店は、1階と2階があり、ぼくらがはいって満席やった。いや〜、美味しいお酒と料理と爆笑トークであっという間に時間が過ぎた。

2010年9月2日(木)
気づいたら9月やん!

連日日中は35℃、夜でも28℃の猛暑が続く。天気予報では「まだまだ続きます」と、イヤそーに言う。

そんなか、
「もっと続け〜!」と、叫んでるのはぼくだけ?

夏を取り返したいんで、もうしばらく続いてほしい。仕事などはめちゃ忙しいけど、心身ともに絶好調!毎日のビールが美味い!ぐびぐび飲んでしまう。代わりに腹が出てきた。

2010年8月30日(月)
プリンスを聴きながら、獅子の修理

ここの日記の日付は8月30日ですが、更新しているのは9月5日です。前回が8月15日やから、およそ20日も更新できてへんかった!嘆きのノー!

そう、今現在、仕事がむちゃくちゃ忙しい。仕事をするため、まず土日のプライベートの時間をなくして、次に寝る時間を減らして、さらに早朝に出社して、なんとか時間を作ってきた。これを続けてると「どうせまた数時間後に出社やったら、このままおったほうがええんとちゃうん?」と思うようになる。家に帰るのがアホらしくなるぐらいや。


そんななか、サンバのメインイベントが近づいてきた。浅草サンバや。今年ぼくはアルモニアリーダーという役や。給水とタイムキーパーたちをまとめる。やるからには楽しみたい。楽しむには一生懸命やる。その時間が足りない!さらに獅子舞の披露宴も入ってきた。これが当然一番の本業。一番一生懸命。演出として、新しいアイディアを新郎新婦さんに提案し、それに向けて準備し、考え練習する。あかん〜、時間が足りへ〜ん。え?IFAのパンフレット用の原稿???無理無理無理〜。


こういうときもある。全部自分がやると決めたことや。だから全部全力で楽しんでやる。一瞬一瞬を集中してやる!

で、今日はほんまは会社を休んで休養する予定やったが休めず、遅めの出社にして、獅子の修理をした。
プリンスの新アルバムをデッキに入れて、聴きながら修理。うーん、いい!曲のつくりが、昔に戻ってる。聴き慣れたサウンドや。すごく心地いい。

はい、修理したら出社やで。

2010年8月15日(日)
映画『ベストキッド』

映画『ベストキッド』に行ってきた。これまた大当たりのええ作品やった!これは今夏入るんとちゃうか〜。親子で、親も子もどちらも十分に楽しめる、めっちゃバランスのいい作品。

脚本が素晴らしい!泣けるし、笑えるし、感動する。主人公のジェイデン・スミス(ウィル・スミスの実子)がめちゃいい!もちろんジャッキーは別格でいい。大好き。

ストーリーは、みんな知ってる内容で、最後がどうなるかもわかってるのに、めちゃ楽しめた。

英語のタイトルは『KARATE KID』。ふーん、てっきり『KUNFU KID』に変えるもんやと思ってた。本作で、ジャッキーが教えるのはもちろんカンフー。空手はどこにも出てこない。

2010年8月12日(木)
あ、タンボリンや

会社帰りの池上線のなかで、ふと、前の座席に座ってる人のかばんの中から、タンバリンらしきものが、ぴょこっと顔を出しているのに気づいた。
でも、よく見ると違う。

「あ、タンボリンや」

と、気づいた自分に驚いた。サンバの楽器なんて知るはずもなかったのに、今はよく知っている。この日焼けしたお姉ちゃんは、きっとサンバの練習の帰りなんやろなぁ、浅草に出はるんかなぁと、あれこれ巡らした。

2010年8月10日(火)
浅田次郎『珍妃の井戸』を読むために

バルサ(チャグム)なんて一瞬で読みきってしまい、さ〜、次は何読もっかなーと本屋を物色。文庫本のコーナーで浅田次郎の『珍妃の井戸』を見つけた。

『蒼穹の昴』(全4巻)の続きらしい。おー、これにしよう。
その前に、だいぶ久しぶりやから、『蒼穹の昴』を1巻からもういっぺん読み直そ。

2010年8月8日(日)
耳鳴りが心地よい!

