世界遺産 熊野古道    
World Heritage Kumanokodou

2018年 9月25日 三浦口・五百瀬〜西中・十津川温泉
5:30 起床 気温は17℃

ほんと突然の宿泊やったのに、「ぜんぜん大したものできませんよ」とおっしゃってたのに、なんて豪華な朝食!フルコースやん!

何よりも地元の食材がむちゃくちゃ美味しい!素材が活きてる!お米も、しいたけたっぷりの味噌汁も美味しい。ありがたや〜。ごちそうさまでしたー!

 ☆ ☆ ☆


『isao』ブランド
は、息子さんのお名前。
起きたときは小雨やったけど、午前中は降るとの予報。午後の遅くからは晴れてくるというから、そんなに降らへんかな、と思いきや結構激しめに降ってる。

朝食をいただいて、女将さんとゆっくりおしゃべりして、雨装備の準備完了。

朝起きたときはそうでもなかったけど、どんどん雨量が多くなってきている。出発!

手ぬぐい 500円
干ししいたけ 1,000円

8:40 三浦口 出発
川を渡ったところに集落がある。

なんでわざわざ川を越えたところに住んでるんやろう?住もうと思ったんやろう?

樵?
畑が作りやすかった?

手を入れられた階段を上る。道を踏みしめる。そんなことを考えながら歩いていく。

ここの崩れた個所は、岡田組が修復済み。
これが『防風林』か!これはすごい!なんていう生命力!パワーに満ち溢れている。

これは観光資源になる。

地元の皆さんは、一般名称で「防風林」と呼んでるけど、もったいない!ちゃんとした呼称で呼べばええのに。

これは見る価値がある。

吉村家跡防風林
9:50 三十丁の水

美味しいわぁ。ペットボトルに水を入れる。

三十丁の水を越えたところに倒木か。とはいえ、これぐらいなら通行止めにするほどやないで。

さらにちょっと行くと、うわっと、5mほど滑落してる!
山肌に逃げられるルートがあり、まぁ、危ないと言えば危ないが、これぐらいならそうでもない。

さっき、がいた!!!

高野槙のおっちゃんが「熊に会わんようにねー」と言うてはったが、熊なんかおるかい、と思ってたが、おるやん!

山の斜面、藪のなかにいたようで、ゴワッフォと息を吐きながら山の上へ逃げてった。

あせったー。緊張した。しばらくびびりながら歩いた。
10:42 三浦峠に到着

登り始めてちょうど2時間。三浦峠に到着!
雨が降ってなかったら、もうちょっと歩きやすかったやろな。

さっき、ここに着く前に、森林管理の二人組と出会った。傘さしながらで、「ここ(三浦峠)に車を止めて下りながら登山道をチェックしている」とのこと。
五百瀬の集落が見える。
昨日は下からここが見えてたから、逆の光景や。
11:02 三浦峠出発

おっと、ぜんぜん状況が違う。小枝、小石が道に散乱してて歩きづらい。さっきが表だとしたら、こっちは裏。ぜんぜん整備がされてへん感じや。

ほんま、つくづく「こんなところに出店、茶店、旅籠があったんかぁ」と感心する。自分で歩いてきたからこそ実感する。

石垣がずっと続く。

すごいなぁ。

どうやって石を運んできたんやろ?
今西集落が見えるポイントは、ガスってて何も見えんかった。

岡田さんに頂戴した
金平糖
久しぶりに食べた!
懐かしい。飴ちゃんパワーが注入された!
ぬぉ!これはなかなか厳しい。倒木が連なって、またいでいくのは無理やな。山肌へ迂回するルート、急斜面を這って登る感じで越えるか。

3分かかった。

これは、お気楽ハイカーには厳しいかも。
ぬわ!!!

今度は倒木&崩落してる!!!
山肌への迂回も、15mぐらい登らな越えられん。

写真じゃ伝わらんやろうなぁ。誰か一人、同じように越えてった奴がおるわ。その形跡がある。

5分かかった。
13:15

車道に出た。でもまだ西中やない。
13:38 西中のバス停着

バスに乗りたい。何分後に来るんやろ?本数の少なさに驚き、まずは時刻表を撮る。

あと20分ほどで、その数少ないバスが来るのに気づかんかった!時刻表をちゃんと見ていない!

でも気づいたとしても、やっぱ乗らんかったやろな。
高野山から那智本宮まで歩くのが目的や。歩く!
ここの公衆トイレに靴を洗う水道があった。靴とスパッツにこべりついたドロを落とす。

バスが通過していった。
登山中はずっと雨やったんで、昼を食べてない。朝食がスペシャル豪華やったんで、あまりお腹減ってない。

このあとずっと車道やしなぁ、ここで何か注文したら、お母さんに作ってもらったおにぎりを食べてもええかなぁ。

いや、まだもうちょっと歩いてから昼食にしようかなぁ、と考えながら横目に通過した。
15:16

あかん!もうエネルギー切れ!足も疲れた。休もうっと。

いくら朝飯をたっぷり食べたといっても、もう15時すぎ。お腹はぺこぺこや。景色のいい、ゆっくり食べられるようなところがあったら、と進んできたが、もうあかん。
昴の郷や!プールもある。ここにしたらよかったかなぁ。長いトンネルを進んで、十津川温泉街を目指す。
16:00 松乃家 到着

さっき歩道の上から見えたとき、「え?あそこ」と思ったところや。えーっと、言葉が難しいが、かーなーり老朽化が激しい。昭和な、昭和すぎる、ぜんぜん入ってなさそうな寂れた旅館やん。

旅のサイトでの評価は悪くなかったのになぁ。大丈夫かなぁ。

 ☆ ☆ ☆

う、わ、ほんまに?
工事現場の日雇いのおっちゃんが泊まるような、まだぼくはええけど、一般の人はあかんやろう。

贅沢は言わない。泊まって、食事ができるだけでもありがたい。汗を流したくさっそく屋上の露店風呂に入らせてもらった。
洗濯機を借りる。
お〜、久しぶりに二層式や。

ファンタグレープ 130円。
18:30 夕食

飯とおすまし以外は冷めきってて残念。部屋もゆっくりできんし、もう一回露店風呂に入って今夜は早々に寝よう。

露天風呂がイルミネーションになってた。なんかテンションが上がった。これだけアタリ!(笑)


 ☆ ☆ ☆

8:40出発、16:00着。

三浦口〜西中 15.9q
西中〜松乃屋(十津川) 9.0q

25qを7時間20分

高野山高野山〜野迫川大股〜五百瀬|三浦口〜十津川|十津川〜川湯川湯〜小口小口〜那智新宮
きとやん日記
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