海外公演    
Overseas tour

2011年 5月4日 シグマリンゲン城
早朝、ほそちぃはここでツアー終了です。一番の本番の舞台に立てなくて残念がってました。

さくらちゃんがお別れが悲しくて、号泣しました。

というのは嘘で、この直前にコケたから、泣いてるんです。
駅までキースたちが車を出してくれました。

ほそちぃ、アウフ ヴィーダーゼーエン!
今日は午前中、アニータの地元、シグマリンゲンに行きます。バーリンゲン駅から電車に乗っていきます。

『世界の車窓から』。
広告や電柱がない町の景観は、国として素晴らしいです。日本もこれだけは見習うべきやと思います。道路を走っていても、過剰な案内がありません。すっきりしててわかりやすい。シンプル イズ ベスト、質実剛健の国です。

麻由ちゃんが、「ドイツのサインは面白いですよ」と教えてくれました。確かに、よく見るとどことなく愛らしいです。

ここは何ゾーンなんやろう?
将軍さまを探せ。
ツアーガイドさんが、わかりやすい英語で解説してくれました。この紋章は、この地域一体を治め、またヨーロッパの主要国と縁戚関係にあることを示しているそうです。

「昔の王さまは賢くて、経済の発展に尽くし、いかに戦火に巻き込まれず民を守くことを一番に考えて、領地を広げてきた」と。
ふーん、ほ~と、ちょいちょいぼくでも知る歴史上の人物の名前や地名が出てきました。

要は、政略結婚で土地を守ってきたんやね。

このお城には、今も城主さまが住んでらっしゃるそうで、このあと見学してまわった数々の部屋(写真撮影禁止)は、今でも使うことがあるそうです。
ダンスホールでは、7月に舞踏パーティのイベントがあるそうで、現存するお城でできるなんてすごいです。
お土産屋さんに、妙にクオリティの高いフィギィアがありました。

将軍さまが武器のご購入を検討されてました。

「これは最新式だな」
「はい、その通りです。さすがお目が高い。将軍さま」

「それ、おもちゃですよ・・・」とは言えませんでした。
ランチ・ビアーでかんぱーい!

このときは当たり前の光景でしたが、帰国してよくよく考えると、ランチ・ビアーっていうにはでかすぎる
大ジョッキ

ほんと普通に、水のように飲んでました。周りの人もそうです。むしろ水を頼むほうが例外でした。

高野さんは、このドナウ川湖畔のレストランの白身魚のフリッターを気に入りました。食感はふわっさくさくで、薄衣の香りがほわっとし、そして噛み締めたときに白身魚の甘さと相まって、美味しかったです!
何気ない風景のなかに、城が見える。
ここの人たちは当たり前の風景でしょうが、お城のある街ってええねぇ。
自動販売機で売ってるタバコは、5ユーロ。1箱、600~650円ぐらいやね。高い。だから吸ってる人の割合は少ないです。

さ、バーリンゲンへ戻って、リハーサルをしよう。すっかり当初のリハーサルの時間をすっ飛ばしていました。やらせてもらえるんかな?

帰りの電車のなかは、みんな爆睡してました。

毎晩遅くまでパーティ、パーティで睡眠不足です。それに昨日の晩は特に、ジャパニーズデーの大成功で盛り上がり、遅くまで飲んで踊ってたし。
2011年 5月4日 第25回 国際民族舞踊祭
舞台で立ち位置や照明を確認し、リハーサルを終えました。着替えて、いざ本番!
ルーマニアに続いて、ぼくたちの出番です。
巫女さんたちが入っていきました。

この緊張感がたまらんです。大好きです。気持ちが高揚し、加速度的にあがっていき、テンションが振り切れそうになります。どんどん高まり、そして、自分のやるべきことを考えてます。

集中。

よし。行くぞ。存分に楽しむぞ。
晴らしい演舞でした。照明が綺麗で、会場は一瞬にして厳かな雰囲気に包まれました。気持ちが清められる気がします。

ほな、行くで!

「ヨォオオオーーーーーーー!」

舞台へ飛び込んで行きました。
ちさとちゃんの「ドォチュウウーーー!!!」の掛け声に応えて、再び獅子をかぶって観客席へなだれ込んでいきました。

最高の演舞。
やり残したことがありません。持てる力の全部です。

しかし静かな反応。

真剣にやっただけに、なんとなく腑に落ちない。そう感じてたのはぼくだけでなく、みんなもです。

「なんで?」、「でも、すんごい演技はよかったよ」、「一人一人が気合い入ってたし、全力やった」、「でもなんで?」。
理由はわかりませんが、客席は、静かな反応でした。
ハーフタイムの休憩では、ロビーであちこちで記念撮影が行われてました。ぼくらも早速、声を掛けていきました。

「一緒に撮ってください」

と、声を掛けられることも多かったです。わーい、嬉しいね。
このドイツ人ファミリーの笑顔が、めっちゃ素敵!
こどもたちの笑顔。
何度みても、ずっと見ても、心からほっとする。かわいい~!

「わたしたち、ニッポンが大好きなんです」

だってさ。

こんな垂れ目の笑顔で言われると、かわいい~と抱きしめたくなりました!
お母さん似なのかな。このお母さんもかわいいです。
休憩時間が終了しました。撮りきれてないのになぁ~。

ぼくらの出番は終わったので、客席から観ました。もう何日も一緒にいるので、だいたいの国と雰囲気がわかってきました。幾人かは名前や特徴がわかり、その人が出てたら「○○さんや」と名前で呼びました。親近感を感じました。

全部を観ようと思ってましたが、最後に全員で出る
フィナーレがあります。スペインの演舞の途中で、楽屋へ戻りました。

(ネイティブ・インディアンの動画、25秒)
(彼らと日本だけがかなり異色)
フィナーレ前。
ドイツ民謡とステップを練習しました。

右へ4ステップ、左へ3ステップ。輪が少しずつ回っていきます。手をクロスさせながら、全体が回る。そうなる予定です。
♪Wahre Freundschaft soll nicht wanken

ドイツ民謡を全員で合唱しました。手をクロスして両隣りの人と握手し、幾重にも輪になりました。
人種や考え方が違っても世界は一つ、というのを表しています。

1. Wahre Freundschaft soll nicht wanken,
wenn sie gleich entfernet ist;
lebet fort noch in Gedanken
und der Treue nicht vergißt.


2. Keine Ader soll mir schlagen,
da ich nicht an dich gedacht;
ich will für dich Sorge tragen
bis zur späten Mitternacht.


3. Wenn der Mühlstein traget Reben
und daraus fließt kühler Wein;
wenn der Tod mir nimmt das Leben:
hör ich auf dir treu zu sein...
3番まで歌って、その後は会場と一緒にハミングになりました。

歌いきって最後に、クロスした両手を万歳しながら外へ向き直りました。中を向いていたのが、開く。
自然と湧き起こってくる拍手に、隣り合う人と肩を組んだり、ハグをしたりしました。

5日間に及ぶ国際民族舞踊祭は、静かに、静かに、閉幕していきました。
でも、やっぱりクラブハウスへ戻ると、ダンスとビール!
最後ということで、各チームが
隠し持っていた秘蔵のお酒を出してきました。

「持ってるなら最初から出せー!」とか言いながら、大盛り上がり。クロアチアが40度のお酒を出すと、フランスが
「こっちは50度だぜ」と応酬。どちらも美味しかったです。

はいはい、火をつけて、少しお酒を飛ばしてから飲むのね。

ゴクッ。

これ、美味しいわ!!!おかわりーー!
わははは。またまた終わらない夜です。

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