披露宴の下見&打ち合わせのため神田明神へ行って、一瞬帰宅したが、すぐ会社に行って仕事した。そしたらあっという間に夜で、クルゼイロの練習に向かった。

今年もクルゼイロのサンバに参加する。踊りも楽器もできず
(何しろ生きてるのが不思議なぐらいのリズム音痴やから)、今年もアルモニア(タイムキーパー)で協力や。

今日はグランド・リハや。エンヘードの楽曲と歌詞がいい!とても踊りやすくて、歌ってて楽しい!練習の帰り、
イーーーーンという耳鳴りに気づいた。これ、これ。久しぶりの感覚や!2010年もクルゼイロに参加や!

2010年8月6日(金)
ドトールのキャンペーンの当たる確率

当たりは、10個のマスから3個開けて、全部が同じであること。
つまり、3/10×2/9×1/8=1/120。0.0083333・・・・で、なんと1%を切る!

むちゃくちゃ低いやん!!!

こんなに低くて、アイスーコーヒー(S)とかか?!せこい!厳しい!
もっと、ばばーーーんと、ええもんにせぇよな。

2010年8月5日(木)
明星一平ちゃん夜店の焼きそば マヨビームの新CM

今日は会社を休んではやぶさを観に行き、夕方からは雑事をやりながら、電話で仕事。

明星一平ちゃんの新CMに、哲さん、発見!
(右端の帽子、溶接工の役)

2010年8月5日(木)
はやぶさ特別展示を観に行く!

朝7:18、雪が谷大塚駅。8:02、TX秋葉原駅。

つくばエキスプレスに乗るのは初めてや。朝、つくばに向かうのは通勤の逆やから空いてるやろう。母親に連れられた小学生らが多数いるという予想に反して、いなかった。そのかわりニキビソバカスだらけのいかにも内向的な中学生がちらほら。ホームページでは長時間並ぶことの注意が促されてたが、これだと空いてるか?

8:49 つくば駅到着。
9:09 バス乗車。


つくばに着いた。子供も学生も少なく天文ファンらしきおっちゃんらがちらほら、同じバスのレーンに並ぶ。荒川沖行き『物質研究所』を目指す。『JAXA』や『はやぶさ』の文字はどこにもなく合ってんのかめちゃ不安。

乗車約10分、着いた。
ようやく
『はやぶさ特別展示』の看板と出会った。炎天下に並ぶ覚悟で、帽子・折り畳み椅子、ペットボトル3本、パンを持ってきたのに、するするする〜と中に入っていけた。親子連れ、おばちゃんの軍団だけで待ち時間はなかった。

3億キロ、7年の旅をして地球に帰還した実機は、ビーコンを発してた電子機器とパラシュートだけ。大気圏再突入するときの前面と後面のシールドの展示は終わってた。カプセルもない。

もっと感動すると思ってたのに、あっさり終わってしまった。それでも観光バスや車で訪ねてくる人はひきもきらなかった。宇宙トイショップは子供だましのものばかりで何も買わず、無料の展示館を見学した。

行き帰りの電車のなかで読んだ
NEWTON別冊の『はやぶさ特集』は、途中でぽろっと泣きそうなった。単なる実験探査機(無人)なのに、ほんまドラマチックな旅で、帰還で、まるで宇宙戦艦ヤマトのようやで。その実機が、さっき目の前にあった。

2010年8月1日(日)
映画『ソルト』と『借りぐらしのアリエッティ』

映画1,000円の日で、しかも夏休みということで親子連れでいっぱい。

川崎チネチッタ前では、夏祭りが催されていた。
御神輿が出たが、地域の衆は少なかった。人口は増えても、根っからの地元に住む人が少ないからなぁ。地域との結びつきって難しい。

2010年7月31日(土)
IMAXで、映画『インセプション』

IMAXは映画の日でも、2,000円のまんまなんや。明日、日曜がちょうど映画の日やから、IMAXを1,000円で観たろ、と思ってたのにぃ〜。
で、普通に予約していってきた。

川崎109のIMAX。

クリアな画面に、完全に綺麗なサラウンドが調整されている音響!うわ〜同じ映画観るなら、こっち(IMAX)やわぁ。でも、なんで字幕はそんな真ん中の高さなん?めちゃ顔にかぶってるで。

ぼくの観方が大正解やね。通常版でストーリーを頭に入れといて、2回目はIMAXで、映像と音楽と演技を再度楽しむ。これ贅沢な観方やけど、インセプションにはぴったり。


インセプションは、2回目でも大満足!よかった〜。
ハンス・ジマーの音楽がええんかなぁ。音楽ではエディット・ピアフが劇中の仕掛けとして、すごくうまい使われかたをしている。エディット・ピアフと言えば、マリヤン・コティヤール。『エディット・ピアフ/愛の賛歌』で主演を演じてた。だからか?と思ったら、まったくの偶然らしい。この偶然は全然意図してなかったが、これは単なる偶然じゃないとして、迷った末あえて使用したらしい。この選択に拍手!

「一階層深くなると、時間が20倍になる」という仕掛けに対しての、実映像が素晴らしい。その理屈はすんなり気持ちに入るし、(実際夢は長く感じるもん)、それを映像化したときのスローモーション撮影と編集が絶妙。

全編2時間40分、まったく飽きない。何度観てもおもしろい。
俳優さんたち、全員の演技が素晴らしく、みんなキャラが立っていた。かっこええし、衣装も素晴らしい。『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジはかわいいね〜。かさいさの中に、知性を感じるのがいい。

IMAX版が1,000円で観られれば、もう一回行きたいな〜。
もう一回終わるころに行こっかなー。


 ☆ ☆ ☆

CDを購入。

ジャンルとしては、ソウル・ファンク・ロック・フォークまで含んでるMACY GRAYの"Sellout"。
それとフュージョンから、
PAT METHENYの"Orchestrion"
上村花菜の『トイレの神様』も買おうと思ったら、売り切れてた。トイレの神様はシングルでは発売されてなく、アルバムに収録されている。

このパット・メセニーが、いい!
上品で、心地よくて、小気味いいリズム!さらさらしてて、涼しさがあって夏に合う。ぼくもこんな風に楽器を弾けたら、どんなにいいことか。

2010年7月29日(木)
「為政者は、一度くだした決断を翻すのを嫌うものだ。」

チャグムと父である帝の確執。その狭間に立つシュガの思い。

「為政者は、一度くだした決断を翻すのを嫌うものだ。」

そやね。ほんまその通り。
なんで、上橋さんはこういうことをさらっと書けるんやろか。人という人種をよく知っている。


背負ってる者が大きい人ほど、覆したほうが賢明とわかっていても覆さない。取り繕い、ごまかし、嘘をついて面子を優先する。その瞬間に何が大事かを見失うことになる。

だけど、仮に覆したら「ころころ変わる」や「一貫していない」と言われ、自分の為すこと全てに疑問を持たれ、他のすべてまでが上手くいかなくなってしまう。都度、正しく判断すること(正しいときは貫き、間違ったときは直し)を待ってくれればいいが、概ね状況はそうでない。
だったら、どうするか?1件だけは「しょうがない」と諦めて、他を優先するか?

いや、1件を大事にしても、他を大事にしても、どっちにしろ損をする。
だったら、どっちを選んでも同じか?


そう、このとき問題なのは、「何を優先するか」という自分の考えを持つことや。それが正しいか、正しくないかは誰も判断できない。歴史でさえ証明できない。大事なのは、それを示すこと。
結局、人間なんやし間違いはある。そんなもんやで。それを恐れず、誠実であること。それが大事。
ただその場しのぎで、誤魔化してばかりいると信を失うだけ。そんな奴に人間的な魅力はない。

2010年7月28日(水)
NEWTON別冊 の『はやぶさ』特集

NEWTONの『探査機はやぶさ 7年の全奇跡』、2,415円を買ってしまった。
この副題がいい。

「世界初の快挙を成し遂げた研究者たちのドラマ」

そう!彼らの気持ちやドラマを知りたかった!イトカワのポスターなんて要らん。ドキュメントが知りたい。おー!!!細かい知らされてなかったことがいっぱい盛りだくさんや。探査ローバー【ミネルバ】なんてあったんや。それは失敗してんね。ふーん、でも失敗も大いなる遺産。そこからたくさんのことを学べる。

日本の将来は宇宙産業にありや!
日本の子供たちよ、アストロノーツを目指せ!科学者になれ!

2010年7月27日(火)
上橋菜穂子 『蒼路の旅人』

守り人シリーズの文庫版の新刊が出た!
『蒼路の旅人』

またバルサとチャグムの世界にはまる。まだまだ少年の危うさと純粋さに、はらはらどきどきする。それでもなお、少年の真っ直ぐさが気持ちいい。


上橋菜穂子さんの小説は、何気ない説明的な文章のところでも、すっと入ってくる。不思議やわぁ。

2010年7月25日(日)
プラネタリウム『HAYABUSA 〜BACK TO THE EARTH〜』

ラストはほろっと涙が流れた。制作は去年やから、作品では『はやぶさ』が地球に帰還するまでを描いている。観終わって、「続きを見たい!」と思った。

観ることのできない、はやぶさの宇宙旅行をわかりやすく、そして全天周のプラネタリムに合った演出がなされてて、見応え十分!大満足!映像を見て、「気持ちいい!」と感じたのは初めて。
今、ブームで、世の中「3Dだ!」と騒いでるけど、いやいや、ぼくらが向こう方向は「全天周だ!」やないか。プラネタリウムの演出がこんなに進化してるとは知らんかった。近所に施設があれば新作チェックしたいなぁ。
今日行ったのは、本厚木のプラネタリウム。『HAYABUSA〜』は去年の作品で、無事帰還してから、またあちこちで再上映をしている。それが都心近郊では、本厚木。片道1時間半以上!遠すぎ!

『HAYABUSA BACK TO THE EARTH』。もうDVDも出てるけどプラネタリウムで観るほうが百倍感動する。続きか、完全ドキュメンタリー映画版をぜひ作ってほしい。あれば観たい。

日本のこれからは宇宙産業に特化していったら、面白いと思う。こんな偉業は、がんがん伸ばすべきや。世界に誇れる産業になる。科学技術者が増えるような映画を作ってほしい。(はやぶさ2の記事、PDF)

2010年7月19日(月)
新書の読み方、映画『トイ・ストーリー3』と『エアベンダー』

新書は、たまに読むのがいい。高校生の頃に、生きるヒントだ、考えるヒントだ、教科書の補足だとよく読んだ。が、押し付けがましかったり、検証なき自論のままで終わるものが多かったりして、大して参考にはならなかった。理屈をこね回し、独りよがりなものでも本になるねんな。それが新書という土壌なんやろう。でも文章の合間に、思惟のヒントが転がってたりする。

新たな発見があるから、あなどれない。
それは知の探究のきっかけとなる。だから、新書はたまに読むのがいい。


今日はcinecittaが、1,000円の日や。
普段なら観ようと思わないものを行っていこう。

映画『トイストーリー3』。これは期待大やった。女性は、スッピンで行ったほうがええ、と聞いてて前評判が高い。大人が見て、めちゃ泣けるらしい。が、普通やった。
ストーリーの展開は読めて、定番の泣き所が思ったより少なく、泣けるところがラスト近くだけやった。強いて観るほどでもなかった。しかし、何度観ても、おもちゃの質感が素晴らしい。すごいクオリティや。

続いて観たのが、映画『エア・ベンダー』。マイケル・ナイト・シャラマン監督や。なんで、こんなテーマにこの監督が?と思ったけど、この監督ならまぁ大きく外さないやろう、と思って行った。というのは、テーマ・脚本がありがちで、ぜんぜん興味を引かんかったから。でも、マイケル・N・シャラマンやし、大丈夫やろう・・・。
退屈でつまらんかった。
もう途中で出ようかと思った。この時間を返せ。金と時間を返せと言いたくなる。
これも勉強。こんな作品でもハリウッド大作(もどき)として日本で公開される。多くの人が関わり、多くの人の納得と思惑で大金が動いて、今、こうやって上映されてる現実がある。こんなにつまらんのに。

2010年7月18日(日)
映画『インセプション』

映画『インセプション』に行ってきた。すごい面白かった。大満足。

夢と現実、潜在意識と深層心理をないまぜにして、絶妙な仕掛けで魅せる。理屈はわかりやすく破綻してない。この手の作品だと、理屈が破綻してたり、矛盾に陥ってつまんなくなるケースが多い。しかし、この映画は仕掛けと制約の配置が絶妙やった。観客を「あれ?」と思わせる(現実に帰させる)ことなく、ぐいぐいストーリーのなかに引っ張り込んでいく。そして主人公やいろんなキャラクターの気持ちにさせてくれる。
スピーディな展開、見たことのない映像、キャラがしっかり立った俳優人の素晴らしい演技、飽きさせない編集と音楽、などすべてがよかった。

人の心のなか、夢を、素直に映像化できたことに、この映画の価値がある。夢やから物理的におかしい映像があるはずやけど、それをいともあっさり映像化できてるところがすごい!物理の法則を無視してるからこそ、見てて、「あ、これは夢の世界だ」とわかる。見てわかることほど以上の説得力はない。

無理難題をシンプルに見せる映像と、緊張感を高める素晴らしい音楽と、いろんな仕掛けやちょっとしたアイディア。それがうまく重なって、ぐいぐい物語に引き込まれていく。

話しの骨格は、企業の思惑と一人の男の心の葛藤(個人的で普遍的な)を柱とし、素晴らしい俳優陣の演技が魅せていく。終始これは現実か夢か考えさせられる。それがたまらん。それを支えてるのがリアルなロケーション映像と境目の分からないCGI。
ある意味、人間の脳が創り出す世界vs.映画化という勝負があって、映画化が勝って、映画化されたようなもんや。これは脚本だけでは成しえない映画や。

IMAX上映もあるんや。もういっぺん観にいこっかなー。もう一度、圧倒的議な美しい映像を見たい。
レオナルド・ディカプリオが出てた『シャッター・アイランド』も、設定は似ていて夢想と現実の区別がつかなく、しかも最愛の人を失った夫というのがモロかぶりだった。が、そんなことは全然気にならず、この作品の強さの前には、そんなのは関係なかった。

2010年7月17日(土)
アクア東中野_銭湯

引越しの手伝いをして、飲み会に行く前に汗を流しておこうと銭湯に行った。

いや〜、銭湯という文化はええね。古い町の駅近くには、大抵銭湯がある。東中野駅周辺には3・4軒もあった。そのなかで駅から一番近い(徒歩3分)、アクア東中野に行った。入浴料は450円。

マンションの1階が銭湯とコインランドリーになってて、中は普通の造り。泡風呂や小さいサウナ室など、ちまちまと改修を重ねてった標準的な銭湯。風呂場のど真ん中にテレビが置いてあった。

しかし、そんなものよりも
特筆なのが、5mのプール!!!

浴場の外にある。泳げる。
5mプールの奥に、小さい露天風呂(4畳ぐらい)があり、そこで温まったら、また5mプールへザブンと入って、ざばざばと2・3往復する。めちゃ気持ちええ!ぼくはでかいんで、3かきぐらいで端についちゃうけど、のびのびと泳げるのはやっぱり気持ちいい!


これは子供にはうれしいやろうと、思ってたら、ちょうどこれ目当てに親子が入ってきた。子供らにせがまれて、仕方なしにお父さんが連れてきたんやろな、というのが子供の目のキラキラ度をみてわかった。

2・3歳ぐらいの女の子と3・4歳ぐらいの男の子。
ばしゃばしゃをしたいんやろな、と思って露天風呂に移動してあげた。最初は、きゃいきゃいかわいい感じで水遊びしてたのが、すぐに、きゃーーー!ばっしゃーーん!ジャパッーンとなった。ここなら思いっきり水遊びができる。

2010年7月13日(火)
アマゾンで本を2冊発注。今日届いた。

たまたまなのか、つながってるのか。
いや、やっぱり無意識の下ではつながってるな。

アマゾンで本を2冊発注した。

一つは、森岡正博
『生命観を問い直す』
新書で、新聞でこの人を知って、著作に興味を覚え、検索して、この本に至った。この本は高校生のテキストにもなってるらしい。エコロジーから脳死問題までを生命観で括ってる。「なるほど、そうやん、一つやん!」と気づかされて、内容を読みたくなった。

新書というのはなく、案外入れ替わりが激しくて在庫がない。五反田の大きい書店をまわったがどこも置いてなく、それでアマゾンに発注した。

そのついでに、なんとなく、これまた最近なんかの記事で目に入った開高健さん。この人の本をまだ読んだことがない。
『輝ける闇』はすごいらしい。
ふーん、ベトナムの自叙伝みたいな内容ね。いっぺん読んでみよ。さっきの新書をアマゾン発注ついでに、開高健さんも発注や。

日曜に発注したら、月曜の10時で不在票が入ってた。
めちゃめちゃ早いがな!

今、読んでるのが『至高のメス』(第6巻)で、人の生き死にがテーマや。別に意図してる訳やないけど、そんなんが続く。
ぎりぎりのテーマに対して、見方・立場を変えてそれぞれの道を選択していくのは、真剣でかつ究極の選択やな。それがすごく勉強になるし、おもしろい。

2010年7月11日(日)
選挙と芋焼酎薩摩隼人

「1票じゃどうにもならへん」と考えが至るぐらいなら、まだマシやで。それはちょっとでも頭にあるっちゅうことやもん。ぼくは選挙にまったく興味がない。完全に他人ごと。

ところが、この年齢になってくると興味がわいてきた。

1票で何かが変わるという非現実的な希望は持たへんけど、「一人一人が
自分の意思を示すのは大事や」と、思うようになってきた。それが積み重なって、日本の方向性が決まるんやもん。

雨が降る前に行こうと思ってたけど、たまの休みをぐうたらに過ごす。だらだらうだうだしてたら、あっという間に夕方になった。雨が降ったり止んだりし始めて、タイミング悪く本降りに近いなか投票所へ行った。
うちから歩いて3・4分の小学校。近い。


傘の袋を渡してくれる人が一人、受け付けに5・6人。受付は第二、第三とあり、そこに2・3人。それらを見張ってる選管のお偉い(そうな)おっさんらが5人。投票には、えらい人員が投入されるねんなぁ。なんぼかかってんねん?

帰りは駅まで足を延ばして(というほど遠ないけど)、橋和屋酒店へ向かった。
ビールは減らしたいが酒は減らしたくない。よし、夏やし、焼酎にしよう。

橋和屋の店先には、いつもの最近入荷の手書き看板がある。

「一年一回限定入荷。芋焼酎 薩摩隼人

おー!これにしよう。

一応、ぼくの名前の由来でもある。もう死んでもうたが、親父が、深く考えたのか考えてないのか、「薩摩隼人にちなんで・・・」と言うてた。うちの家系は、なんも九州は関係ないのに、なんでやねんな?1升(2,625円)が何日持つか。
上品で、飲み口が柔らかい。美味しい!すぐになくなってしまいそうや。

2010年7月10日(土)
映画『必死剣 鳥刺し』とお芝居

今日から公開の映画『必死剣 鳥刺し』。チネチッタが1,000円の日で、朝一番の回に行ってきた。川崎には似つかわしくなく、えらい高年齢層の人たちで満席。劇場内には老人臭が充満し、咳払いがあると痰が混じる音もしたりして、時代劇だとこういう層が劇場に足を運ぶのか、とわかった。

ぼくは、映画に痛快や感涙を求めてて、そういうのを期待している。日本の時代劇は所作と切腹・斬首刑・日本刀・殺陣などがあり、この日本独特の文化と歴史は残していかなあかんと思う。これが唯一絶対、世界の映画と対抗できる個性や。

ラスト10分の殺陣のシーンに期待していったが、うーん、まーねー。まぁまぁやった。フツーの時代劇。吉川晃司の顔がかっこよかった。確かにラストの殺陣はよかったが、キャラと背景に感情移入できず残念。藩の存亡劇か、一武士の葛藤か、アクションか、何かにビシーっと柱を通してほしかった。

移動して、阿佐ヶ谷。

U-STAGEの哲さんが出ている、小さい小屋でのお芝居に
行ってきた。生身の人間たちが、ライブで創り出していく空間というのはすごく面白い。
その哲さんが、TV-CFに出演中!

2010年7月9日(金)
滅多にない出張

たまたまというか、静岡出張。打ち合わせに行ってきた。
あいにくの雨で、新幹線の時間がぴたっ、ぴたっとはまり、ほんと相手のオフィスに行って、打ち合わせして真っ直ぐ帰ってきた。それは都内での打ち合わせと同じで、ちょっと遠かっただけ。

2010年7月7日(水)
『孤高のメス』第3巻

今日は七夕。
七夕の習慣は江戸時代からで、織姫さまと彦星さまは夫婦やってんね。知らんかった。


大鐘稔彦の『孤高のメス』(単行本)の第3巻まできてる。まるでテレビドラマを見てるかのような小説や。わかりやすく、そんなに深くなく、専門用語など医療に関する枠組みは本格的。読みやすくて、さくさく進む。漫画みたいな感覚。

2010年7月6日(火)
個人の嗜好や

今日のは一段と強烈やった。たまらん。鼻がもげるかと思った。
真正面やから逃げようがない。
香水かなんか知らんけど、つけすぎやねん。ぼくだけが苦手なんかもしれんが、きつい。あかんわ。眉間に皺が寄る。あれは家族とか誰も言うたらへんのかなぁ。

2010年7月5日(月)
たっぷん、たっぷんの腹

たっぷん、たっぷんの腹とナマった身体。
これがどこまでマシになるか?

この湿度がむちゃくちゃあるなって、ビールが極上に旨くて、なんぼでもいける、この毎日。なんとか金・土・日とビール・酒を断つことが出来た。よくぞ、我慢した!気を緩めると、いともあっさり飲んでしまいそうや。瞬間で飲める。あかん、もうちょっとだけ我慢。「おっ気軽に」飲むのだけやめよう。それだけでもちゃう。

あー飲みたい、プシュ、ごくごく、もう1本、もう1本、もう1本」
これをやめよう。

ほんで、できれば、次にジョギングや。
これが億劫で、億劫で、何かと理由をつけて走ってへん。それがもう8ヶ月以上や。あかん。
真夏の炎天下、1時間以上は動ける体にせな。せめて夜の涼しくなったときぐらいはジョギングして、ちょっとづつ身体をならさなやばいで。ぜんぜん運動してへんし、仕事はデスクワークやし、ほんま衰えていく一方や。

8月中旬までにか?!
しかも御歳40才の中年がか?!

いやいや大丈夫、大丈夫。やっていこ!

2010年7月4日(日)
次はCRUZEIRO DU SULのページだ!

WONDERBUSのページを大幅リニューアルできた。えらい時間がかかった。次は、サンバのページや。WONDERBUSと時を同じくして、2006年から参加し、4年間継続してきた。
4年間ぶんの活動はめちゃあるで〜。今朝から手をつけ始めたけど、およそ20ページぶんに及びそうなことがわかった。写真なんて、また数百枚あるで。

奇しくも、今夜のクルゼイロの練習に、ちょっと顔を出してこよかなと思ってる。久しぶりの、あのメンバーのみんなはどんな感じかなぁ?

 ☆ ☆ ☆

行ってきた。レギュラーメンバーに新人さんが加わり、みんな肩肘張らずに、それぞれが楽しんでた。めっちゃええ感じやん!ぼくも、今年、お手伝いさんで混ぜて〜!

2010年6月30日(水)
五反田『魚金』、美味しいです!

会社の先輩の送別会を開いた。

五反田『魚金』。

オープンしたばかりのときより、断然、味がよくなってた!新橋の感動が帰ってきた。
お刺身は「日本人でよかったー。幸せ〜!」という美味しさ。
ポテトサラダスペシャルも、絶妙な食感と味。他、一品一品もどれも美味しかった!

しかしたった1人の店員さんの応対がイマイチ。感情がモロに態度・表情に出ている。
おいおい接客業でそれはあかんで。表に出してへんつもりかも知らんけど、一瞬でそういうのはお客さんに伝わるで。

ま、あの店員はあかんけど、それ以上に美味しい魚と良心的な値段のほうが勝る。『魚金』は行く価値あり!

しかし、辞める人の顔ってのは、すっきりしとるよなぁ。ぼくもな、今回、
そっち側におったかもしれん。
ずっと続いた圧迫面接と陰湿な嫌がらせ。ぼくは、怒られやすいが、こういうのも受けやすい。言いやすいのか、ナメられとんのか。もちろん、流したり、すかしたり、方向を変えたりできる。が、しょうもない人間に対して真正面から受ける。権力を利用して虚勢を張る人間に対して、「お前何がしたいねん?そんなんでええの?」と直球で返す。
だから、向こうはカチンとなる。媚び諂って生きてきた人には、ぼくという存在は、その人を否定するようなもの。だから腹が立ち、屈服させようと意地になる。
こんなんしてても何にも生まへんことはわかってる。でも、ぼくは、相手の器の小ささを誇張させて楽しんでるかもしれん。あ〜、やらしい性格やわ。ぼく自身も小っちゃい人間やわ。
人生をよく考えろよ。時間を無駄にすんなよ、と自分に言い聞かせる。大学生のとき、大人から「毎晩寝る前に、ほんの5分だけでも
自己省察するといい。やりなさい」と言われたことがある。そんなことを思い出した。

2010年6月28日(月)
WONDERBUS JAPANのページ、完全リニューアル!

WONDERBUSのページを大幅リニューアルして、完全移植が完了!やったー!膨大な写真を、一枚づつリサイズしなおしたりして、時間を見つけてはぽちぽちと作ってきた。やっと完成!!!

しかし
ざーっと斜め読みで見ると、とりとめない内容で何しに行ったんだか、ぜんぜんわからん。あの気持ちや人生の転機をぜんぜん伝えられてへん。そして、何よりも、「遊んでばっかり」に見えてしまう。

これが一番、あかん。

何度も何度も言ってるが、演舞中の写真はない。演舞の前後の写真もない。または少ない。だって踊ってるんやもん!

写真好きのぼくは、それ以外では本領を発揮して、バシバシ撮ってる。ホームページにはそれが使われる。すると、食べて、飲んで、遊んでばっかりのようになる。あ〜、だからあかんのや。

WONDERBUS JAPAN 2006

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